ツツジの花粉は分子模型のように見える!
5月に入り新緑のまぶしい季節になりました!
TTCの6階にはテラスがあります。そこから見える景観は最高なんですよ!休憩時間になると解放感を求めて学生がテラスにやってきて一息ついているのをよく見かけます。
そういえば、テラスのサツキもそろそろ見頃を迎える時期です。
〈TTCの6Fテラス 2021年5月25日撮影〉
〈満開になったサツキ〉
さて、このツツジ科のサツキは花が美しいだけでなく、花粉の形が面白いのが特徴です。1つ花弁を拝借し、おしべの先端の白い粉(花粉)をスライドガラスにのせて水で封じて顕微鏡観察すると….
通常1粒ずつ観察される花粉が、分子模型のように複数集合しているのが観察されます。サツキは、減数分裂後に細胞がバラバラにならず、四分子の状態で花粉が成熟する珍しい植物なのです。比較として、学校近くの路地で見つけたトキワツユクサの花粉をのせました。こちらは、単離した花粉粒が観察されます。
〈サツキの花粉のプレパラートを作製〉
〈サツキの花粉四分子(倍率10×40)〉
〈トキワツユクサ〉
〈トキワツユクサの花粉はミカン形⁉(倍率10×40)〉
花粉は植物によって形や色もさまざま。ぜひ、身近な花の花粉を顕微鏡で観察してみてくださいね。
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文責 宮ノ下いずる【151】