1年生、就職プログラムはじまる! (バイオ科 第1回 就職プログラム 1年)〔038〕
こんにちは。バイオ科の宮ノ下です。
新緑のまぶしい季節になりました!TTCの6階テラスでは、初夏に咲くサツキが見頃を迎えています。このテラスは学校の憩い場所の1つで、解放感を求めて休み時間には学生が一息入れています。
〈TTCの6Fテラス〉
〈満開になったサツキ 5月25日撮影〉
さて、このツツジ科のサツキは花が美しいだけでなく、花粉の形が面白いのが特徴です。おしべの先端の白い粉(花粉)をスライドガラスにのせて水で封じ顕微鏡で観察すると、通常1粒ずつ観察される花粉が、分子模型のように複数の花粉が集合して観察されます。サツキは、減数分裂後に細胞がバラバラにならず、四分子の状態で花粉が成熟する珍しい植物なのです。比較として、学校近くの路地で見つけたトキワツユクサの花粉をのせました。こちらは、単離した花粉粒が観察されます。
〈サツキの花粉のプレパラートを作製〉
〈サツキの花粉四分子(倍率10×40)〉
〈トキワツユクサ〉
〈トキワツユクサの花粉はミカン形⁉(倍率10×40)〉
TTCは1年を5期に分けて授業を行っていますが、学期の終わりごとに1年生は就職のための特別プログラムを受けます。具体的には、自己分析をする、職種や業界を知る、先輩たちの就活体験談を聞く、SPIの試験を受ける、就職後の税金や年金の話を聞く、企業の合同説明会に参加するなどさまざまなカリキュラムがあります。学生ひとりひとりの不安をなくし、就職活動をスムーズにすすめられるようにカリキュラムを設けています。先日、1期の試験が終わったので、第1回就職プログラムが実施されました。
〈働く意義を考える授業〉
1回目(5月24日)は、なぜ人は働くのかを考えたり、自分がどのようなタイプの人間なのかを自己分析しました。人生思い通りにはならないものですが、長い人生をよりよく生きるためにも、人生の大半を過ごすことになる仕事に対して真剣に考え、具体的な計画を立てることはとても大切です。まず、将来にやってみたいことをリストアップしてみましょう。
7月中旬には2回目の就職ガイダンスが実施される予定です。2回目は、実際に内定をとった2年生から就活の体験談を聞きます。どうぞお楽しみに♪
〈就職活動の実践ワークブックを使い自己分析をします〉
最後に、先に紹介したサツキの話をしましょう。サツキは、よく公園や垣根で見かけますが、野生のサツキは山の川沿いや岩の上など過酷な環境に生息しています。さらにサツキは、暑さ寒さにも、病気や害虫にも強くとても屈強な植物です。これからの就職活動は山あり谷ありいろいろあると思いますが、「当たって砕けろ!」の精神でサツキのようにたくましく、タフに活動していきましょう♪
私たち教職員も、みなさんの就職活動をしっかりサポートしていきます(*^^*)
来週のブログもどうぞお楽しみに★
■オープンキャンパス(半日実験体験)のお知らせ■
5月30日(日)「光る大腸菌?DNA実験に挑戦!」
DNAの抽出実験をします。担当講師 大藤
6月6日(日)「植物の色・絵具の色・いろんな色素を調べよう!」
バラ、マリーゴールドなどから色素の抽出をします。 担当講師 宮ノ下
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文責 宮ノ下いずる