第32回TTCバイオカフェをオンライン開催しました。
2月26日(金)第32回TTCバイオカフェをZOOMによるオンラインで開催しました。
演題は、「ゲノム編集食品 消費者の受け止め方」
スピーカーは、佐々義子先生(特定非営利活動法人くらしとバイオプラザ21常任理事:生物科学博士)です。
先生のご紹介とお話の要旨は、ここをクリック。
佐々先生は、これまでファシリテーターとしてTTCバイオカフェを牽引してくださいましたが、この日はご専門のサイエンスコミュニケーションの視点からゲノム編集食品について、おはなしくださいました。
追伸:佐々先生の最新記事「ゲノム編集のGABA高蓄積トマトは何をもたらすか」(JBpress 2021年3月17日)は、ここをクリック。
協賛:日本バイオ技術教育学会
はじめに科学的な見地からゲノム編集技術を、わかりやすくお話しくださいました。続いて先生のご専門であるサイエンスコミュニケーションの視点で、ゲノム編集食品のメリットや問題点のお話をいただきました。さらに佐々先生等が考案された市民が色々な立場となりロールプレイングで意見を出し合いながら議論するユニークな「ステークホルダー会議」というコミュニケーション手法のご紹介がありました。
2018年にゲノム編集食品をテーマに行われたステークホルダー会議(サイエンスアゴラ)の報告は、 ここをクリック。
佐々先生等がまとめられたステークホルダー会議の論文も閲覧できます。ここをクリック。
その後、Zoomを通じて参加者とチャットや直接の対話による意見交換を行いました。
バイオカフェの仮想空間には一体感が満ち溢れていました。(顔が写っている人は、演者、演奏者、スタッフ。)
ご講演内容や参加者との意見交換の詳細は、くらしとバイオプラザ21のバイオカフェサイトに掲載されてます。ここをクリック。
今回、田中利一事務局長は、くらしとバイオプラザ21本部からご支援くださいました。
音楽演奏はスケッチブックの西村様ご夫妻でした。お話の前に心を和ませていただきました。
スケッチブックさんのオリジナルサイトは、ここをクリック。
佐々先生は、スライドを共有し丁寧にお話しくださいました。意見交換は、ファシリテーターもかねて佐々先生が直接参加者のみなさまと話し合いました。話し合いのなかでは、ご参加の植物分子生物学の専門家、生物教育の専門家の先生がサポート発言をされるなど、サイバー空間にてみなさんで楽しみました。
今回は、TTCの食品系の実験室から配信しました。会場ではビニールシートやアクリル板を使って感染防止につとめました。
配信は、Web動画クリエイター科の川辺伸司科長のバックアップで行いました。
開演の前に川辺科長から実験室や施設の説明がありました。
配信中のトラブルに対応できるようにモニタリンク中(松井奈美子主任(左)、大江宏明科長(右))
記録(宮ノ下いずる講師(左:写真撮影中):いつもバイオ科の授業や行事をブログで紹介しています。)
司会は大藤道衛 講師(医学博士)が行い、佐々先生のご紹介、さらにご協賛の日本バイオ技術教育学会の説明がありました。
日本バイオ技術教育学会は、バイオ技術者認定を行っている学会です。学会誌や学術総会を通じて会員間で最新情報の共有を行うとともに専門学校・大学で使用できるバイオの教科書を発刊しています。
今回は、はじめてのオンラインバイオカフェであり、TTCバイオスタッフみんなでサポートしました。
これからもオンラインTTCバイオカカフェが開催できそうな感触がありました。
第33回TTCバイオカフェ開催が決まりましたら、本ブログに掲載いたします。
2009年度からのTTCバイオカフェは、ここをクリック。
2021年度もどうぞよろしくお願いいたします。