バイオテクノロジーは生物の能力を学び、そこから生み出された技術です。バイオ技術者はこの技術を使って、食品や医薬品などのさまざまなものづくりや、医療・検査・分析などをとおして、わたしたちヒトの命を守る仕事を担っています。

2年制/専門士/職業実践専門課程
2年間集中しておこなうさまざまな実験・実習・講義でバイオ技術者としての基盤となる技術と知識が身につきます。生物の持つ力を調べ、命を守る幅広い分野(食品・薬品・医療・医学など)で活躍できるバイオ技術者になる学科です。
バイオテクノロジーは生物の能力を学び、そこから生み出された技術です。バイオ技術者はこの技術を使って、食品や医薬品などのさまざまなものづくりや、医療・検査・分析などをとおして、わたしたちヒトの命を守る仕事を担っています。
当科では医薬・医療・食品・生活環境分野が重要と考えています。あらゆる分野で活躍できる技術者を目指します。
身につけた化学分析、生物分析技術を基に、遺伝子・医薬・食品分析技術を身につけ、PCR、電気泳動技術を活用して遺伝子分析を楽しく学びます。
コーヒーに続いて、何度もテイスティングを繰り返しつくったオリジナルブレンドティーの開発に取り組んでいます。
人数分の実験器具をそろえて、1200時間以上の実習時間を使い、経験豊富な先生が一人ひとりにしっかり、実験スキルを教えていきます。
2年間で全員がバイオ分析技術(生物分析技術[微生物・動植物細胞・遺伝子取扱いなど]、化学分析技術)を修得できるカリキュラムとなっています。
さらに2年次の後半には、それまで学んだ技術をフルに活用する総合実験があります。
1200時間以上が実習です!人数分の実験器具を完備。
全員しっかりできるようになるまで繰り返します。
実習の原理・考え方を理解するための講義。
基礎から応用までしっかり学びます。
仕事は一人ではできません。さまざまな専門家が協力して成果を上げていくものです。専門の知識技術を学ぶだけではなく、他の分野の人とコミュニケーションをとりながら、目標を達成していく。この経験を学校にいるうちに得て、社会で活躍する力をより高めていこうというのがこのリアルジョブプロジェクト(RJP)授業です。
当科では、1Fテラカフェの利用促進、バイオテクノロジー科、バイオ分野を広く知ってもらうことを目標に皆で活動しています。
現在はアイスコーヒーの開発検討中。もうじき完成予定!!また、オリジナルブレンド紅茶も㈱リーフルと協同で開発提供しています。その他クッキーやスコーンなどの食品の検討もおこなっています。
2019年3月28日 バスボム、紙の顕微鏡(米Foldscope社と提携)
2019年7月24日 ビー玉万華鏡、ぶくぶくカラフル水中火山、アルギン酸ビーズ
現在はハーバリウムの作製法、花の加工法を検討中。インテリア科とのコラボレーションも予定しています。
学校と企業(UCCコーヒープロフェッショナル株式会社)との連携で開発したオリジナルブレンドコーヒーをテイスティング中
2年間でおこなう実習は、1200時間以上です。この時間を使って身につけた技術と知識を求めて、食品・薬品・医療・医学の分野をはじめとするさまざまな業界からの求人があります。
また、メーカーや大学院の研究室で活躍する人や大学へ編入する人もおり、年々進路の幅が広がっています。
朝当番が前日に洗っておいた器具を片づけ、今日の実験の準備をお手伝い。
今日の実習の目的・内容・方法の説明を受けます。ポイントや注意点を授業シートでしっかりチェック!ここが大切です!!
実験結果をふまえて、グループディスカッション。パソコンでデータ処理やまとめ作業も必要です。
授業終了後は、実験室全体を掃除します。掃除終了までが実験だという意識を忘れずに!!
