フルスタックエンジニア

マルチエンジニアとも呼ばれ、システム開発に関わるITエンジニアのなかでも、さまざまな作業を一人でこなすだけのスキルを持つオールラウンダーです。

フルスタックエンジニアとは

フルスタックエンジニアとは

フルスタックエンジニアとは、ITエンジニアの中でも複数の専門性を持つエンジニアのことです。

フルスタックエンジニアという職業があるわけではなく、システム開発や運用のさまざまなスキルを持った万能選手のことを指します。

通常、エンジニアはシステムエンジニアやサーバーエンジニア、ネットワークエンジニア

など、それぞれの専門とする業務を行っています。

一方で、フルスタックエンジニアは開発や運用における業務を一人ですべてこなすことができます。

すべての分野でマルチな活躍ができるため「マルチエンジニア」とも呼ばれます。

企業としても障害やトラブルが発生した際に、フルスタックエンジニアが対応することで、手早く復旧できるなどのメリットがあり、重宝されています。

フルスタックエンジニアの仕事内容

フルスタックエンジニアは、システム開発における業務をマルチにこなせる人のことであり、仕事内容は企業や案件ごとに多種多様です。

エンジニアの目標ともいわれる立場で、一人で対応できる範囲が広いため、需要が高まっています。

 

フルスタックエンジニアの主な業務内容

フルスタックエンジニアは、ITエンジニアが担う上流から下流の工程すべてに対応できるだけでなく、以下のようにプログラミングからインフラまで幅広いスキルを身につけています。

  1. フロントエンド開発
  2. バックエンド開発
  3. モバイルアプリ開発
  4. データベース開発
  5. インフラ構築・保守・監視

 

フルスタックエンジニアの役割

これまでシステム開発をする際には、各エンジニアがそれぞれ作業を分担して行うことが一般的でした。

しかし、近年では開発スピードを上げたり、生産性を向上させたりするなどの観点から、マルチに活躍できるフルスタックエンジニアが求められるようになってきています。

 

フルスタックエンジニアの主な活躍の場

フルスタックエンジニアは、対応できる業務範囲が広いため、大手からベンチャー企業までさまざまなところで活躍できます。

また、大規模な事業や人々に広く活用されるような公共的なシステム開発に関わることもできます。

そのため、開発のすべての工程を1人でできるようになると、キャリアアップを考え、転職したり独立してフリーランスとして働いたりする人も多いです。

フルスタックエンジニアになるには

フルスタックエンジニアの学校

フルスタックエンジニアになるには、まずプログラマとして経験を積む必要があります。

そのため、大学や専門学校などでプログラミングやIT関連の勉強をしておくと有利となります。

専門学校は、大学よりも卒業後の就職を意識したカリキュラムとなっており、プログラミングなど実践的な授業が多く用意されています。

 

フルスタックエンジニアのキャリアパス

システム開発会社などに就職すると、まずは下流工程と呼ばれるコーディングやテストなどを担当し、プログラマとしての知識や技術を身につけていきます。

次に、システムの開発や設計などの上流工程での経験を積みます。

上流工程では知識やスキルだけでなく、クライアントやプログラマの橋渡し役としてコミュニケーション力も求められます。

また近年では自社サーバーではなくクラウドサービスを利用することも多いため、クラウドやOSなどの知識も必須です。

こうしたステップを踏むには3~5年はかかるといわれており、さまざまな案件を経験してようやくフルスタックエンジニアとして活躍できるようになります。

フルスタックエンジニアになると、開発のすべての工程に一人で関わることができ、どのような企業でも仕事ができるようになります。

 

フルエンジニア関連の資格

関連資格はさまざまありますが、はじめに取るべき資格としては「ITパスポート」や「基本情報処理技術者」があげられます。

知識や技術を証明するために、フルスタックエンジニアを目指す過程で、自分の得意分野や専門分野、業務で多く使用するプログラムなどに関する資格を徐々に取得していくという人が多いです。

フルスタックエンジニアに
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フルスタックエンジニアになる。

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