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2015.05.16 バイオテクノロジー科

第17回TTCバイオカフェを「国際植物の日」特別企画として5月15日(金)に行いました。

第17回TTCバイオカフェは、「世界の医療にも貢献する植物での物質生産」と題して、小沢憲二郎先生(農業生物資源研究所機能性作物研究開発ユニット長:理学博士)を演者としてお招きいたしました。先生のご講演に続き、フロアを交えて話し合いました。案内はこちら

今回のTTCバイオカフェは、*「国際植物の日」としてNPO法人くらしとバイオプラザ21主催、国立研究開発法人 農業生物資源研究所東京テクニカルカレッジ(TTC)共催により「国際植物の日」の特別企画として2015年5月15日(金)に行いました。
*「国際植物の日」(”Fascination of Plants Day”; FoPD)とは、欧州植物科学機構(European Plant Science Organisation; EPSO)主導による「世界のみんなで植物のたいせつさを考える日」です。

夕方6時にいよいよカフェの開始です。
はじめに、NPO法人くらしとバイオプラザ21の常務理事で生物科学博士の佐々義子先生からご挨拶をいただきました。
TTCバイオカフェの生い立ちの説明(TTC大藤)に続いて、オリジアス弦楽四重奏団による美しい音色で迫力ある音楽演奏が心を和ませてくれました。

NPO法人くらしとバイオプラザ21主席研究員の笹川由紀先生(生物科学博士)の進行でいよいよ小沢先生のご講演です。


小沢憲二郎先生


写真や図がたくさん入った綺麗なスライドで分かりやすくお話しくださいました。

先生は、遺伝子組換え技術を使ってお薬を作るお米を研究しておられます。通常のタンパク質製剤では、動物細胞を培養し、さらに高度に精製して最終製剤とするためコストがかかります。一方、お米などの植物を使うと精製などのプロセスもなく、そのまま食べられる薬となります。またお薬を食べ物として美味しくいただくことができます。しかし、日本では、このような植物で生産した薬の認可はこれまで行われていないため、薬の認可に至る過程では多くのご苦労があるようです。小沢先生は、アレルギーを緩和できるお米など具体的な事例を挙げて分かりやすくお話くださいました。
その後、フロアと活発な質疑応答や意見交換が行われました。
先生のご講演とその後のフロアとの話し合いの詳細については、
NPO法人くらしとバイオプラザ21のバイオカフェレポートに後日アップされます。是非ご覧ください。
ここをクリック


フロアとの質疑応答、話し合い


オリジアス弦楽四重奏団(代表:今村恭子氏)による演奏
ファースト、ヴァイオリン:津留崎護さん、セカンドヴァイオリン:今村恭子さん
ヴィオラ:田渕良子さん、チェロ:末永直さん


会を進行する笹川由紀先生
これまでもファシリテーターを務められTTCバイオカフェではお馴染みの笹川先生は、この4月に農業生物資源研究所から、NPO法人くらしとバイオプラザ21に主席研究員として着任されました。


TTCバイオカフェの名物となりました佐々先生手作りのパウンドケーキ。
すごく美味しい。すぐに売り切れてしまいます。

第1回から16回までのTTCバイオカフェの案内・当日の様子・報告は、ここをクリックしてください。

Web動画クリエーター科の川辺伸司講師の協力により、1階のエントランスで駅からも見える広告が付きました。

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