現在わたしたちは、さまざまな技術に支えられて生活しています。その技術は高度化され、便利になっていると同時に危険性も高まっています。また、世界的には、地球環境が永く続くための取り組みである「SDGs」も重要な位置づけとなっています。そのような社会のなかで重要な役割を担うのが、IoT エンジニア。高度になった「センサー技術」「通信技術」「コンピュータ技術」「機械製品」と「過去・現在のデータ」をうまく融合させ、人々が安全かつ便利に生活できる環境をつくります。
IoT+AI科
2年制/専門士
ものづくりのノウハウを学ぶ
学生&先生の本音トーク!
IoT+AI科を選んだ理由は?授業は楽しい?自身の思い描く将来像など、気になるアレコレを、今年度入学した1期生たちに質問!
今、学んでいる学生だからこそ話せる、IoT+AI科の“リアル”をチェック!!
ものづくりは面白い!科長インタビュー!
「当科の楽しさ・面白さは、IoT技術をつかって“モノ”をつくり出すこと。授業でいちばん重視するのは制作活動です。自分でプログラミングし、自分で組み立てた作品が動くのは感動もの。
ものづくりを楽しみながら技術を身につけ、その技術で利用する人に寄り添えるIoTエンジニアになりましょう!」
生形 可奈子先生 インタビュー
IoTエンジニアになる
“ものづくり”の最先端技術をとおし、
社会・企業を豊かにするIoTエンジニアになれる学科
IoT(Internet of Things)とは、
モノ(コンピュータ、機械など)に
センサーをつけ、
センサーが取得した
情報をネットワーク等を介し、
可視化して問題解決に導くこと。
より便利で安全な社会を実現するために、
IoTデバイスの設計・開発など、
ものづくりのノウハウを学びます。
IoTエンジニアとは?
私たちは、<IoT+AI科>の
カリキュラムを高く評価しています
ー当科教育課程編成委員の声ー
技術力とともに、実践力を養う
IoT開発の現場では、新技術・サービスの変化に対応する柔軟性や応用力、世の中の流れを読み取る力、お客様ニーズを捉える感受性や積極性が強く求められています。求められるものは広範囲ですが、自己成長のためにもチャレンジしがいのあるフィールドです。東京テクニカルカレッジの新科のカリキュラムは、実技・実践を身につけることに重きを置いています。是非、技術力とともに将来の実践力を養う場としてほしいと思います。

みらい開発本部
フロンティアサービス推進本部
フロンティアサービス推進部 部門長
高堂 博司さん

取締役副社長
デジタルテクノロジー事業本部長
一般社団法人体験設計支援コンソーシアム 副代表理事
一般社団法人みんなのIoTコンソーシアム 理事
渡邊 和彦さん
「もっと便利に」を実現するIoTエンジニアに
IT業界は非常にエキサイトな業界です。日々新しい技術が出てきてはそれを活用したイノベーションがどんどん生まれる世界です。当科の実践的なカリキュラムでIoTに関する技術を学び、「こんなモノがあればもっと便利なのに」を実現できるエンジニアを目指してほしいと思います。
IoTエンジニアになるためのカリキュラム
技術力とビジネス力が、2年間で
しっかり身につくカリキュラム
当校で育成する loTエンジニア
当校ならではの実践的な学び
- 基礎
- IoTシステムに必要なプログラム・デバイス・ネットワークセキュリティ・データ管理を学びます。
- 応用
- 第一線の企業講師のもと、グループで問題発見から設計、開発、可視化による解決まで一貫しておこないます。
当校ならではのIoTの学び
3つのプログラミング技術(デバイス制御、AI、Web)を学び、
多くの制作活動をこなしてさまざまな課題解決を可能にします。
コンピュータ・教養
コンピュータの基礎技術(ソフトウェア&ハードウェアの仕組み)およびIoT を支える産業全般について学びます。
プログラミング技術
大きく3つのプログラミング技術を学びます。1つ目は、IoTの中枢となるデバイス制御の技術です。デバイスを操作したり、デバイスのセンサーから取得したデータを処理したりする方法を学びます。2つ目は、デバイスから受け取ったデータをもとにAI(人工知能)で予測・分析をする技術です。統計学や機械学習、ディープラーニングなどの様々な手法を用いてAIの基本を学びます。3つ目は、Webアプリケーション技術です。IoTの目的には、見えないデータを見えるようにする「可視化」があります。Pythonフレームワークを使ったWebアプリケーションを作成し、データを可視化する技術を学びます。
データベース
IoTでは、センサーから取り入れた情報、処理をした結果の情報を管理する必要があります。そのためには、データベースの技術が不可欠です。データ操作技術、データベース設計技術を中心に学習します。
ネットワーク+セキュリティ
ネットワークもIoT を支える技術です。通信制御、インターネット、セキュリティについて学び、モノとモノを結ぶ仕組み、データの送受信、サーバー技術、クラウド技術について学びます。
センサー+回路
現在、さまざまなセンサーが活用されています。温度・湿度・光・音・距離・人感などさまざまなセンサーに触れ、その特性や用途を理解しつつ、センサーを使った回路技術を学んでいきます。アナログ、デジタル回路の基本を理解し、簡単な回路がつくれるスキルを修得します。
IoT開発
実際のIoT開発は、問題発見から始まります。どのような問題をIoTでどう解決していくかも含め、 IoTシステムの設計・開発・制御・可視化までトータル的におこなうことができる技術要素を学びます。
RJP( リアルジョブプロジェクト)
実際の企業課題、社会課題をテーマにグループで解決できるIoTシステムを構築していきます。さまざまな実例に触れ、自分たちで最適な解決策を考え、実モデルを開発します。最終的には、プラットフォーム上にダッシュボードとして表現できるようにします。企業連携でプロのIoT技術者指導のもと、学習していきます。
現場のニーズに即した実践的な
カリキュラム
当科のカリキュラムは、IoTや組み込み技術を手掛ける企業様と当校が共同で作成。一線で活躍するIoT技術者の方々にも高く評価され、実務に即したこのカリキュラムは、自信を持って学生に提供できる内容となっています。カリキュラムは「プログラム+AI」「データベース」「ネットワーク&セキュリティ」「IoT開発」「センサー回路」で構成されています。課題をIoT技術でトータル的に解決するとともに可視化し、人に伝えることができる人材を育成します。


