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バイオテクノロジー科

2年制/専門士/職業実践専門課程

About

わたしたちの健康や命を守る バイオ技術者になれる学科

2年間集中しておこなうさまざまな実験・実習・講義でバイオ技術者としての基盤となる技術と知識が身につきます。生物の持つ力を調べ、命を守る幅広い分野(食品・薬品・医療・医学など)で活躍できるバイオ技術者になれる学科です。

バイオ技術者とは?

バイオテクノロジーは生物の能力を学び、そこから生み出された技術です。バイオ技術者はこの技術を使って、食品や医薬品などのさまざまなものづくりや、医療・検査・分析などをとおして、わたしたちヒトの命を守る仕事を担っています。

01 バイオ分野を基礎からしっかり学ぶ

当科では医薬・医療・食品・生活環境分野が重要と考えています。あらゆる分野で活躍できる技術者を目指します。

02 PCR、電気泳動で遺伝子分析を学ぶ

身につけた化学分析、生物分析技術を基に、遺伝子・医薬・食品分析技術を身につけ、PCR、電気泳動技術を活用して遺伝子分析を楽しく学びます。

03 リアルジョブプロジェクト(RJP)

コーヒーに続いて、何度もテイスティングを繰り返しつくったオリジナルブレンドティーの開発に取り組んでいます。

04 実験スキルがアップする環境

人数分の実験器具をそろえて、1200時間以上の実習時間を使い、経験豊富な先生が一人ひとりにしっかり、実験スキルを教えていきます。

ココに注目!

バイオ分野を基礎から学ぶ

2年間で全員がバイオ分析技術(生物分析技術[微生物・動植物細胞・遺伝子取扱いなど]、化学分析技術)を修得できるカリキュラムとなっています。
さらに2年次の後半には、それまで学んだ技術をフルに活用する総合実験があります。

実習授業(授業の6割)

1200時間以上が実習です!人数分の実験器具を完備。
全員しっかりできるようになるまで繰り返します。

講義授業(授業の4割)

実習の原理・考え方を理解するための講義。
基礎から応用までしっかり学びます。

ココに注目!

バイオ総合実験(卒業研究・インターンシップ)テーマ例

◎遺伝子・医薬・医療系
  • PCRによるTAS2R38(苦味受容体)遺伝子検出法の開発
  • ヒト遺伝情報とAlu配列のPCR解析
  • PCRを用いた食品や作物中のGM由来のDNA配列の検出
  • 自家製電気泳動装置の作製とDNA解析への応用
◎食品系:食品加工法開発、食品機能解析、アンチエイジング
  • 出汁、その他種々の食品加工に及ぼす水硬度の影響について
  • 乳酸菌発酵生産物の抗ストレス効果について
  • 低カロリーのカステラの開発 -適した材料と配合の検討-
◎生活系:生活関連用品機能、開発
  • 使用する油脂の違いによる石鹸の性質の変化について -油脂の脂肪酸組成の影響-
  • 髪ダメージ回復法の研究 -食品素材を利用したトリートメントの検討-

ココに注目!

リアルジョブプロジェクト

仕事は一人ではできません。さまざまな専門家が協力して成果を上げていくものです。専門の知識技術を学ぶだけではなく、他の分野の人とコミュニケーションをとりながら、目標を達成していく。この経験を学校にいるうちに得て、社会で活躍する力をより高めていこうというのがこのリアルジョブプロジェクト(RJP)授業です。
当科では、1Fテラカフェの利用促進、バイオテクノロジー科、バイオ分野を広く知ってもらうことを目標に皆で活動しています。

①テラカフェメニュー開発

●オリジナルブレンドコーヒー(ホット用)をUCCフーヅ㈱との連携で開発

現在はアイスコーヒーの開発検討中。もうじき完成予定!!また、オリジナルブレンド紅茶も㈱リーフルと協同で開発提供しています。その他クッキーやスコーンなどの食品の検討もおこなっています。

