データサイエンスの活用事例
企業ではデータサイエンスを事業戦略・マーケティング等に活かす事がますます増えています。実際に企業ではどのように活用されているか、事例を見てみましょう。データサイエンスやAI分野での学びに興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。
※写真は関連のイメージで、実際の製品等とは異なります。
2012年に開通した東京ゲートブリッジは、計48個ものセンサーを用いて、橋を通過する車両の重量を算出・分析等をおこなっています。橋への負担を考慮した点検・補修をするなど、ビッグデータを利用して新たな維持管理への取り組みを行っています。
航空会社では、旅客・荷物の重量などの搭載予定をデータサイエンスを用いて算出しています。機内へ搭載物の配置を即時割り当てることにつなげ、運航の安全・燃費効率の向上に役立てています。
ECサイト(通販サイト)では、顧客の商品購入・閲覧履歴を収集し、顧客一人ひとりの好みや傾向の分析をおこなっています。好みにあった広告掲載や、オススメ商品を出すことで購買率向上に役立てています。多くのECサイトでみかけるようになったオススメ機能(レコメンド)は、最もイメージしやすい身近な例かもしれませんね。
大手広告代理店では、ディープラーニングを活用した画像解析技術により、スマートフォンでマグロの品質を瞬時に判定する取り組みをおこなっています。AIで最高品質と判断されたマグロ(AIマグロ)の満足度は89%と高い評価を得ているようです。マグロを目利きする職人さんの後継者不足への対策にも役立っています。
Facebookは、1日に投稿される膨大な量の画像をAIで監視し、不適切な写真を摘出しています。SNSによるイジメや自殺の防止にも役立てています。FacebookだけでなくSNSにおいては、画像認識・音声認識・言語処理などAIの活用が不可欠と言えそうです。
大手証券会社ではTwitterなどの外部データを活用し、景況感指数(景気の良し悪しを数値化する)の調査に活用しています。ツイート・投稿がポジティブな内容はプラスの値、ネガティブな内容はマイナスの値にするなどで算出し、景況感指数に関する調査をスピーディーにおこなうことでビジネスへも役立てています。
企業でDX(デジタルトランスフォーメーション)化が推進される中で、データサイエンスやAIのスキルがあると、さまざまな分野・業界で可能性が広がります。2022年4月に誕生する「データサイエンス+AI科」では、企業と連携した実践的なカリキュラムをとおして、技術力とビジネス力を2年間で身につけます。AI分野の学びに興味がある方は、ぜひオープンキャンパスへのご参加をお待ちしております。資料請求もお気軽にお申しつけください。