Excelで実験データ解析中!(1年 導入実習)
1年生が実験をはじめて1ヵ月がたちました。はじめは、実験器具の名前も知らなかった学生ですが、試薬づくりで必要な実験技術が少しずつ身についてきました。わずか1ヵ月ですごい成長です。毎日楽しそうに実験する学生の姿を見るのが嬉しいです。
バイオ技術者を目指すには、試薬の濃度計算や実験スキルが身についていることはもちろんですが、それだけでなく実験データを処理する力も必要になってきます。今日は、導入実習で行っているデータ整理についてご紹介します。
導入実習では、安全ピペッターを使い、水5.0mLをメスピペットやホールピペットで計量する練習を何度も繰り返しました。5.0mL 計量した水は重さも量ります。重さの値はExcelに入力し、計量値にどのくらい誤差があるのかを解析することにしました。タブレット学習に慣れている学生でも、Excel操作は苦手なことが多く、基本的な計算から学んでいきます。
「SUMは数値の足し算で、Excelで指定した範囲のセル内の数字を合計することができる関数です。AVERAGEは数値の平均のことです。」とExcel操作を指導する松井先生。学生は、自分が測定したデータの平均値や標準偏差をExcelの数式を用いて計算しました。
バイオテクノロジー科では、統計の座学もありますが、実習でも実際に生のデータを使って統計処理する力をつける指導をおこなっています。
2期の化学実験では、分光光度計やビュレットを使い中和滴定をしたり、生物実験では、マウスを使った妊娠周期の顕微鏡観察などがはじまります。
実習内容はより専門的になります。データを取って分析も続けなければなりません。でも、その段階を1歩ずつ上がれば、Excel操作は必ず身についていきます。今感じている実験のよろこびや楽しさを忘れることなく、卒業まで頑張ってやり抜きましょう!
🔶導入実習のバックナンバー🔶
1ヵ月でここまでできるようになる!試薬計算から試薬調製まで(2023)
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文責 宮ノ下いずる【152】