第28回TTCバイオカフェが開催いたしました。
第28回TTCバイオカフェは、「ゲノム編集で「金の卵」を産むニワトリを作る」と題し、大石勲先生(国立研究開発法人産業技術総合研究所 バイオメディカル研究部門 先端ゲノムデザイン研究グループ研究グループ長(博士(理学))をお招きし、2019年2月22日(金)に開催いたしました。
特定非営利活動法人くらしとバイオプラザ21主催、専門学校東京テクニカルカレッジ(TTC)共催。開催案内ならびに大石先生のご紹介は、ここをクリック。
辺りが暗くなってきた夕方6時、バイオカフェは、東京テクニカルカレッジ1階のテラカフェ会場にて始まりました。はじめにファシリテーターの佐々義子先生(特定非営利活動法人くらしとバイオプラザ21常任理事(博士(生物科学))から開会のご挨拶をいただきました。
続いて弘田久美子様によるヴァイオリン演奏が心を和ませてくれました。バイオカフェの趣旨説明・大石先生の紹介に続き、いよいよご講演の始まりです。
大石先生は、はじめはゲノムや遺伝子のこと、ゲノム編集技術などの基礎的なお話しからスタートし、先生の研究テーマであるゲノム編集技術により特定のタンパク質を卵白で発現させて生産する研究についてお話しくださいました。カフェでは特定のタンパク質を発現させた本物の卵をお持ちくださり、卵を割って見せてくださいました。講演の詳細な内容やフロアとのやり取りについては、くらしとバイオプラザ21のバイオカフェサイトにアップされてます。ここをクリックしてご覧ください。
大石先生は数多くの学術論文を発表されています。今回お話されたご研究のなかで卵白でのインターフェロンβ生産については、2018年のScientific Reportsに掲載されています。
Oishi et al. “Effcient production of human interferon beta in the white of eggs from ovalbumin gene–targeted hens” Scientific reports 8(1) 10203 (2018) ここをクリック。
大石勲先生
情熱あふれる大石先生のご講演。色々なキャラクターも登場する分かりやすいスライドを用いて丁寧にお話しくださいました。
本物の卵(みなさん、スマホで撮影)
フロアとの話し合い。たくさんの方々からご質問やご意見をいただきました。
弘田久美子様によるヴァイオリン演奏
佐々義子先生(右)による開会のご挨拶
TTCバイオカフェではすっかりおなじみとなった佐々先生手作りのパウンドケーキ
美味しくいただきました。
TTC学生有志が運営するテラカフェからはオリジナルコーヒーが用意されました。
そして、TTCバイオ卒業生も何人か参加してくれました。
多くの方々のご参加に感謝いたします。
次回のTTCバイオカフェは、5月10日(金)を予定しております。詳細は、後日、本ブログに掲載いたします。これからもTTCバイオカフェをよろしくお願いいたします。
これまでのTTCバイオカフェは、ここをクリック。
文責:大藤道衛