Graduate Voice

卒業生の声

バイオテクノロジー科

身につけた実験技術は
私にとって一生の宝物

株式会社ジェイティクリエイティブサービス勤務

西村 佳納 さん

2020年卒業 /千葉県立薬園台高等学校出身

高校時代は、漠然と園芸関係の仕事に就きたいと考えていました。ただ、園芸や植物に絞ると就職先が限定されるので、植物についてはもちろん、多岐にわたる分野を学べるバイオテクノロジー科に入学することを決めました。学校見学の際に、先生が親身に相談に乗ってくださって、一緒に来た母が「この学校なら大丈夫」と背中を押してくれたもの大きかったですね。
実際、先生は学生の話を丁寧に聞いてくれて、授業はもちろんのこと、就職活動においても細やかで温かい指導をしてくださいました。特に印象深いのは実験です。授業内で結果が出なくても、そこで実験終了ではなく、納得いくまで何度もやり直しをさせてくれました。実験方法を自分たちで考える卒業研究では、根気よく見守ってくださいました。卒業研究が完成するまでの道のりは大変でしたが、自分でやり切った分とても楽しく、この学校に入学して本当に良かったと改めて思いました。
さまざまな科や学年の人たちと連携しながらプロジェクトに取り組んだリアルジョブプロジェクト(RJP)の授業も思い出に残っています。私はハーバリウムを企画する班に入り、ボトルに入れる液体の検証や植物の染色を担当しました。Web動画クリエイター科の人がラベルデザインを担当するなど、学年や科を超えて意見を出し合い、作業をすることでコミュニケーション力が身につきました。

入社したジェイティクリエイティブサービスは、学校に求人説明にお越しくださった企業の中の一社です。現在は、分析第1チームに所属して、主にたばこの煙中成分の分析をおこなっています。マイクロピペットや実験器具は学生時代にガンガン使ってきたので、部署が異動になった際でも、取扱い方が体に染み込んでいるので、しばらく使用していなかった器具でも支障なくすぐに使えています。試薬の知識も学生時代に叩き込まれているので、今に活きていると感じます。結局私は、実験や研究が大好きなのだと思います。今後も研究者として活躍できる人物になっていきたいですね。
私もそうでしたが、進学先を選ぶ際には迷うこともあると思います。長期戦になることもあるでしょう。でも冬は必ず春となります。諦めずに頑張れば、自分に合う学校が見つかりますよ。私の場合、それが東京テクニカルカレッジでした。

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