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2022.07.15 バイオテクノロジー科

『アクアリウムの水草栽培の秘訣を教えてください! 』HELP!他学科のアドバイスがほしい Part1 環境テクノロジー科編 〔093〕

東京テクニカルカレッジには『RJP』という活動があります。

『RJP』とは、リアルジョブプロジェクトの略で、学生自ら専門分野を生かして企画を提案・実践する活動です。仲間と話し合いながら、自ら考え、自ら行動する力を養う本校独自のプログラムです。

 

バイオ科のRJPは『バイオテクノロジーの魅力を発信する』をスローガンに10グループに分かれて各々がテーマを決めて活動しています。その中に培養技術を活かして、アクアリウムづくりにチャレンジしている班があります。完成したら、本校のエントランスにあるtera cafe(テラカフェ)のテーブルに置きたいと考えているようですが…

 

 

RJPのアクアリウム班は、バイオ科の特色を出すため、水草から育てることにしました。まずは水草の種を購入。種は殺菌処理してクリーンベンチ内で無菌的に培地(無機栄養素培地)に撒き、25℃の人工気象器で発芽を促しました。数週間後、発芽しました。発芽した水草の中に滅菌水を入れて、日当たりのよい場所において栽培しようとしたら…

しばらくすると水草が茶色に枯れてしまいました。

 

 

今度は、市販の水草をエタノールや塩素で殺菌して、滅菌水ですすいでから滅菌水を入れて栽培を開始。日向に置いて観察を続けると…今度は、水に微生物が発生し(コンタミネーション)栽培は失敗(‘Д’)

 

 

どうすれば、水草を培地で栽培できるのか。困ったときには、他学科に相談してみよう!

東京テクニカルカレッジには11学科あります。アクリウムのことなら、生態系を学べる環境テクノロジー科が詳しいはず。環境科の先生~、枯れない水草の栽培の秘訣を教えてください!

 

 

「容器が小さいので日向に置くとすぐに水温が上がって、水草は枯れてしまいますよ。水草の種類にもよりますが、光合成をおこなうには、光だけでなくCO2、水質、栄養、温度などの要素が関わります。使っている水草がどんな生活環境を好むのか、まずは『生き物』を知ることが大切ですよ」と環境テクノロジー科の I 先生。

 

 

なるほど~。バイオ科では、生物と言っても微生物、動物細胞、植物組織の培養には慣れていますが、水生植物の栽培ははじめてです。使う水草が、元々どんな環境に生息しているのかを調べ、それに近い環境をつくることが大切なのですね。

ミクロな視点だけでなく、生態系を考えたマクロな視点をもたなければならないことに気づかせて頂きました!貴重なアドバイスありがとうございます(*^^*)

 

◆環境テクノテクノロジー科はこんなところ

環境テクノロジー科は、バイオ科と同じ4階に実験室があります。分析・浄化、自然環境の保全技術を身につけた環境技術者を目指すことができる学科です。特に、国家資格である公害防止管理者の資格取得に力を入れています。環境テクノロジー科の詳細はこちら

環境テクノロジー科のオープンキャンパスにはアクアリウムづくりを体験できるメニューもあるそう!ぜひ、のぞいてみてください。

I 先生のプロフィール

■好きなもの/嫌いなもの

好きなもの: 身近で素朴な生き物

嫌いなもの: 排水口のぬめり取り(微生物だけど…)

 

■環境分野のここが好き!

人も含めた全ての生物の役に立つところ

 

 

■教育で心がけているところ

現実を重視しつつ理想を考える

 

 

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文責: 宮ノ下いずる

 

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