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2020.11.27 バイオテクノロジー科

こんなメリットが!『遠隔授業』だから見えるもの (バイオ科 植物細胞工学 2年)〔015〕

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の「第三波」が到来したようです。東京都では感染者が300名を超える日が続いています。バイオ科では、感染拡大を防ぐのため座学はZoomで行っています。 今日は、私(宮ノ下いずる)が担当する『植物細胞工学』の遠隔授業の様子をご紹介します。

11Fの広い教室にぽつんと一人。

 

でも、カメラの向こう側には....
学生が待っています。
 
はじめに、一人一人の顔を見ながら名前を呼んで出席をとります。みなさん元気かな?ここで、こんなメリットが!『遠隔授業』だから見えるもの・・・・・それは、マスクの下の学生の表情です。 本日も元気な様子を確認できました。
(顔写真は学生の許可を得て掲載しています)
 
 
授業時間は、90分。パワーポイント資料を学生と共有しながらすすめます。講義中は学生の顔が見えないので、一方的な授業になってしまいがち。私だけどんどん進んで、学生を置きざりにしていないか、ときどき心配になります。そこで、授業中に学生に質問して理解度を確認しています。もし、学生から質問がある場合は、授業中に口頭もしくはチャットで知らせてもらいます。
例えばこんな質問がチャットできました。「核DNAだけでなく葉緑体DNAにも遺伝子導入できますか?」この質問を授業の中で解答します。「いい質問ですね~葉緑体DNAにも遺伝子導入できます。一般的にパーティカルガン法で遺伝子導入しますよ」
 
授業の最後には、授業内容を確認するため問題を解きます。
〈『植物細胞工学』のカルテの一部〉
 
授業内容をどこまで理解できたか、また、わからないところはどこか把握して授業を終えます。多くの学生が間違ったところは、私の伝え方に問題があるので、授業の反省材料になります。翌週の遠隔授業で、その箇所を学生と一緒に復習しています。
対面授業のように、学生がうなずく様子が見られず、一人一人の理解度を確認しながらすすめることができない遠隔授業ですが、COVID-19の対策として、これからもしばらく続けていく予定です。
学生の学びやすい遠隔授業を目指し、これからも工夫をこらしていきたいと思います。
 
来週のブログもどうぞお楽しみに☆
文責: 宮ノ下いずる
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