②イベント企画、広報企画

●小中学生やご近所の方を対象にした理科実験教室を企画、年2回ほど実施しています

2019年3月28日 バスボム、紙の顕微鏡(米Foldscope社と提携)
2019年7月24日 ビー玉万華鏡、ぶくぶくカラフル水中火山、アルギン酸ビーズ

③店舗デザイン

●緑化(環境テクノロジー科と共同)1Fエントランス、6Fテラス花壇等の整備
●カフェに潤いを持たせることを目標に、緑化や植物などの展示標本づくりを検討

現在はハーバリウムの作製法、花の加工法を検討中。インテリア科とのコラボレーションも予定しています。

学校と企業(ユーシーシーフーヅ株式会社)との連携で開発したオリジナルブレンドコーヒーをテイスティング中

米Foldscope社と提携し、学生による理科実験教室を開催。紙の顕微鏡づくりを体験
紙の顕微鏡
Foldscope Instruments,Inc.

就職は食品、薬品、医療、医学、進路は大学編入と幅広く

2年間でおこなう実習は、1200時間以上です。この時間を使って身につけた技術と知識を求めて、食品・薬品・医療・医学の分野をはじめとするさまざまな業界からの求人があります。
また、メーカーや大学院の研究室で活躍する人や大学へ編入する人もおり、年々進路の幅が広がっています。

就職実績(抜粋)

医薬・医療・化学系
  • 帝人ファーマ㈱
  • ㈱ジェイティクリエイティブサービス
  • 協和キリン㈱
  • ㈱昭和メディカルサイエンス
  • ニプロファーマ㈱
  • 生化学工業㈱
  • ほか
食品系
  • ㈱明治
  • 森永乳業㈱
  • 名糖産業㈱
  • 合同酒精㈱
  • キリンビバレッジ㈱
  • ㈱シャトレーゼ
  • ほか
植物・環境系
  • 三友プラントサービス㈱
  • 相田化学工業㈱
  • 帝人エコ・サイエンス㈱
  • ㈱太平洋コンサルタント
  • ㈱シー・アイ・シー
  • ほか
バイオ研究支援系
  • バイオ・ラッドラボラトリーズ㈱
  • ㈱高長
  • タイテック㈱
  • 広島和光㈱
  • アトー㈱
  • ナカライテスク㈱
  • ほか
公的研究機関
  • 国立研究開発法人理化学研究所
  • 埼玉医科大学 総合医療センター
  • 慶応義塾大学医学部
  • 国立精神神経センター
  • 東京大学大学院医学系研究科疾患生命工業センター
  • バイオ産業情報化コーソシアム
  • ほか
大学編入実績
  • 東京農業大学
  • 神奈川大学
  • 麻布大学
  • 信州大学
  • 東京電機大学大学院
  • ほか

バイオテクノロジー科教員よりメッセージ

大江 宏明

大江 宏明 科長

担当分野:
食品・分離精製・科学関

これまで医療器や医薬品・食品の生産技術、安全性評価、細胞の分離や微生物の培養など、いろいろ経験しました。どんなことでもやってみると、必ず面白いところがあり、それを見つけて努力を続けると将来必ず役に立ちます。まず自分の興味のあることをやってみる。それを切っかけとしてさまざまなことに挑戦して経験を積んでおこなってほしいですね。

大藤 道衛

大藤 道衛 先生

担当分野:
遺伝子関連

DNA分析の実習を担当しています。バクテリアやヒトのDNAという10 億分の1グラム(ナノグラム)以下の微量な物質を扱うため、マイクロピペット操作や他の物質の混入(コンタミ)を防ぐ手法を身につけます。実験は、無菌環境で細かい作業を段取りよくおこなうことが大切です。この分野は、細胞よりも小さい目に見えない分子の世界を、自分の眼で見えるようにできる楽しさがあります。ナノの世界にチャレンジしましょう。

大藤 道衛

松井 奈美子 先生

担当分野:
酵素・生化学・微生物関

バイオに関する技術力や学問を身につけるためには、最後まで諦めずに物事に取り組むことが重要となってきます。最後まで諦めずに実験をする。最後まで諦めずにレポートをつくる。最後まで諦めずに希望の企業の内定を勝ち取る。本学園に入って、最後までやり抜く楽しさを知ってもらいたいです。

    • 8:50

      朝当番が前日に洗っておいた器具を片づけ、今日の実験の準備をお手伝い。

      下矢印
    • 9:20授業スタート!

      今日の実習の目的・内容・方法の説明を受けます。ポイントや注意点を授業シートでしっかりチェック!ここが大切です!!

