植物を最大限に活用！　育てた花で草木染め　2023年　RJP活動報告　№３〔137〕

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2023.11.24 バイオテクノロジー科

植物を最大限に活用！　育てた花で草木染め　2023年　RJP活動報告　№３〔137〕　　

東京テクニカルカレッジ（TTC）にはRJPというユニークな授業があります。RJPは、Real Job Project(リアルジョブプロジェクト)の頭文字で、学生が主体となり企画、予算計画、実行、改善などのプロセスを経験から学ぶTTC独自のプログラムです。バイオテクノロジー科では、実験で身につけた仮説検証のノウハウを活かして、モノづくりや理科実験、花壇整備などを行いバイオテクノロジーの魅力を発信しています。この活動を通して、チームで考え、問題を解決する力を養うのが狙いです。

今年のバイオ科は1,2年生混合の6班編成で、毎週金曜日の午後（6～12月）にRJPの活動をしています。今回のブログでは、学校の花壇整備をしている園芸班の取り組みをご紹介します。

農業系の高校出身者が多い園芸班。とにかく仲がよく、毎週楽しそうな笑い声が聞こえてきます。活動内容は、除草作業、花や野菜の栽培、モノづくりなど。チームみんなで話し合い、アイデアを出し合いながら積極的に活動しています。

「除草作業は大変ですが、花壇の花を見て癒される人は多いはず。みなさんに元気になってもらえれば何よりです！」とリーダーのNさん。

活動１　　除草作業

東京テクニカルカレッジには正面玄関の前と、6階のテラスに花壇があります。これまであまり活用されてこなかったので、草ぼうぼう状態。バイオテクノロジー科のRJP活動で園芸班をつくり、荒れた花壇を整備し花や野菜を育てることにしました。6月上旬、さっそく除草作業からスタート。炎天下、6Fと1Fに分かれてもくもくと除草します。6Fは高所なので安全帯（ハーネス）をつけて作業しました。

除草作業の様子はTiｋTokで紹介しています。ぜひご覧ください。TikTok

3時間かけてようやく除草作業が終了しました。

活動２　　野菜を育てる

6Fテラスは学生や教員が集まる憩いの場です。ある先生が除草後の花壇を見て「ここで何を育てるの？キュウリとか枝豆とか栽培してくれたら嬉しいなぁ」と一言。その言葉をヒントに園芸班はここでミニトマトを栽培することにしました。6月なのにこれからトマト栽培⁉大丈夫かな？苗を購入して育てると思っていたら、予算を気にしてくれたのか「私たちは種から育てることにします！」と。

6月上旬に種まきすると、20日後にポットに植え替えができるほどに成長しました。そして、ようやく、7月上旬に花壇の土に植えて、野外で栽培を開始。夏休み期間は当番で水やりを続けていました。8月上旬に花が咲きました。果たして、トマトの実はなるかな？

8月下旬に夏休みが終わり3期の授業がスタート。トマトは実をつけ色づき膨らんでいました。6月に種まきしてもトマトは収穫できるのですね！収穫できたのは20個程度でしたが、丹精込めて作った黄色のトマトをみんなで分け合い食べていました。「来年は、もっと早い段階で栽培を開始し、トマトだけでなく他の野菜も挑戦したい。」と班員のSさんが抱負を語ってくれました。

活動３　花壇に花を植える

1Fの正面玄関前の花壇には、マリーゴールド、ニチニチソウ、キバナコスモスの苗を購入して植えました。水やり、除草、虫の駆除など管理を続けた結果、どんどん繁殖し、40日後にはたくさん花をつけていました。