2021年度 第1回 学生通信 (バイオ科) 〔G01-042〕
今月から月末の金曜日は、RJP活動で広報を担当している学生らによるバイオ科通信をお届けします♪
どうぞお楽しみに★
こんにちは。バイオ科学生通信です。
今月から新しく学生通信を始めることになりました。学生の私たちがTTCバイオ科の雰囲気を伝えていきます。
今月からTTCではRJP(リアルジョブプロジェクト)がスタートしました。RJPとはTTCの各学科で行われている授業の科目です。バイオ科ではバイオ分野を広く知ってもらうことを目標に、学生だけで企画から年間スケジュールの検討、成果発表まで年間を通して行います。
RJPでは1年生と2年生が協力して行うので、先輩と後輩の交流が深めることができます。
今年はコロナの影響を受け、例年行っていた学校と企業様(ユーシーシーフーヅ株式会社)が連携してオリジナルブレンドコーヒーを開発する企画は残念ながらできない状況です。そのため、今年は食品以外でバイオ科のPRができないか考え、各グループ様々なプロジェクトを進めています。
各プロジェクト紹介
バイオ科らしく試薬や微生物を使った企画もあれば、バイオテクノロジーとはちょっと違った分野の企画もあります。全部で14班ある中で進展のあったプロジェクトを紹介していきます。
キノコ栽培キット作製
キノコは植物に似ていますが、真菌という微生物に分類されています。バイオ科の授業でも真菌の培養や生態について実習を交えて学びます。
このプロジェクトでは授業で習った知識の応用として、簡単で場所を取らないキノコ栽培キットを作成することを目標にしています。作製した栽培キットはオープンキャンパス等での見学生や学生の家族に見てもらい、バイオ科のPRに活用する予定です。
今月はキノコの胞子を培養するための培地を作製していました。培地は無菌状態にするために滅菌します。写真は高圧蒸気滅菌器で滅菌後、クリーンベンチで培地の温度を冷ましているところです。
バイオ科で育ったキノコを見るのが楽しみです。
微生物でアートを作る
微生物を培養して形成したコロニーは黄色、ピンク、青など鮮やかな色が付いているものがあり、これを使ってアート作品を作ろうという斬新なプロジェクトを発案したグループがあります。培地に絵の下書きをしてそこに菌体を塗り培養すると、菌の色で絵が浮き上がるという原理です。菌以外にも原生動物であるミドリムシも緑色の素材として使えないか検討しています。
今期はミドリムシの培養をするために顕微鏡で状態を確認していました。ミドリムシは中学生の時に教科書で見た人も多いと思います。なじみのある微生物でアート作品ができたら面白いですよね。
プリザーブドフラワー作り
プリザーブドフラワーとは生花を保存液に漬けることで長期の保存を可能にする製法です。
花の保存方法として花を乾燥させて作るドライフラワーが有名ですが、プリザーブドフラワーは保存液を含んでいるため、生花に近い質感を残した状態を維持できます。
今は溶液の濃度によって脱色の具合がどう変わるか検討していました。写真はサツキの脱色を行った結果です。
本来サツキはピンク~薄ピンク色の花ですが、濃度100%の脱色液に漬けておいたサツキは脱色され、真っ白になっています。
RJPのこれから
RJPはまだ始まったばかりですので、どの班もまだ準備段階です。これからの進展が楽しみですね。
今回紹介したプロジェクト以外にもたくさんのプロジェクトが進められているので、進捗状況を月末の学生通信でお伝えしていきます。
文責: RJP9班 学生KC
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