      下矢印
    • 10:00~16:00

      • ① 必要な薬品・器具を用意
      • ②溶液をチェック!
      • ③クリーンルームで作業!
      • ④顕微鏡観察で細胞チェック!
      一人ひとりが実験できる!豊富な「実験器具」
      下矢印
    • 16:10~

      実験結果をふまえて、グループディスカッション。パソコンでデータ処理やまとめ作業も必要です。

      下矢印
    • 授業終了後は、実験室全体を掃除します。掃除終了までが実験だという意識を忘れずに!!

  • ※学年はインタビュー実施時(2021年1月)のものです。

    吉田 龍斗

    バイオテクノロジー科2年 吉田 龍斗さん(埼玉県立浦和北高等学校出身)

    もともと実験が好きで菌や遺伝子組換えに興味を持っていたのですが、バイオテクノロジー科では菌を扱ったり、授業の6割が実験だと聞いて入学を決断しました。毎日の実験では役立つ技術を身につけられていると実感しています。実験は成功しても失敗しても、必ず原因があります。見直しをしたり、先生に相談することで理解をより深められるのも、この分野の楽しいところです。

    わたしの一週間

    1時限 9:20~10:50 免疫学1 細胞工学実験2 細胞工学技術 応用バイオ化学実験4 RJP ゲーム&読書
    自習 等
    アルバイト
    自習 等
    2時限 11:00~12:30 免疫学1 細胞工学実験2 細胞工学技術 応用バイオ化学実験4 RJP
    3時限 13:30~15:00 分離精製技術1 細胞工学実験2 細胞工学技術 応用バイオ化学実験4 RJP
    4時限 15:10~16:40 分離精製技術1 細胞工学実験2 細胞工学技術 応用バイオ化学実験4 RJP
    放課後 17:00~ アルバイト   家でレポート 家に帰ってゆっくり休む 家でレポート
  • 合同酒精株式会社 酵素医薬品研究所勤務
    2015年卒業 山口 美来さん(埼玉県立越谷技術高等学校出身)

    先生方が熱心に指導してくれます

     もともと食品業界に身を置きたいという漠然とした希望があり、高校卒業後にどのような学校に進学するべきかを調べているときにバイオ技術という言葉を知り、興味を持つようになりました。進学先を東京テクニカルカレッジに決めたのは、オープンキャンパスに行った際、先生方と先輩方が親切だったこと、そして、実験器具が他校よりも豊富に揃っていたためです。

     バイオテクノロジー科の魅力は、自分のやる気次第で、授業だけにはとどまらない活動や学びができる点です。先生方も熱心に指導してくださるため、入学当初はプレート培地に植菌することが苦手だった私も、授業を通じて難なくできるようになりました。

    学んだことは就職にも活かせます

     私は動物や培養、遺伝子等の実験に魅力を感じており、合同酒精株式会社を志望したのも会社の業務内容とマッチし、食にも間接的に携われると思ったからです。

     現在は主力製品ラクターゼのコストダウンのための研究に携わっており、主に菌の育種や培養、分析をおこなっています。その研究で私が取得した活性の高い株が実際の製造に使われ、大きなコストダウンを実現できたときは、今まででいちばんの醍醐味を感じました。

     東京テクニカルカレッジの授業ではさまざまな分野の実験ができるので、きちんと考えて理解し、自分のものにできたら、就職してからも存分に活かせると思います。実験や研究に何かしらのカタチで関わりたいと志す人なら、この学校で学んで間違いはないと思います!


    株式会社JTクリエイティブサービス勤務
    2015年卒業 内野 彩香さん(埼玉県立越谷東高等学校出身)

    白衣に憧れ、顕微鏡に未来を見た幼い頃

     もともと、〝白衣を着て仕事がしたい?という漠然とした夢と憧れがありました。幼い頃、母に顕微鏡を買ってもらい、植物の葉や紙の断面などを観察するのが楽しいと感じたのも、今の仕事を志したきっかけです。

     学校選びの際は、何校ものオープンキャンパスに参加し、実際に自分の目で見て確かめました。東京テクニカルカレッジは、器具や機材がとても豊富で、実験道具が一人に一個使える点をメリットと感じました。また、先生方がとても親身に対応してくださったことや、体験させていただいた授業がとても面白かったことも印象に残っています。ここなら深い学びができると思い、入学を決めました。

