第32回TTCバイオカフェ2月26日(金)オンライン開催
昨年2月以来延期となっておりましたTTCバイオカフェをZoomによるオンラインにて開催いたします。
第32回TTCバイオカフェ
「ゲノム編集食品 消費者の受け止め方」
スピーカー:佐々義子先生(特定非営利活動法人 くらしとバイオプラザ21 常務理事)
佐々先生からのメッセージ:
「2020年12月、筑波大学でゲノム編集技術を使って開発された、GABAというアミノ酸を多く含むトマトの届出が、厚生労働省に承認されました。このトマトは自然突然変異でつくられたのか、ゲノム編集技術でつくられたのかの区別ができないことから、届出を行うことで市場にだすことが認められたのです。日本では初めてゲノム編集食品ということで、どのように消費者に受容されるだろうかと注目されていましたが、GABAトマトを扱うサナテックシード社は、栽培モニターを募集し、無料で配布した苗を栽培し情報を共有するライングループをつくると発表しました。新しい作物の、大変に興味深いプロモーションと言えるでしょう。今回は、遺伝子組換え作物・食品をめぐるリスクコミュニケ―ションを比較しながら、ゲノム編集食品との付き合い方を考えてみましょう。」
追伸:佐々先生の最新記事「ゲノム編集のGABA高蓄積トマトは何をもたらすか」(JBpress 2021年3月17日)は、ここをクリック。
日時:2021年2月26日(金)
入室開始 17:45 (開演前に音楽演奏があります。)
開始時間 18:00 終了時間 19:45
参加費:無料
ご参加ご希望の方は、QRコードからお申込みください。
主催:専門学校東京テクニカルカレッジ(TTC)
■佐々 義子(さっさ よしこ)先生のご紹介■
特定非営利活動法人くらしとバイオプラザ21 常務理事、博士(生物科学)。
神奈川工科大学 客員教授
日本科学技術ジャーナリスト会議 理事 他
専門分野:バイオテクノロジーを中心としたサイエンスコミュニケーション
開演前に音楽演奏がございます。
■Sketchbook(スケッチブック)のご紹介■
ご夫婦で演奏活動をしておられます♪
ギター:西村 俊哉(にしむら としや)様
音楽教室で講師を務める傍ら、精力的に演奏活動を行い、バンドサポート、施設訪問演奏、子供向けライブ開催など、地域貢献にも尽力している。
フルート:西村 いづみ(にしむら いづみ)様
フリーの奏者として演奏活動をする他、作・編曲、楽譜出版などの創作活動も行っている。
これまでの「TTCバイオカフェ」は、ここをクリック。
演者である佐々義子先生は、第1回TTCバイオカフェよりファシリテーターを務めておられます。今回はご専門のサイエンスコミュニケーションの視点から「ゲノム編集食品」についてお話くださいます。佐々先生には、TTCバイオ・環境系の教育課程編成委員として、また本学の研究倫理委員として日頃からバイオテクノロジー科の教育へのご支援、ご指導をいただいております。
■特定非営利活動法人「くらしとバイオプラザ21」とは?
代表:大島美惠子(東北公益文科大学名誉教授)
副代表:正木春彦(東京大学名誉教授)
くらしとバイオプラザ21 は、「くらしとバイオ」の視点で、バイオテクノロジーに関する情報をわかりやすく提供し、対話の場創りをしています。茅場町を中心に全国各地でバイオカフェを330回以上開催。東京テクニカルカレッジ(TTC)は実験教室などに協力、同法人の佐々義子常務理事はTTCのカリキュラム検討委員として、連携して活動しております。
前回(2020年2月)までのTTCバイオカフェはお茶を飲みながら行いました(校舎1階テラカフェ)。
文責:大藤道衛
ポスター:川辺伸司科長作成(Web動画クリエイター科)