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2022.12.02 バイオテクノロジー科

『実験の成功体験・失敗体験の繰り返しが 自己効力感UPにつながる!』2022年 内定者インタビュー第8弾 バイオテクノロジー科 〔109〕 

今回も前回に引き続きバイオ科の内定者インタビューをお届けします。内定者が就活を振り返り、就活にとって大事なこと、後輩に勧めたいことを語ってくれました。

M社(大手食品会社)内定

バイオテクノロジー科 2年 蛭田 さん

筑波大学付属坂戸高等学校 出身

 

蛭田さんがバイオテクノロジーに興味をもったのは、高校時代の農業体験がきっかけです。授業でさまざまな夏野菜、冬野菜を栽培したとき、品種により栽培方法や、好む土壌、害虫が違うことに興味を持ちました。高校卒業後は生物を学びたいと農学部のある大学や、複数の専門学校のオープンキャンパスに積極的に参加した蛭田さん。最終的に、食品、動物、植物、微生物、動物細胞、分析化学とバイオテクノロジー分野を広く学べるTTCバイオ科への進学を決めました。

TTCバイオ科へ入学してからは、1年の4期の微生物実習で様々な培地を作製し大腸菌群を培養したことがきっかけで、将来は、食品の製造、品質管理にかかわる仕事をしたいと食品会社を中心に就職活動をしました。そしてみごと、食品会社大手M社から内定を頂きました。趣味も多い蛭田さん、『長野勤務になるのでスキーも楽しみたい』と笑顔で語ってくれました。

 

〈TTCバイオ科で好きな教科〉

食品化学     (大江先生)

微生物実習(松井先生

RJP(リアルジョブプロジェクト)活動 (模型作り班)

※RJP活動は学生が主体になって取り組むTTC独自のプログラムです。詳細はこちら

 

――――就職活動の流れ

会社説明会(4社) エントリー(3社)採用試験(1社) 

▼ 1年3月 就活スタート

▼ 1年3月 他社会社説明会

▼ 2年5月 工場見学

▼ 2年6月 簡単な筆記試験

▼ 2年6月 内々定

▼ 2年10月 内定

 

――――就活を通して大変だったことは何ですか?

日頃、気楽に生きているので『自分は何者なのか?』などと深く考えることはしていませんでした。就活では自分と向き合って自己分析することが必要になります。自分の長所や短所を整理し、それを文章にするのがとても大変でした。

 

――――自己分析は具体的にどのように行いましたか?

自分で考えると短所しか思い出せなかったので、友人やバイオ科の先生、親に自分はどんな人間なのかを質問し、長所を客観的にまとめました。

 

――――これをやっておいて良かったと思うことはありますか?

就活では、面接の練習を脳内でシミュレーションしたのが良かったです。

 

――――ズバリ勝因はなんだと思いますか?

無遅刻無欠席で真面目に取り組んだことですかね。今までの積み重ね(皆勤等)は自信にもつながりました。

 

――――これから就活が始まる後輩たちにアドバイスはありますか?

私は1年の3月から活動を始めましたが、周りはもっと早く活動を開始していました。早くから行動したほうが、ある程度心に余裕が生まれると思います。

 

――――TTCバイオ科での生活も卒業まで残りわずかです。思い出に残っているエピソードはありますか?

やはりTTCバイオ科で行った実験の成功体験が思い出深いです。最近ですと、動物細胞工学の実習でマウスの脾臓を摘出しリンパ球を初代培養したのですが、そのリンパ球を使ったELISAとMTTアッセイどちらの実験も成功しました。難易度の高い実験だったため、成功したときは本当に嬉しくて達成感を味わいました。

 

蛭田さんは、好奇心旺盛で手先の器用な学生です。RJP活動では、授業で使える教材を開発しています。これまで、葉緑体模型やゲルろ過模型を作ってくれました。早速、植物生理学の『光合成』の授業で彼が作製した葉緑体模型を使っています。

蛭田さんの最大の強みは、他人の意見に耳を傾け相手を尊重するので、周りに敵をつくらないことです。社会人になっても、温和で親しみやすい彼の周りには自然と仲間が集まってくるでしょう。これからも応援しています。

 

◆内定者インタビュー バックナンバー◆

2022年度 内定者インタビュー第1弾『運も味方に!文系から理系へ転身 大手食品会社に内定』

2022年度 内定者インタビュー第2弾『焦らず自分らしくを貫いて 高校からの夢である微生物を用いた物質生産を仕事に』

2022年度 内定者インタビュー第3弾『学業と就活の両立は大変!計画的なスケジュール管理で内定を引き寄せる』

2022年度 内定者インタビュー第4弾『専門人材育成訓練生として専門学校で学び就職する!』

2022年度 内定者インタビュー第5弾『高校の部活動で培ったプレゼンテーション能力を武器に就活! 再生医療分野で細胞培養技術者になりたい』

2022年度 内定者インタビュー第6弾『医学の最先端 大学の研究室で研究助手として働く!』

2022年度 内定者インタビュー第7弾『高校時代の厳しい部活動経験が就活に役立った! やり切る力と謙虚な心』

2022年度 内定者インタビュー第8弾『実験の成功体験・失敗体験の繰り返しが自己効力感UPにつながる!』

 

2022年度 内定者インタビュー第9弾『自分イノベーション!社会人からの『学び直し』で新たな人生を切り拓く』

2022年度 内定者インタビュー第10弾『就活は自分と向き合う大切な時間 自分を知ると自分に合う企業が見えてくる』

 

東京テクニカルカレッジ バイオテクノロジー科 講師紹介

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文責:宮ノ下いずる

 

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