     バイオテクノロジーと一口に言ってもいろんな分野があるのですが、学校での授業や卒業研究などでさまざまな物質の分析をしていたときに、分析装置の基礎を先生から教えていただいたのがきっかけで、それを活かす仕事は何かと考え、現在の会社にお世話になりました。

     主に化学系の分析業務を手がけていて、私はたばこの煙の成分分析を担当しています。正確にスピーディーにデータを提供するのが仕事です。何度も試行錯誤を繰り返しながら実験方法を考えて、良い結果が出たときはとてもうれしいです。


    貴重な体験を糧に、さらなる高みを目指したい

     先日、長らく取り組んでいた分析法改善が採用になり、分析効率アップに貢献できました。その成果を委託元の会社の皆様も大勢いらっしゃる中でプレゼンテーションをする機会をいただき、緊張もしましたが、とても良い経験になりました。今後も色々な業務に携わって努力を重ねていきたいです。


  • 生化学工業㈱/帝人ファーマ㈱/協和キリン㈱/ニプロファーマ㈱/ちふれホールディングス㈱/㈱タムラ製作所/㈱フコク/㈱メディクローム/㈱日本バイオテスト研究所/㈱明治/森永乳業㈱/名糖産業㈱/江崎グリコ㈱/㈱シャトレーゼ/㈱伊藤園/合同酒精㈱/㈱ボゾリサーチセンター/㈱ケー・エー・シー/日本ステリ㈱/㈱ジェイティクリエイティブサービス/㈱環境研究センター/三友プラントサービス㈱/㈱高長/ナカライテスク㈱/日油㈱/大和サービス㈱/(一財)材料科学技術振興財団/東京大学医学部/東京大学医科学研究所/慶應義塾大学医学部/埼玉医科大学 など

  • 中級バイオ技術者認定/上級バイオ技術者認定/毒物劇物取扱責任者/危険物取扱者乙種第4類/有機溶剤作業主任者/特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者/環境社会検定試験(eco検定)/食品衛生責任者/情報検定(J検)2級・3級/ビジネス能力検定(B検)ジョブパス3級/Microsoft Office Specialist(Excel, Word) など

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2021.09.24

バイオテクノロジー科

月末の金曜日は、RJP活動で広報担当の学生によるバイオ科通信をお届けしています。9月は、RJP10班の広報部が投稿してくれました。――――――――――――――――――――――――――――――――――――こんにちは、バイオ科学生通信です。 第4回では、RJP(Real Job Project)活動から『食品の製造工程模型作り』『骨格標本作り』『グリーンカーテンとマウスの解剖模型』を行っている3つの班の活動をご紹介します。 食品の製造工程の模型作り  発酵食品(今回は酒造)をテーマに、その製造工程を模型としてわかりやすく伝えるとともに学内で展示を行い、教材として使ってもらうために活動しています。また、発酵食品に利用される微生物をキャラクター化し、微生物と食品を関連付けて覚えてもらうためのグッズ作り等もする予定です。製造工程の模型に関しては確定ではありませんが、完成品を販売する方向でも考えているようです。現段階では、設計図を一通り作成しこれを基に模型を作り始めています。写真は、現段階で制作した設計図と模型です。 図2の右から、食品原料の圧砕、発酵、圧搾の工程のフローを表した模型だそうです。 食品系の企業に就職を希望している方にとっては特に有用な教材になると思うので、これからどのような形で模型が出来上がるのか楽しみです。 骨格標本作り  本校では、1年生の2学期にマウスの解剖実習があるのですが、解剖がどうしても苦手という学生が例年数人は出てきてしまいます。そんなマウスの解剖実習が苦手な人に向けて骨格標本を手作りし、実習ができなくても骨格構造が理解できるようになってほしいという目標を掲げて活動しています。  現段階では、マウスの骨格標本を最初に作るのは班内で難しいと判断し、魚の骨格標本を練習も兼ねて先に作っています。 細かい作業が多く、手先が器用でないと難しい作業なので取材をして話を聞いた感じだととても大変そうでした。それでも、制作途中の作品を見るととても精巧に作られていて、完成した作品を見るのが楽しみです! グリーンカーテンとマウスの模型作成  マウスの骨格標本作りの班はマウスの骨格構造に特化した模型に対して、マウスの解剖をイメージしやすいようにマウスの模型作りを進めています。それと同時進行で、グリーンカーテンを作っています。  現段階では、アサガオを育ててグリーンカーテン作りを進めると同時に、マウスはぬいぐるみの綿を抜き食道と胃を作りゾンデの練習で使えるマウスを作っています。 どんな朝顔の花が咲くのでしょうか?グリーンカーテンの完成が待ち遠しいです! 文責: RJP10班 学生T&N  ★学生通信バックナンバー★2021年 6月号 第1回 学生通信(バイオ科)RJP9班2021年 7月号第2回   学生通信(バイオ科)RJP10班2021年 8月号 第3回 学生通信(バイオ科)RJP9班◆オープンキャンパスのお知らせ◆ 『本格的な無菌操作の実験体験』9月26日(日) 午前 10:00~12:30 午後 14:00~16:30 無菌操作はバイオで必須の技術です。今回は酵母の画線培養にチャレンジ! 担当講師:松井 オープンキャンパスのお申込みはこちら (実験を担当する講師全員2回のワクチン接種を終えています。) バイオ科 公式Twitter 毎日更新中♪ バイオテクノロジー科 公式 (@TTCbio) バイオ科の学生Twitterは毎週金曜日更新☆ RJP学生 広報部Twitter (@BioRJP)こちらも宜しくお願いしま~す(*^ ^*)
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2021.09.17

