Graduate Voice

卒業生の声

建築監督科

授業を受けたら忘れない
就職後もそれが強みに

株式会社熊谷組 建築事業本部 建築統括部
建築DX推進室 生産BIM推進グループ勤務

岡田 岳さん

2016年卒業 /香川県藤井高等学校出身

建築に興味を持ったのは、高校を卒業して働いていた時のこと。仕事を始めて2年目のある日、図書館でふと建築関連の本を手に取って読んでみたら、なんだかとても面白そう。すぐに建築を学べる学校を検索して、その日のうちに何校かオープキャンパスの予約を入れました。その中で、東京テクニカルカレッジの建築監督科を選んだのは、現場での監督業に特化した学科であったこと、そしてデジタルツールが充実していたことが決め手になりました。

実際に1年次からCADを使用した授業がスタートして、夏休みには自分で作図できるようになるなど、自分自身のスピーディーな成長を実感できる場面がいくつもありました。それから、1年間を5分割した5期制カリキュラムも学びを深めることに役立ちました。期末ごとに試験があって大変でしたが、小分けに試験を実施することで忘れる前に復習ができて記憶がしっかりと定着しました。在学中にこの学習スタイルできっちり学んだことで、社会人になってから受験した二級建築士、続く一級建築士の試験をスムーズにパスすることができました。就職活動では、外部講師で授業を持ってくれた先生方が2年生の頃から建築業界についてリアルな話をしてくださったおかげで、就職活動が始まる頃には目標が定まっていて、早期に複数社から内定をいただきました。

熊谷組に入社してから4年間は現場で施工管理業務をおこなっていました。現在は建築DX推進室で、BIMツールを用いた施工計画や、現場で役に立つITツールの開発等を幅広く従事しています。DXは既存のアナログ業務にデジタル技術を融合して効率化を図ることです。建設業はDXが他産業に比べ遅れている部分が多くあります。逆にいうと伸びしろが多いジャンルで今後飛躍的に成長する部門であると考えていて、自ら異動の希望を出して現在の部署になりました。BIMはCADの次の時代のツールで、ここでも在校時に授業でBIMを学習していたことが役立っています。

建築は、自分が描いた図面がかたちになってできあがっていく、そこに醍醐味があると思います。建築監督科は監督以外にも建築業界の中で多くの選択肢ができるので、建築業界を志す人にぜひおすすめしたい学科です。

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