注目の授業
IoTデータを使った制御プログラミングと
可視化プログラミング

IoTはプログラミングによって実現するため、入力・処理・出力(制御)するプログラム、さらには人間にフィードバックするWebアプリケーションのプログラム技術を学びます。
マイコンボードにアナログ・デジタルの
基本回路を組み込み、IoTハードウェアをつくる

世の中にある色々なセンサー、信号を回路を使って読み取り、プログラミング処理したのち、回路を使って出力したり、ネットワークやPCなどを使って出力するスキルを身につけます。
loTの学び方
徐々に高度になる課題をとおして、楽しくわかりやすく学ぶ
まずは、IoTの事例に触れ、IoTを理解する。その上で、必要な基礎技術を学びながら最終的には、AIを含めた高度なIoTにチャレンジする。
loTの事例
- 導入期
- IoTの事例から学ぶ。どうつくられていて、どんな技術が必要?
loTの基本
- 基礎期
- IoTに必要なセンサー、デバイス、プログラミング、データベース、ネットワークの基礎を学ぶ。
(小さいIoTをつくる)
身近なloT
- 応用期
- 基礎で習ったことを踏まえて、身近で課題を発見し、自分たちでIoTをつくって解決。
高度なloT
- 成熟期
- AIや見える化を意識し、社会・業界の課題を高度なIoT技術で解決。
こんな技術者になれる!
社会、業界(クルマ、医療健康、建築・建設、環境、バイオ)における、さまざまな問題をIoT 技術によって解決していける技術者になれます。
各場面でおきている問題を発見し、ものづくりによる解決手段を模索し、解決に必要な技術を融合させながら目に見える形で、表現(機械の自動操作、状況を見える化)できる技術者になれます。

これからはDXが主流の時代に
DXとは、デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)の略で、データとデジタル技術を駆使して社会・ビジネス・製品・サービスを変革していくことです。簡単に言うと過去・現在のデータを分析し、その結果をもとに未来を変えていくことです。そのDXの中心技術がデータサイエンスやIoTになります。
用語集
- ディープラーニング
- 機械学習に関する研究の一領域であり、データを利用して複雑な抽象概念をモデル化します。
- 機械学習
- 人工知能の一系統であり、数学的アルゴリズムと自動処理という2つの技術に基づいています。
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セコム株式会社/ 株式会社ミライト/チームラボ株式会社/清水建設株式会社/ITbookテクノロジー株式会社/株式会社セラク など
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IoT検定レベル1/IoTシステム技術検定 基礎/Python3エンジニア認定基礎試験/統計検定3級/G検定/基本情報技術者/Microsoft Office Specialist(MOS、Excel)/ビジネス能力検定(B検)ジョブパス/情報検定(J検) など