バイオテクノロジー科

こんにちは、東京テクニカルカレッジ バイオテクノロジー科の宮ノ下です。毎年、この時期2年生はGFP遺伝子組換え実験をします。昨年のブログ『光る大腸菌』では神秘的な光を放つ組換え大腸菌を紹介しましたが、今年もGFP遺伝子を形質転換した大腸菌に紫外線を照射すると、満点の星空のようにコロニーが輝いて観察されました。毎年行われる実験ですが、この美しさは何度見ても感動します。 (左 GFPなし大腸菌     右 GFPあり大腸菌)通常の実験は換気を行いながら開放系で行っていますが、遺伝子組換えをともなう実験は、組換え大腸菌の拡散を防止するため、閉鎖系で行わなければなりません。※注)今回も、組換えDNAの形質転換と植菌操作は、学生数を制限し、閉鎖系実験室でおこないました。今回のブログは、閉鎖系で行う『植菌』操作について取り上げます。『植菌』とは、微生物を培地にまく操作のこと。実習では、オワンクラゲ由来のGFPをもつ組換えDNAを形質転換した大腸菌を扱うので閉鎖系で植菌しました。植菌は菌液を寒天培地に入れ、コンラージ棒で塗り広げるのが一般的ですが、この実習ではコンラージ棒は使わず5mm大のガラスビーズを使います。LB培地※に大腸菌液を入れた後、滅菌したガラスビーズを10粒ほど入れ、シャーレを回してビーズを転がすと、大腸菌を均一に培地に塗り広げることができます。「シャカシャカ」「ガラガラ」教室中に鳴り響く大きな音。ガラスビーズを使って植菌するときの音です。4~5人が同時にシャカシャカすると結構騒々しくなります(笑)。コンラージ棒のように植菌するたび火炎滅菌が必要なく、より均一に塗り広げられる点や、一度に複数枚のプレーティングが可能なのがガラスビーズの利点です。さらに、ビーズをオートクレーブにかければ繰り返し再使用できるのも経済的です。植菌後にシャーレのふたをパラフィルムで包み閉鎖系として、37℃で一晩培養すると大腸菌のコロニーが形成されます。それに紫外線を当てると、GFPをもつ大腸菌(コロニー)は写真のように光って観察されます。〈大腸菌のコロニーに紫外線を照射する学生〉COVID-19拡散防止対策をしながらの実習なので、例年より制約を受けていますが、遺伝子組換えの知識と技術をしっかり習得できるように工夫して実験を行っています。これからも、安心、安全を確保しながら、学生一人一人が実験技術を身につけられるように取り組んでいきます。 注)遺伝子組換え生物の取り扱いは法令 (通称「カルタヘナ法」)を遵守し、組換え生物の拡散を防止のため、実験は閉鎖系で行います。遺伝子組換え実験のカリキュラム作成・授業評価は、職業実践専門課程の本校 演習実習・連携先企業、Bio-Cousulting Japanと連携して行っています。◆本日のバイテク用語№26◆ LB培地:一般的な細菌を培養する培地ですが、特に遺伝子工学の分野では大腸菌の培養に使用します。成分は、トリプトン(1%)、酵母エキス(0.5%)、塩化ナトリウム(1%)。寒天培地を作製する場合は、寒天を1.5%加え、オートクレーブで滅菌して使用します。LB培地は実習でよく作製する培地なので、ほとんどの学生が成分と濃度を暗記しています。★遺伝子工学実験の関連ブログ バックナンバー★ 『光る大腸菌』〔007〕『光る大腸菌 パート2 光る物質の正体は?』〔020〕『1本3300円のバラ!』〔023〕『コロナ禍で行う遺伝子組換え実験』〔041〕◆オープンキャンパスのお知らせ◆『本格的な無菌操作の実験体験』 9月26日(日)午前 10:00~12:30午後 14:00~16:30無菌操作はバイオで必須の技術です。今回は酵母の画線培養にチャレンジ!担当講師:松井オープンキャンパスのお申込みはこちら(実験を担当する講師全員2回のワクチン接種を終えています。) バイオ科 公式Twitter 毎日更新中♪バイオテクノロジー科 公式 (@TTCbio) バイオ科の学生Twitterは毎週金曜日更新☆RJP学生 広報部Twitter (@BioRJP)こちらも宜しくお願いしま~す(*^ ^*)文責 :宮ノ下いずる
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2021.09.10

