バイオテクノロジー科
2年制/専門士/職業実践専門課程
バイオ分析技術をしっかり学ぶ バイオテクノロジー科
生物に対する効果や安全性・健全性について調べるバイオ分析技術をマスターする。
私たちの体に直接作用するもの、すなわち飲食物、医薬品や医療、そして生活関連物質などを対象として、 それらの効果や安全性、健全性についてバイオ分析技術を用いて調べます。
バイオ分析技術は大きく分けると1.化学分析技術と2.生物分析技術に分かれます。化学分析技術は水や食品、医薬品などの中に含まれるさまざまな不純物や毒物、その他身の回りの化学物質を調べる技術(分離・分析技術)。一方生物分析技術は、動植物個体・細胞、微生物などの取扱い、 生体中の遺伝子やたんぱく質の働きや構造など、生物を用いて調べる技術です。
バイオテクノロジー科では、全員がこの2つの技術を学べるようにカリキュラムを構成。初めて実験に取り組む人でも大丈夫なように、基本的な実験からスタートし、より複雑な実験へと進む構成となっています。豊富な機器を自分の手で使い、できるようになるまで繰り返します。そして実験結果をレポートにまとめ、コンピュータを利用して発表する…。
2年生の後半には、学んだ技術をフルに活用する総合実験をおこない、自分の興味や進む進路に応じて、それぞれの分野で要求される技術を磨いていきます。
バイオテクノロジー科時間割の例
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
---|---|---|---|---|---|
1時限 9:20〜10:50 | 免疫学2 | 食品加工と安全 | 応用バイオ化学実験4 (遺伝子発現実験) |
細胞工学実験2 (植物) |
応用バイオ化学実験4 (遺伝子発現実験) |
2時限 11:00〜12:30 | 細胞工学実験2 (植物) |
分離精製技術1 | 応用バイオ化学実験4 (遺伝子発現実験) |
細胞工学実験2 (植物) |
応用バイオ化学実験4 (遺伝子発現実験) |
3時限 13:30〜15:00 | 細胞工学実験2 (植物) |
植物の生理と病理 | 応用バイオ化学実験4 (遺伝子発現実験) |
細胞工学実験2 (植物) |
RJP |
4時限 15:10〜16:40 | 細胞工学実験2 (植物) |
植物の生理と病理 | 応用バイオ化学実験4 (遺伝子発現実験) |
細胞工学実験2演習 | RJP |
2年間の科目配置
1年次
4月 | 6月 | 9月 | 11月 | 1月 | |
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生物分析技術 | - | 動物学基礎実習 生物の基礎 |
微生物学基礎実習 生物の基礎 |
応用微生物学実習 | 細胞工学基礎実習 |
化学分析技術 | 基礎化学 | 基礎化学 バイオ基礎実習 |
バイオ化学 バイオ化学実験 |
バイオ化学実験 (タンパク質分析実験) |
バイオ化学実験 (電気泳動・クロマトグラフィー) |
基本実験技術 | 導入実習 | 実験動物技術 | - | - | 遺伝子工学技術 |
バイオ基礎 技術 |
ライフテクノロジー概論、社会情報 | ライフテクノロジー概論、バイオ実験英語、生化学 | バイオ実験英語、生化学、微生物学、分子細胞生物学 | バイオ実験英語、生化学、分子細胞生物学、食品化学 | 食品化学 |
2年次
4月 | 6月 | 9月 | 11月 | 1月 | |
---|---|---|---|---|---|
生物分析技術 | 細胞工学実験 (動物細胞工学) |
応用バイオ化学実験 (遺伝子工学) |
細胞工学実験 (植物細胞工学) |
バイオ総合実験 (卒業研究・ インターン) |
バイオ総合実験 (卒業研究・ インターン) |
化学分析技術 | 応用バイオ化学実験 (食品薬品分析) |
応用バイオ化学実験 (酵素学実験) |
応用バイオ化学実験 (遺伝子発現実験) |
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基本実験技術 | 基礎分析化学 | バイオ分析化学 細胞工学技術 |
分離精製技術1 | 分離精製技術2 | - |
バイオ基礎 技術 |
酵素化学 | 食品加工と安全 | 植物の生理と病理
栄養生物学 |
免疫学1 医薬品化学1 食品衛生と健康 |
免疫学2 医薬品化学2 品質管理技術 |
化学分析技術 と 生物分析技術 |
私たちの身体に直接作用するもの、すなわち飲食物、医薬品や医療、そして生活関連物質などを対象として、 それらの効果や安全性、健全性についてバイオ分析技術を用いて調べます。バイオ分析技術は大きく分けると1.化学分析技術と2.生物分析技術に分かれます。化学分析技術は水や食品、医薬品などの中に含まれるさまざまな不純物や毒物、その他身の回りの化学物質を調べる技術(分離・分析技術)。一方生物分析技術は、動植物個体・細胞、微生物などの取扱い、 生体中の遺伝子やたんぱく質の働きや構造など、生物を用いて調べる技術です。 バイオテクノロジー科では、全員がこの技術を学べるようにカリキュラムを構成。初めて実験に取り組む人でも大丈夫なように、基本的な実験からスタートし、より複雑な実験へと進む構成となっています。豊富な機器を自分の手で使いこなせるようになるまで実習を繰り返します。そして実験結果をレポートにまとめ、コンピュータを利用して発表する…。2年生の後半には、学んだ技術をフルに活用する総合実験をおこない、自分の興味や進む進路に応じて、それぞれの分野で要求される技術を磨いていきます。 |
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4月バイオ導入
バイオ技術の基本となる実験器具、薬品取扱いの基礎を学びます。またバイオについてその概要を理解するための勉強も開始!