バイオテクノロジー科2年 四十澤 康太郎さん(千葉県立野田中央高等学校出身 大手食品会社 M社 内定)
高校生の時にチョコレートの結晶について学ぶことがあり化学に興味をもちました。バイオテクノロジー科が珍しく、実習量が多いことにやりがいを感じ当校への進学を決めました。実験やレポートが多く、毎日が充実しています。授業で面白いのは、この分野を学ばなければ触ることができない実験機器や試薬を使って実験できること。将来はチーズづくりにチャレンジしたいと思っています。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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1時限 9:20~10:50 | 免疫学1 | 細胞工学実験2 | 栄養生理学 | 応用バイオ化学実験4 | RJP |
2時限 11:00~12:30 | 免疫学1 | 細胞工学実験2 | 栄養生理学 | 応用バイオ化学実験4 | RJP |
3時限 13:30~15:00 | 分離精製技術1 | 細胞工学実験2 | 細胞工学技術 | 応用バイオ化学実験4 | RJP |
4時限 15:10~16:40 | 分離精製技術1 | 細胞工学実験2 | 細胞工学技術 | 応用バイオ化学実験4 | RJP |
合同酒精株式会社 酵素医薬品研究所勤務
2015年卒業
山口 美来さん(埼玉県立越谷技術高等学校出身)
バイオテクノロジー科の魅力は、自分のやる気次第で、授業だけにはとどまらない活動や学びができる点です。先生方も熱心に指導してくださるため、入学当初はプレート培地に植菌することが苦手だった私も、授業を通じて難なくできるようになりました。
現在は主力製品ラクターゼのコストダウンのための研究に携わっており、主に菌の育種や培養、分析をおこなっています。その研究で私が取得した活性の高い株が実際の製造に使われ、大きなコストダウンを実現できたときは、今まででいちばんの醍醐味を感じました。
東京テクニカルカレッジの授業ではさまざまな分野の実験ができるので、きちんと考えて理解し、自分のものにできたら、就職してからも存分に活かせると思います。実験や研究に何かしらのカタチで関わりたいと志す人なら、この学校で学んで間違いはないと思います!
株式会社JTクリエイティブサービス勤務
2015年卒業
内野 彩香さん(埼玉県立越谷東高等学校出身)
もともと、“白衣を着て仕事がしたい”という漠然とした夢と憧れがありました。幼い頃、母に顕微鏡を買ってもらい、植物の葉や紙の断面などを観察するのが楽しいと感じたのも、今の仕事を志したきっかけです。
学校選びの際は、何校ものオープンキャンパスに参加し、実際に自分の目で見て確かめました。東京テクニカルカレッジは、器具や機材がとても豊富で、実験道具が一人に一個使える点をメリットと感じました。また、先生方がとても親身に対応してくださったことや、体験させていただいた授業がとても面白かったことも印象に残っています。ここなら深い学びができると思い、入学を決めました。
バイオテクノロジーと一口に言ってもいろんな分野があるのですが、学校での授業や卒業研究などでさまざまな物質の分析をしていたときに、分析装置の基礎を先生から教えていただいたのがきっかけで、それを活かす仕事は何かと考え、現在の会社にお世話になりました。
主に化学系の分析業務を手がけていて、私はたばこの煙の成分分析を担当しています。正確にスピーディーにデータを提供するのが仕事です。何度も試行錯誤を繰り返しながら実験方法を考えて、良い結果が出たときはとてもうれしいです。
先日、長らく取り組んでいた分析法改善が採用になり、分析効率アップに貢献できました。その成果を委託元の会社の皆様も大勢いらっしゃる中でプレゼンテーションをする機会をいただき、緊張もしましたが、とても良い経験になりました。今後も色々な業務に携わって努力を重ねていきたいです。
生化学工業㈱/帝人ファーマ㈱/協和キリン㈱/ニプロファーマ㈱/ちふれホールディングス㈱/㈱タムラ製作所/㈱フコク/㈱メディクローム/㈱日本バイオテスト研究所/㈱明治/森永乳業㈱/名糖産業㈱/江崎グリコ㈱/㈱シャトレーゼ/㈱伊藤園/合同酒精㈱/㈱ボゾリサーチセンター/㈱ケー・エー・シー/日本ステリ㈱/㈱ジェイティクリエイティブサービス/㈱環境研究センター/三友プラントサービス㈱/㈱高長/ナカライテスク㈱/日油㈱/大和サービス㈱/(一財)材料科学技術振興財団/東京大学医学部/東京大学医科学研究所/慶應義塾大学医学部/埼玉医科大学 など
中級バイオ技術者認定/上級バイオ技術者認定/毒物劇物取扱責任者/危険物取扱者乙種第4類/有機溶剤作業主任者/特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者/環境社会検定試験(eco検定)/食品衛生責任者/情報検定(J検)2級・3級/ビジネス能力検定(B検)ジョブパス3級/Microsoft Office Specialist(Excel, Word) など
研究の仕事は、①研究の中心となりチームを率いて研究結果を発表する「研究者」と、②研究者の指示のもと実際の実験をおこなってデータを出す「研究技術者」、この両者が協力し進めていきます。当科では、即戦力になる研究技術者を目指します。
2023.03.24
バイオテクノロジー科
2023.03.17
バイオテクノロジー科
2023.03.03
バイオテクノロジー科
2023.02.17
バイオテクノロジー科