バイオテクノロジー科

こんにちは、東京テクニカルカレッジ バイオテクノロジー科の宮ノ下です。みなさんは、英語が得意ですか?日本で普通に暮らすだけなら日本語さえ使えれば日常生活に困りません。知らないことはインターネットで検索すれば、簡単に調べられる便利な世の中。英語ができなくても問題なさそうですが...。 実は、理系の専門分野の情報を探そうとすると、ほしい情報を日本語で取得するのが難しいことがあります。理由はその分野の日本語の情報が少ないから。ここで、英語が使えるとそれだけで情報収集の効率がぐっと上がります。理系の専門分野を学ぶには英語が使えることは大きな武器になるのです。 東京テクニカルカレッジ(TTC)のバイオ科では、英語の4技能「読む・聞く・書く・話す」の中でも「読む」力を養う英語の授業を行っています。卒業までに、英語で書かれた実験の手順書(マニュアル)が読めて実験ができるレベルになってもらうのが目標です。今回は、工夫を凝らした英語授業をおこなう松延康先生(講師紹介はこちら)の授業をご紹介します。 実験台に生卵、塩そしてビーカー。調理実習?いえいえ、1年生のバイオ実験英語の授業です。「まず、この英語の実験マニュアルを読んで、和訳して。できた人から手順書通りに実際にやってみてください。」と松延先生。〈バイオ実験英語の授業を担当する松延康先生〉学生は、辞書をひきながら英文を和訳していきます。科学英語は文の構造は比較的簡単。わからない英単語を調べればだいたいの意味がわかります。いよいよマニュアルを見て試薬をつくります。Gently には「やさしく」「徐々に」「慎重に」などの意味がありますが、実験操作では、こうした状態を表す副詞の意味をどう解釈するかがとても大事になります。正確に読み取らないと実験がうまくいきません。さて、作った試薬に生卵を入れるとどうなるかな?7割の学生が作った溶液では生卵が沈み、3割の学生が作った溶液では生卵が浮きました。生卵が浮いた学生はみごと実験成功!マニュアル通りに食塩水を作ることができました。ビーカーに青い色素を入れると、上層だけブルーに変化。どうやら、この実験はビーカーの溶液に食塩の濃度勾配があるようです。〈青い色素を加えた食塩液〉「英語を学ぶ」から「英語で学ぶ」授業へ。英語は世界の公用語であり、科学を学ぶ道具(ツール)です。TTCはこれからも実践で役立つ英語学習を続けていきたいと思います。 ◆オープンキャンパスのお知らせ◆『光る大腸菌とは?』9月12日(日) 午前 10:00~12:30午後 14:00~16:30遺伝子組換え技術の講義の後、DNA抽出実験をします!担当講師:宮ノ下オープンキャンパスのお申込みはこちら(実験を担当する講師全員2回のワクチン接種を終えています。) バイオ科 公式Twitter 毎日更新中♪バイオテクノロジー科 公式 (@TTCbio)バイオ科の学生Twitterは毎週金曜日更新☆RJP学生 広報部Twitter (@BioRJP)こちらも宜しくお願いしま~す(*^ ^*)文責) 宮ノ下いずる
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2021.09.03