分野 科目 バイオ基盤知識 ライフテクノロジー概論1、社会情報学1 基本実験技術 導入実習 化学分析技術 基礎化学1 生物分析技術 - 6月バイオ基礎実験の開始
バイオ分析に必要な薬品の取扱い、基礎知識としての化学と生物、そして生物を化学変化で考えていく生化学の授業が開始されます。
分野 科目 バイオ基盤知識 ライフテクノロジー総論2、社会情報学2、 バイオ実験英語1、生化学1 基本実験技術 - 化学分析技術 バイオ基礎実習(薬品取扱い)、バイオ化学2 生物分析技術 動物学基礎実習1、生物の基礎 9月バイオ基礎技術の展開1
実験動物や微生物など生物分析技術の基本となる勉強をスタートします。また化学反応や有機物質についてより深く学びます。
分野 科目 バイオ基盤知識 バイオ実験英語2、生化学2 基本実験技術 実験動物技術 化学分析技術 バイオ化学実験1(生体成分取扱い実験)、バイオ化学(有機化学) 生物分析技術 動物学基礎実習2、微生物学 11月バイオ基礎技術の展開2
3期よりもさらに複雑な生物やバイオ産物を対象として実験技術を学びます。より難しい内容が出てきます。
分野 科目 バイオ基盤知識 バイオ実験英語3、生化学3、食品化学1 基本実験技術 - 化学分析技術 バイオ化学実験2(タンパク質分析実験) 生物分析技術 微生物学基礎実習 1月バイオ基礎技術部分の確認
バイオ分析で重要となる技術、すなわち生体成分の抽出分離技術を確実なものとします。2年次のより高度な内容に対応するための基盤となる授業がおこなわれます。
分野 科目 バイオ基盤知識 分子細胞生物学、酵素化学、食品化学2 基本実験技術 遺伝子工学技術 化学分析技術 バイオ化学実験3(クロマトグラフィー、電気泳動) 生物分析技術 応用微生物学実習 -
4月バイオ基礎技術の応用1
1年次に学んだ基本実験技術を元に、いよいよ植物や食品、医薬品など実際の産物を対象とした応用バイオ分析技術習得の開始です。
分野 科目 バイオ基盤知識 - 基本実験技術 バイオ分析化学1(化学分析) 化学分析技術 応用バイオ化学実験1(遺伝子工学実験) 生物分析技術 応用バイオ化学実験2(食品薬品分析実験) 6月バイオ基礎技術の応用2
応用バイオ分析技術をより複雑な実験系、内容で学びます。特に遺伝子、細胞分析に必須となるより高度な技術を身につけます。
分野 科目 バイオ基盤知識 免疫学1、栄養生理学 基本実験技術 バイオ分析化学2(機器分析)、細胞工学技術1 化学分析技術 応用バイオ化学実験3(酵素学実験) 生物分析技術 細胞工学実験1(植物細胞) 9月バイオ基礎技術の応用3
これまで身につけたバイオ基礎技術を用いておこなう応用実験のまとめです。実験対象は動植物成分や自分自身。
分野 科目 バイオ基盤知識 食品加工と安全、免疫学2、植物の生理と病理 基本実験技術 細胞工学技術2 化学分析技術 応用バイオ化学実験4(遺伝子発現実験) 生物分析技術 細胞工学実験2(動物細胞) 11月バイオ分析技術の展開1
身につけたバイオ分析技術を利用して、さまざまなバイオ産物を対象とした総合実験、特に安全性評価に必要となる技術を磨きます。
分野 科目 バイオ基盤知識 医薬品化学1 基本実験技術 分離精製技術1 化学分析技術 バイオ総合実験1(化学分析系:食品、生活関連製品他) 生物分析技術 バイオ総合実験1(生物分析系:動植物、遺伝子解析他) 1月バイオ分析技術の展開2
さまざまなバイオ産物を対象として、これまで学んだバイオ分析技術を磨きます。特に機能性評価に必要となる技術を磨きます。
分野 科目 バイオ基盤知識 医薬品化学2、食品衛生と健康、品質管理技術 基本実験技術 分離精製技術2 化学分析技術 バイオ総合実験2(化学分析系:食品、生活関連製品他) 生物分析技術 バイオ総合実験2(生物分析系:動植物、遺伝子解析他)