自分イノベーション!社会人からの『学び直し』で新たな人生を切り拓く 2022年度 内定者インタビュー第9弾(バイオテクノロジー科)〔112〕
明けましておめでとうございます。年明け最初のバイオ科ブログは内定者インタビューです。
専門人材育成訓練生としてTTCバイオテクノロジー科に入学し、中途採用枠で内定をもらった日吉さんの就職活動の様子をご紹介します。
株式会社 U-Factor 内定(創薬研究をおこなうバイオベンチャー企業)
バイオテクノロジー科 2年 H さん
専門人材育成訓練生
これからはライフステージに合わせて生き方や働き方を変えられる時代です。バイオ科の日吉さんも社会人からの『学び直し』で、新たな人生を切り拓こうとしている一人です。
数年前、子育ての卒業が見えてきた頃、これからの自分の人生を改めて考えるようになった日吉さん。「この先は、こどもの成長を見守りながら、以前から興味があったバイオテクノロジーを本気で学び直し、社会貢献したい」という思いが強くなり、専門人材育成訓練生としてTTCバイオテクノロジー科へ入学しました。
TTCに入学した日吉さんは、バイオ分野の知識や技術をスポンジのように吸収していきました。疑問に思ったことは自ら徹底的に調べる日吉さん。実験レポートの考察の鋭さは群を抜いています。彼女の貪欲に学ぶ姿勢に私たち講師も大きな刺激を受けています。
就職活動は、医療系分野にしぼり、みごと再生医療につながる創薬研究をおこなう企業から内定を頂きました。いよいよ今春から、バイオテクノロジー分野の技術者としての日吉さんの人生第2章が始まります!
〈TTCバイオ科で好きな教科〉
たくさんあるので選べません。
ー---就職活動をいつから始めましたか?
中途採用での活動となるため、本格的な活動は2年1月以降と予定していました。しかし今回、学校に宛に既卒者向けの求人をいただいたため、2年10月に応募し、そのまま書類選考、11月に一次面接、1週間後に内々定をいただくこととなりました。
ー--ー就活を通して大変だったことは何ですか?
中途採用ですので、どうしても活動時期が卒業間近になると予想していました。短期間で自分の希望する就職先を見つけ、そして内定をもらう必要があるため、よいご縁があるように祈るような気持ちで過ごしていました。
ー--ー自己分析はどのように行いましたか?
応募する会社で働く自分を想像しました。その業務で大切にされていることと、自分の強みを結び付け、どのように貢献できるかという点を深めました。
ー--ーこれをやっておいて良かったと思うことはありますか?
『資格』です。
RJP活動でシャンプーバー※作りにチャレンジしたのですが、この勉強も兼ねて「日本化粧品検定」の資格を取得しました。この資格取得に企業様から興味をもっていただきました。この経験から、就活は面接対策と同じくらい『資格』も重要だと思います。資格があれば、自分の知識や技術を証明することができるだけでなく、「努力できる人だ」「向上心がある人だ」と好印象をもたれ、信頼に繋がるのではないでしょうか。
※シャンプーバーは固形のシャンプーのこと
ー--ーズバリ勝因はなんだと思いますか?
『TTCでの実習の豊富さ』です。
書類選考の際、応募書類は履歴書だけでよかったのですが、どうしても目に留めて欲しくて、職務経歴書と合わせてTTCでの実習内容をまとめたものを作成し送付しました。作成して驚いたのですが、この1年半の実習項目を書き出すだけでも、かなりの量になるんです。面接の際、TTCの実習の豊富さ、そして一人一人が確実に技術を身につけられる教育を受けている点に、関心をもっていただきました。
私たちが食品、微生物、化学分析、植物、動物細胞、遺伝子工学と幅広く身につけた分析技術力は無敵です。即戦力としてだけでなく、変化の激しいこの時代を生き抜くための武器になるはずですから。
ー--これから就活が始まる後輩たちにアドバイスはありますか?
私は就活もご縁だと思いますので、よいご縁があるようにお祈りしています。幸運の神様には前髪しかありませんよ。チャンスを見逃さないように準備しておいて下さいね。
ー--TTCでの学びで周りの景色は変わりましたか?
バイオ科で学んだことで、身の回りの多くの現象の原理がわかり、これまで見ていた世界が変わったように思います。例えば新型コロナウイルスや、免疫、身近なものですと、料理やダイエットなどの科学的なしくみがわかると、とても面白いですし、また新たななぞや興味が湧いてきます。
遺伝子については、以前は知らないがゆえ「何となく怖い」という印象がありました。未知のものには不安を抱くもの。「よくわからない」という理由だけで恐れず、誰もが正しく物事を知れる社会になって欲しいと願います。
ー--最後になりますが、TTCでの生活も残り3か月になりました。思い出に残っているエピソードを教えてください。
見学会のとき、TTCのエントランスで「ここが人生の分かれ道?」と、自問自答しました。この道に進み、こんなに素敵な出会いがあるなんて….
クラスメイトや先生方と、毎日のように教室で会える日常がもう少しで終わります。その前に「いつもありがとうございます」と、この場をお借りしてお伝えしたいです。
それから、あの時「思いきり好きなことをしていいよ」と背中を押してくれた家族にも感謝の気持ちを伝えたいですね。
勉強はつらくてきついと思う人が多い中、好きなことを思い切り学べることに幸せを感じている日吉さんは、いつもキラキラ輝いています。
日吉さんの好きな言葉は「楽しまずして何の人生ぞや」です。たった一度の人生ですから、やってみたいことにチャレンジして楽しんだもの勝ちですね。これまでTTCでたくさんの知識や技術をインプットしてきた日吉さんですから、卒業後は自信を持って大きく羽ばたいてください。探求心旺盛なあなたなら細胞培養技術者として将来の再生医療業界で活躍する人材になること間違いなしです。心から応援しています。
◆2022年度 内定者インタビューバックナンバー◆
内定者インタビュー第1弾『運も味方に!文系から理系へ転身 大手食品会社に内定』
内定者インタビュー第2弾『焦らず自分らしくを貫いて 高校からの夢である微生物を用いた物質生産を仕事に』
内定者インタビュー第3弾『学業と就活の両立は大変!計画的なスケジュール管理で内定を引き寄せる』
内定者インタビュー第4弾『専門人材育成訓練生として専門学校で学び就職する!』
内定者インタビュー第5弾『高校の部活動で培ったプレゼンテーション能力を武器に就活!再生医療分野で細胞培養技術者になりたい』
内定者インタビュー第6弾『医学の最先端 大学の研究室で研究助手として働く!』
内定者インタビュー第7弾『高校時代の厳しい部活動経験が就活に役立った!やり切る力と謙虚な心』
内定者インタビュー第8弾『実験の成功体験・失敗体験の繰り返しが自己効力感UPにつながる!』
内定者インタビュー第9弾『自分イノベーション!社会人からの『学び直し』で新たな人生を切り拓く』
内定者インタビュー第10弾『就活は自分と向き合う大切な時間 自分を知ると自分に合う企業が見えてくる』
東京テクニカルカレッジ バイオテクノロジー科 講師紹介
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文責: 宮ノ下いずる