『タマネギの皮染め』オープンキャンパスで実験!№1 (東京テクニカルカレッジ バイオテクノロジー科)〔052〕
こんにちは。東京テクニカルカレッジ バイオテクノロジー科の宮ノ下です。
進学を希望している皆さんの中には、どんな分野をどんな学校で学ぼうか迷っている方もいるでしょう。そんなときに役に立つのが「オープンキャンパス」です。
「ネットの評判が良い」「学校のパンフレットの内容が面白そう」と思っても、実際に自分に合っているかは分かりません。一度、オープンキャンパスに参加して、学校の雰囲気を実際に体験してみてはいかがでしょうか。
東京テクニカルカレッジ(TTC)のバイオ科のオープンキャンパスは、動物細胞、微生物、食品、遺伝子、植物、化学分析などさまざまな分野の実験を体験できます。今回は夏のオープンキャンパスで行った実験を1つご紹介します。
メニューその1 『タマネギの皮染め』
タマネギの皮を電子天秤で量ります。
ネットに入れて、15分間グツグツ煮だすと、茶色の染色液ができました。
染色液を作っている間に、さらし(綿100%)にしぼり模様をつけます。ビー玉、割りばし、タコ糸、板などを使ってオリジナルのデザインに。
そうそう、さらしは前日に豆乳につけて染色しやすく前処理したものを使いました。
しぼりを施した布をタマネギ皮を煮出した染色液に投入し、染色すること20分。
その間に、タマネギの皮に含まれるポリフェノール『ケルセチン』について少しお勉強。どんな構造してるの?どんな特徴の色素なの?ちょっと難しいかな?
続いて、ミョウバンで媒染液を作ります。
染色した布を媒染液に浸した瞬間、茶色の布がぱぁーっと濃い黄色になりました。
媒染液に布を浸している間に、本日学んだことをカルテでチェック!ポリフェノールの性質、濃度計算などを確認しました。何問できたかな?
〈重要〉バイオ科はパーセントやモル濃度の計算が必須。計算が苦手な人は覚悟してね☆
媒染後の布を流水ですすいで、
しぼって干す。素敵なデザインができあがりました(^▽^)/
板締めしぼりでTTCのロゴマークの模様にもチャレンジ!(この板は大江先生と宮ノ下が彫刻刀で手作りました!)
最後はアイロンをかけて乾かして完成!お土産にお持ち帰り頂きました。
準備された試薬を使い、作業工程や現象を楽しむ実験もいいですが、染色の原理を理解して、濃度計算から試薬の調製まで主体性をもって取り組む実験は何倍も面白いと思います。
バイオ分野に興味がある学生の皆さん、ぜひTTCバイオ科のオープンキャンパスへお越しください。これからもCOVID-19の拡散防止対策を徹底し、対面での体験授業を実施していく予定です。バイオ科では、好奇心旺盛で学ぶ意欲の高い学生さんを心よりお待ちにしています!
◆オープンキャンパスのお知らせ◆
『科学捜査に挑戦!』
9月5日(日)
午前 10:00~12:30
午後 14:00~16:30
ルミノール反応にチャレンジ。みんなで謎を解明しよう。
担当講師:松井
『光る大腸菌とは?』
9月12日(日)
午前 10:00~12:30
午後 14:00~16:30
遺伝子組換え技術の講義の後、DNA抽出実験をします!
担当講師:宮ノ下
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(実験を担当する講師全員2回のワクチン接種を終えています。)
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文責:宮ノ下いずる