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2015.02.09 バイオテクノロジー科

第16回TTCバイオカフェを2月6日(金)に開催いたしました。

第16回TTCバイオカフェは、「世界の遺伝子組換え作物開発最前線」と題して農学博士の山根精一郎先生(日本モンサント株式会社表取締役社長)を演者にお招きいたしました。はじめに先生から遺伝子組換え作物のお話をいただき、その後、フロアとの質疑応答、話し合いを行いました。山根先生のご紹介は、ここをクリック。
主催:専門学校 東京テクニカルカレッジ(TTC)
共催:NPO法人くらしとバイオプラザ21

日も暮れた夕方6時ごろ、酒井 絵美さん、髙梨 菖子さん、黒木 彩香さんによる音楽演奏が、心を和ませてくれました。
バイオカフェのファシリテーターは、NPO法人くらしとバイオプラザ21佐々義子常務理事(生物科学博士)です。

山根精一郎先生の熱意あふれるお話

2050年には、世界人口が90億人になると予測されることから食糧生産を2倍にする必要があり、少ない資源で最大の収穫量を目指す持続可能な農業に貢献する技術が求められています。
このような現状から世界中でバイオテクノロジー、とくに遺伝子組換え技術を用いた作物が開発されています。様々なテクノロジーを活用した「持続可能な農業」の実現が、これから必須となります。

山根先生は、遺伝子組換え技術による開発された作物について具体的な事例をあげて、丁寧に解説してくださいました。
モンサント社で開発された除草剤耐性大豆、害虫耐性トウモロコシ、さらに開発中の栄養価の高い作物などをスライドをもちいて解説いただきました。
さらに世界中で現在開発されている遺伝子組換え作物として「ブラジルのBGMVウイルス病抵抗性インゲンマメ(ブラジル農牧研究公社)」、「テキサスA&M大学により開発中のカンキツグリーニング病抵抗性オレンジ」、「日本の花粉症緩和米」等々。

先生のお話は大変幅広い内容で、遺伝子組換え技術などバイオテクノロジーによる農業の現状と将来がよくわかりました。
このような技術による持続可能な農業は農業生産者に安定した生産をもたらし、われわれ消費者にとっては高品質なたべものがいつでも手に入る状況が期待できそうです。

スライドを用いて丁寧にお話しくださる山根先生。参加の皆さまは熱心に聞いておられました。

山根先生のお話のあとには、除草剤耐性をもった遺伝子組換え大豆を検出する試験紙を用いた簡単な実験を行いました。
これは公的なスクリーニング検査でも用いている方法です(注)。

今回は、30名を超える参加者があり、質疑応答、話し合いも活発に行われ会は盛り上がりました。

山根先生ご講演の詳しい内容とその後のフロアとの話し合いについては、
NPO法人くらしとバイオプラザ21のバイオカフェレポートをご覧ください。

遺伝子組換え技術についてのわかりやすい情報を得るための下記サイトをご紹介いただきました。
日本モンサント社のウェブサイト
バイテク情報普及会(CBIJ) GMO Answers Q&A 紹介サイト


佐々義子常務理事による山根先生のご紹介
佐々先生はパウンドケーキを焼いてきてくださいました。
TTCバイオカフェお馴染みでいつも好評です。

酒井 絵美さん、髙梨 菖子さん、黒木 彩香さんによる音楽演奏
昨年5月のTTCバイオカフェでも演奏いただきました。

注:除草剤耐性をもった遺伝子組換え大豆の試験紙による検出は、昨年夏に東京テクニカルカレッジで開催した教員・市民向け講座でも行った方法です。詳細は、ここをクリック。
日本モンサント株式会社には、遺伝子組換え大豆を提供いただくなど東京テクニカルカレッジ・バイオテクノロジー科の実験教育にご協力いただいております。ここをクリック
NPO法人くらしとバイオプラザ21は、小山学園後援会加盟法人です。

これまでのTTCバイオカフェは下記をご覧ください
第1回2009年11月27日
「チョコレートの秘密〜ポリフェノールの科学」(梶睦先生 明治製菓)案内レポート
第2回2010年9月17日
「グリーンイノベーション」(田部井豊先生 独立行政法人 農業生物資源研究所)案内レポート
第3回2010年11月26日
「健康予測からご先祖のことまでわかる遺伝子診断」(田村智英子先生 木場公園クリニック)案内、 レポート
第4回2011年9月16日
「ゲノムの話〜どうしてガンはできるのか」(大藤道衛 東京テクニカルカレッジ・バイオ科)案内、 レポート
第5回2011年10月25日
「植物のストレス応答~私が植物から学んだこと」(佐々義子先生 NPO法人くらしとバイオプラザ21)案内レポート
第6回2012年2月3日
「意外としたたかな植物 ~植物のストレス応答のしくみ解明と応用への試み~」(光原一朗先生 独立行政法人 農業生物資源研究所 植物・微生物間相互作用研究ユニット )案内レポート
第7回2012年5月18日
「植物と微生物における共生の進化 ~根粒を環境に優しい農業に役立てるには?~」(林誠先生 独立行政法人 農業生物資源研究所 植物共生機構研究ユニット長) 案内当日の様子レポート
第8回2012年11月30日
「保存料をめぐるいろいろな誤解と実際」(荒井祥先生 上野製薬株式会社)案内当日の様子レポート
第9回2013年2月1日「ブタとゲノムのおいしい関係~ゲノム情報を使ったブタの品種改良~」(美川 智先生 独立行政法人農業生物資源研究所) 案内当日の様子レポート
第10回2013年5月24日「感染する?しない?植物とウイルスのミクロな駆け引き」(石橋和大先生 農業生物資源研究所) 案内当日の様子レポート
第11回2013年11月30日
「甘いだけではない糖(鎖)〜糖鎖は病気を見つけるサインとなるのか~」(立田 由里子先生(独立行政法人 理化学研究所 システム糖鎖生物学グループ 疾患糖鎖研究チーム) 案内当日の様子レポート
第12回2014年2月7日
「絹糸だけじゃない!医療にも役立つ“お蚕さま”~カイコってどんな昆虫?~」(瀬筒秀樹先生 独立行政法人農業生物資源研究所) 案内当日の様子、 レポート
第13回2014年5月23日
「ミクロな戦略を知って病気に強いイネを作る!~食糧の安定供給を目指して~」(高辻博志先生 独立行政法人農業生物資源研究所)
案内当日の様子レポート
第14回2014年9月19日
ネムリユスリカの不思議なチカラ~驚異の生物を調べて、活かして、守れ!~(奥田 隆先生 独立行政法人農業生物資源研究所)
案内当日の様子レポート
第15回2014年11月28日
研究開発から学んだ事--質量分析計用イオン化技術、DNAシーケンサなど--(神原秀記先生(株式会社日立製作所フェロー))
案内当日の様子レポート

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