バイオテクノロジー科

こんにちは。東京テクニカルカレッジ バイオテクノロジー科の宮ノ下です。進学を希望している皆さんの中には、どんな分野をどんな学校で学ぼうか迷っている方もいるでしょう。そんなときに役に立つのが「オープンキャンパス」です。「ネットの評判が良い」「学校のパンフレットの内容が面白そう」と思っても、実際に自分に合っているかは分かりません。一度、オープンキャンパスに参加して、学校の雰囲気を実際に体験してみてはいかがでしょうか。東京テクニカルカレッジ(TTC)のバイオ科のオープンキャンパスは、動物細胞、微生物、食品、遺伝子、植物、化学分析などさまざまな分野の実験を体験できます。今回は夏のオープンキャンパスで行った実験を1つご紹介します。メニューその1 『タマネギの皮染め』 タマネギの皮を電子天秤で量ります。ネットに入れて、15分間グツグツ煮だすと、茶色の染色液ができました。染色液を作っている間に、さらし(綿100%)にしぼり模様をつけます。ビー玉、割りばし、タコ糸、板などを使ってオリジナルのデザインに。そうそう、さらしは前日に豆乳につけて染色しやすく前処理したものを使いました。しぼりを施した布をタマネギ皮を煮出した染色液に投入し、染色すること20分。その間に、タマネギの皮に含まれるポリフェノール『ケルセチン』について少しお勉強。どんな構造してるの?どんな特徴の色素なの?ちょっと難しいかな?続いて、ミョウバンで媒染液を作ります。染色した布を媒染液に浸した瞬間、茶色の布がぱぁーっと濃い黄色になりました。媒染液に布を浸している間に、本日学んだことをカルテでチェック!ポリフェノールの性質、濃度計算などを確認しました。何問できたかな?〈重要〉バイオ科はパーセントやモル濃度の計算が必須。計算が苦手な人は覚悟してね☆媒染後の布を流水ですすいで、しぼって干す。素敵なデザインができあがりました(^▽^)/板締めしぼりでTTCのロゴマークの模様にもチャレンジ!(この板は大江先生と宮ノ下が彫刻刀で手作りました!)最後はアイロンをかけて乾かして完成!お土産にお持ち帰り頂きました。準備された試薬を使い、作業工程や現象を楽しむ実験もいいですが、染色の原理を理解して、濃度計算から試薬の調製まで主体性をもって取り組む実験は何倍も面白いと思います。バイオ分野に興味がある学生の皆さん、ぜひTTCバイオ科のオープンキャンパスへお越しください。これからもCOVID-19の拡散防止対策を徹底し、対面での体験授業を実施していく予定です。バイオ科では、好奇心旺盛で学ぶ意欲の高い学生さんを心よりお待ちにしています!◆オープンキャンパスのお知らせ◆『科学捜査に挑戦!』9月5日(日)午前 10:00~12:30午後 14:00~16:30ルミノール反応にチャレンジ。みんなで謎を解明しよう。担当講師:松井『光る大腸菌とは?』9月12日(日)午前 10:00~12:30午後 14:00~16:30遺伝子組換え技術の講義の後、DNA抽出実験をします!担当講師:宮ノ下オープンキャンパスのお申込みはこちら(実験を担当する講師全員2回のワクチン接種を終えています。)バイオ科 公式Twitter 毎日更新中♪バイオテクノロジー科 公式 (@TTCbio) バイオ科の学生Twitterは毎週金曜日更新☆RJP学生 広報部Twitter (@BioRJP)こちらも宜しくお願いしま~す(*^ ^*) 文責:宮ノ下いずる
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