第18回TTCバイオカフェ「お醤油のサイエンス」を11月27日(金)に行いました。
2009年から、NPO法人くらしとバイオプラザ21と連携して行っているTTCバイオカフェも今回で18回目になりました。
今回は、微生物の力を借りて作られるお醤油について、キッコーマン株式会社 研究開発本部研究開発推進部 学術担当部長で農学博士の小幡明雄先生をお招きしてお話をうかがい、その後、フロアの参加者とともに話し合いました。案内は、ここをクリック。
カフェのファシリテーターは、NPO法人くらしとバイオプラザ21の佐々義子常務理事(生物科学博士)です。
小幡先生は、お醤油の歴史、キッコーマンの歴史から話を始めてくださいました。
キッコーマンがある野田は、大豆、小麦、塩、さらには良質の水などお醤油の原料が集まりやすく日本中に運びやすい場所だったことなど、「なるほど」という話がありました。
さらにお醤油の作り方、「生しょうゆ」と普通の醤油のちがい、減塩醤油はどのように作るかなど、日頃口にしているお醤油の秘密を科学的にお話しくださいました。
小幡明雄先生
後半では、特定保健用食品となっている大豆ペプチド醤油のお話もありました。血圧が気になる人には、朗報です。パッケージは個食用になっているので、気になる人だけ、このお醤油を使うことができるそうです。
お話しに続いて、ファシリテーターの佐々先生司会で、フロアの方々との質疑や話し合いがありました。今回は、30分ぐらいの時間があったため、たくさんお話し合いができました。
フロアとの話し合い
フロアとのやり取り(丁寧に解説される小幡先生)
小幡先生のお話の詳細やフロアとのやり取りは、NPO法人くらしとバイオプラザ21のバイオカフェサイトに後ほど掲載されますので、是非ご覧ください。
参加者には、小幡先生から「しぼりたて生しょうゆ」のお土産がありました。
小幡先生のお話しの前には、こころをいやすハープ演奏がありました。
演奏は、北政扶美子様。オードリーヘップバーンの映画主題歌のシャレードやムーンリバー、さらには、「アナと雪の女王(原題:”Frozen”)」の主題歌”Let it go”などを演奏くださいました。
北政先生は、㈱ルナハープ代表 でハープ教室「ルナハープ」で、オールラウンドティーチャーとして、幅広い演奏活動も展開しておられます。
ちなみに、ハープ教室「ルナハープ」は、東急東横線「新丸子駅」のそばにあるそうです。
ファシリテーターの佐々義子先生
TTCバイオカフェ名物、佐々先生が焼いてきてくださる手作りスポンジケーキ。
すごくおいしい!
バイオカフェは、英国リーズで1998年に始まったCafe Scientifique(サイエンスカフェ)のバイオ版です。2005年にNPO法人くらしとバイオプラザ21が東京で始めました。
サイエンスカフェとは専門家の話をお聞きし、お茶を飲みながら皆で、サイエンスについて語りあうという企画です。
英国のサイエンスカフェポータルサイトには、Tokyo Biocafeとしてくらしとバイオプラザ21(英文表記:Life Bio Plaza21)サイト、さらにはTTCバイオカフェがリンクしています。
第1回~17回までのTTCバイオカフェは、ここをクリック。
TTCバイオカフェは、18:00~19:45で行います。次回は、2016年2月5日(金)を予定しております。