スマートフォンが近くにあると授業に集中できない?『バイオ科のイイね!』その3〔035〕
こんにちは、バイオ科の宮ノ下です。
1年生が入学して3週間が経ち、今週からいよいよ実験が始まりました!シワ1つない白衣に袖を通し、ピペットの使い方や器具の洗い方の指導を受けている1年生、初々しいです(*^^*)
〈1年生は白衣を着て実習がスタート!〉
今日は、久しぶりに『バイオ科のイイね!』シリーズの第3弾です。宮ノ下がバイオ科のイイなと思うところを紹介します!
バイオ科では、学生に知識や技術をしっかり身につけてもらうため、対面授業では以下のような取り組みをしています。
昨年度COVID-19対策として座学のほとんどをWeb授業にした時期もありました。その時のアンケートで、Web授業より対面授業がよいと答えた学生の多くが、理由として『家だとスマホやゲームの誘惑に勝てず、授業に集中できない』と回答しました。昨年から、バイオ科では学生からスマホを離し、より対面授業に集中できる環境をつくっています。
昨今、スマホ依存の若者が多いと言われていますが、スマホを預けることをルール化すると、なんと学生全員が提出するようになります!これには、バイオ科教員も驚きでした。
〈2020年度4期に分子細胞生物学2の授業を対面2回、Webで5回実施。受講生29名に対面とWebどちらの授業がよかったかアンケートを行った〉
〈かごに仕切りがあります。自分のスペースにスマートフォンを置きます〉
学生も学ぶ努力をしているのですから、私たち教員も学生が学びやすい環境を整備しなければなりません。実習台にモニターを2台セットしました。後ろの席で、前のプロジェクターが投影するスクリーンが見にくい人でも、近くのモニターから見えます。これで、対面授業で座席による授業の見えにくさを解消しました。
〈プロジェクターで映した映像を、モニターにも映しています〉
また、講師の声が伝わる工夫をしています。COVID-19対策として換気を徹底していることから、空調システムとドラフトが常に稼働しているため、ファンが回る低い音が聞こえます。ただでさえマスク越しの声は聞き取りにくいので、講師はマイクをつけて教室の隅々まで声が届くようにしています。
〈講師はマイクを使って説明をするので、後ろの席まで声が届きます〉
コロナ禍を機に、学生にもっと質の高い授業を提供するにはどうしたらよいかを考え、対面でもWebでも学生満足度の高い授業を作っていきたいと思います。
過去にアップした『バイオ科のイイね!』はこちらです♪
その1 実験器具の多さが自慢です!
その2 『ぬか床』のような温かい場所
来週のブログは、ゴールデンウィーク休暇を頂きます。
次は、5月14日に更新します♪
どうぞお楽しみに★
文責 宮ノ下いずる