留学生インタビュー №1 『大学ではなく専門学校で学ぶ。その理由は… 』(東京テクニカルカレッジ バイオテクノロジー科)〔056〕
こんにちは、バイオ科の宮ノ下です。
東京テクニカルカレッジには様々な国出身の留学生が日本人と一緒に日本語でゲームプログラミングや建築、インテリアなどを学んでいます。バイオテクノロジー科にも2021年マレーシア出身の留学生が入学してきました。今回は、バイオ科で実験技術を学ぶ留学生のオンさんをご紹介します。
(留学生インタビュー英語版はこちら)
オンさんの故郷はマレーシア。高校の頃、家族と東京へ旅行したことがきっかけで、日本が好きになり高校卒業後に日本に留学してきました。協調性があり学ぶ意欲の高いオンさんは、バイオ科1年生の中でみんなに慕われるリーダーとして活躍しています。
彼との忘れられないエピソードがあります。3カ月前のある朝、つらそうに学校の階段を上るオンさんを発見。「いったいどうしたの?」と尋ねると、数日前から腹痛がひどいのだと。だけど、大好きな実験の授業を受けたいから我慢して登校したようです。急いで病院に連れて行くと虫垂炎でした。幸い、入院せずに数日の安静と抗生物質投与で治療できましたが、彼の学びに対するひたむきな姿勢に心打たれました。彼の夢は日本で研究者として働くこと。夢の実現に向けオンさんは今日もバイオ科で勉学に励んでいます。
Q1 なぜ日本に留学しようと思いましたか?
私は高校二年生の時、家族と初めて日本へ来ました。スカイツリーの展望台から見た東京の高層ビルがとても刺激的で感動しました。それから日本には3回旅行に来て、隅田川の花火大会、上野公園のお花見など日本の季節行事や祭りも楽しみました。将来は理系方面に進学したいと考え、科学技術が発達している日本に留学したいと思いました。
Q2 現在の生活について教えてください。
日本に来たばかりの頃、日本語ができなかったので生活に不安がありました。学校とバイト先にたくさん友達を作って、困った時、先生や友達に助けてもらえるようになると、日本の留学生活は楽しくなりました。今の生活は学校での勉強、バイト、化学系大学への三年次編入の勉強と、毎日スケジュールを作ってしっかり生活しています。
Q3 オンさんは以前、他大学で学ばれていましたが途中で学びを辞め、専門学校 東京テクニカルカレッジ(TTC)のバイオテクノロジー科に入学しました。その理由を教えてください。
私が大学で専攻したのは機械工学でした。しかし、在学期間中に、『私は生物と化学の方が好きなんだ』という気持ちが芽生えました。私はバイオ系の専門的な知識や実験技術を身に付けたいと考え、大学より専門学校の方が自分に合っていると思いました。インターネットで検索すると、2年間でバイオ技術を身につけられる東京テクニカルカレッジのバイオテクノロジー科を見つけ、ここに決めました。
Q4 実際に入学して、TTCのバイオ科の印象はどうですか?
実験が思ったより難しく、でも達成感があり面白いです。プロの先生たちのおかけで基礎知識をしっかり学べるし、分光光度計、超高速遠心機など先端の機器を使って実験するのも勉強になります。また、ほとんどが対面授業なので、みんなと勉強できて楽しいです。
Q5 TTCの授業の中で好きな教科は何ですか?
一番好きな科目はバイオ化学です。生物より分析化学や生化学に興味を持っています。
Q6 将来の夢は何ですか?
私は将来バイオ化学の研究者になりたいです。そのために、一生懸命頑張ります。
Q7 これからの日本に留学する人へのアドバイスをお願いします。
まず、留学で一番準備すべきことは日本語をしっかり勉強することです。もし、経済的に余裕があれば、バイトしないでください。バイトしながら勉強するのは本当に辛いです。
オンさんありがとうございました。
オンさんはマレーシアでは科学の知識を英語で勉強してきました。母国語の他、日本語だけでなく英語、中国語も堪能です。 日本語検定1級を取得しています。
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2021年10月3日(日)
午前 10:00~12:30
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担当講師:大藤
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(実験を担当する講師全員2回のワクチン接種を終えています。)
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文責) 宮ノ下いずる