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2024.07.11 バイオテクノロジー科

【寄稿】卒業から30年ぶり! 1994年卒業生の同窓会に参加しました 

今回のバイオ科ブログは同窓会スペシャル!バイオ科を30年前に卒業した卒業生が開催した同窓会の様子を大藤先生に執筆いただきました。

当時42名クラスのうち、半数以上の24名が同窓会に出席されたというのですから驚きです。

30年続くバイオ科卒業生と教員の深い絆をご覧ください。

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2024年1月、1994年専門学校 東京テクニカルカレッジ(TTC)・バイオテクノロジー科(以下、TTCバイオ科と略)卒業生のTさんから「6月に卒業30年記念の同窓会を行います。参加いただけませんか?」との連絡をいただきました。私は二つ返事で「喜んで参加いたします。」とお答えしました。TTCバイオ科7期生のみなさんです。実は、彼らは2013年に卒業20年の同窓会を行っており、その時もお声がけをいただきました。

このような経緯から6月1日(土)夕方、1994年当時の校舎(東京都国立市)(*)近くにあるレストランで卒業30年記念の同窓会が行われました。当日は、同じくご招待を受けたS先生と二人で参加しました。彼らにとって、S先生は1年生時の担任教員、大藤は2年生時の担任教員でした。

*TTCバイオ科は、2009年に現在の東中野新校舎(テラハウス)に移転しました。

写真:1994年卒業当時(左上)、2013年の同窓会(左下)、2024年今年の同窓会(右)

(2024年参加のみなさまからは、ブログ掲載の了承をいただいております。)

【オリジナルの卒業アルバム】

1994年卒のみなさんは、学校で作成する卒業アルバムとは別に自分たちで独自の卒業アルバムを作成しました。学生時代の楽しい思い出写真が満載のアルバムには、オリジナルの「TTCバイオ科」ロゴまで添えられておりました。アルバムには、メッセージページがあり、みなさんが卒業後、2013年(ほぼ20年目)、2024年(今年)にメッセージを書き込んでくれました。ほんとうに貴重な宝物です。

さて、同窓会は幹事のTさんの司会により当時のクラス委員長Sさんの挨拶ではじまりました。副委員長のKさんも揃い、30年経っても変わらぬ3役です。

42人のクラスで20周年は22名、今回の30周年には24名のみなさまが参加されました。Tさんによると、ほとんどの方々と連絡がついているとのことで、当日参加できなかったOさんからはメッセージがありました。30年の年月を経てもみなさんが、強い絆で繋がっておられることに感動しました。

【懐かしい思い出】

その後は、歓談。当時の思い出に花が咲きました。

私にとっては、2013年にお会いしている方々もおられますが、卒業以来30年ぶりの人、1996年にお会いして以来の方など久しぶりでお会いする方々もおられました。お会いすると雰囲気や特に声で当時のことを思い浮かびました。

私も当時の思い出をみなさんと話しました。たとえば、生化学実験でカラムの充填に時間がかかり遅くまで学校に残ったこと、今ではあり得ないことですが、学園イベント前日に教員も学生も学校に泊まり込んで準備したことなど、話していると色々なことが走馬灯のように蘇ります。 当時は、国立市の11月のお祭りに合わせて学園イベントを行い学生・卒業生・近隣のみなさまがTTCに集いました。

学生時代に戻ってS先生と議論する卒業生もいました。議論に熱くなるS先生も当時と変わりません。

写真:みなさんとの歓談と記念のツーショット写真

みなさんの近況を伺うと、卒業後就職したバイオ系(**)の会社に30年続けて勤務されている方々、公務員を続けておられる方々、業界内で技術員として転職されて続けておられる方々、他の業界に移られた方、独立して自ら仕事を行っている方など、30年の月日の流れを感じます。1994年に卒業したみなさんは、年を重ね社会を支える立場になっておられます。

**バイオ系の会社には、食品業界、薬品業界、環境業界などがあります。

在学中特待生だったKさん(***)、15年携わった種苗会社での植物バイオから、医療の道に進むべく公立大学に入学して看護学を学ばれました。いまは、訪問看護師として医療の仕事に携わっておられます。

***Kさん(木野麻弓さん)は、臨床を長年経験された大ベテランの看護師さんが多い訪問看護の世界に飛び込まれました。約10年前に(当時メディアでも話題になった)新卒訪問看護師プログラムの一期生として入職され、日々小児からご高齢者までのケア/ご家族支援にあたっておられるとのことです。

製薬企業の研究所で20年以上研究に従事されたNさんは心に秘めた夢を実現され、今は美容家として独立されています。今夏には、地域に密着した美容イベントを企画されるなどご活躍されています。

学生時代から砂漠緑化の夢を語っていたHさん(****)は、卒業以来続けている砂漠緑化の活動を推進すべく自ら社団法人を立ちあげ、現在は最前線で活躍されています。

****Hさん(原鋭次郎さん)は、2009年に一般社団法人地球緑化クラブ<http://www.ryokukaclub.com> を設立され、長年に渡り内モンゴル自治区の砂漠緑化活動を続けておられます。メディアの取材をよく受けられているとのことです。

みなさん、おひとりおひとりにドラマがあり充実した人生を送られている姿に感動でした。当時30代で学生さんと一緒に走り回った私も、今は60代半ば、みなさんと話すことで、勇気とパワーをいただきました。

話も尽きないあっというまの4時間が過ぎました。

「それでは、10年後に~~」、「いやこれからはもっと短い間隔で会おう!!」など、次の計画を語り合いながら、最後は、夜の国立駅に向かいました。

国立駅の三角駅舎は、駅のリノベーションで一時期は撤去されましたが、その後再建されて今は記念館として駅前に健在です(写真)。

では、みなさん、??年後に再会しましょう!!

【非常勤講師 大藤道衛

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