専門学校のココがすごい!

建築監督科- 建設現場の最高責任者を目指す

4年制/高度専門士/職業実践専門課程

建設現場の最高責任者を目指す

大手総合建設企業に就職して建設現場で活躍する

4年間で、建設現場の監督に必要な4つの仕事「品質・予算・工期・安全」や、建設業界のあらゆる仕事の基礎となる「図面(施工図)が読めて・描けて・理解できる力」を学ぶことで、建設現場の最高責任者としての活躍を目指す学科です。

建築監督とは?

建設現場で働く多くの人々が安全で働きやすい環境をつくり、皆が力を合わせ、予定通り工事が終わるまで現場の中心になって活躍する仕事です。

建設大手企業で活躍しよう

建築監督は、現在建設業界で一番求められている仕事です。当科は大手総合建設会社への就職を目指した学科で、そうした会社との連携でカリキュラムがつくられています。そのため、卒業生は清水建設、前田建設工業、熊谷組を始め、日本の建設業界をリードする大手企業へ95%以上が就職をしています。あなたもこうした企業で最新技術を持った建設技術者になりませんか。

大手に就職をする有利さとは?
小さい会社で経験を積んでも大きい会社には入れない。
大手企業は、社内研修も充実していて資格が取得しやすい。
大手企業は東京・大阪に本社があり、全国の「大きな仕事」を請け負っている。
大手企業の建築監督は高収入。
育休や産休を始めとする福利厚生が充実。自分のライフプランニングの幅が広がる。

建築監督科のポイント

設計ができて、建設工事に必要な図面が描ける

実は設計図と一口に言ってもさまざまで、それら全てを取りまとめた図面があることで、初めて実際の建設に取り掛かる=施工することができるようになります。
当科は、個人住宅~大規模建築の設計技術を身につけることはもちろん、デザインや設備/構造などあらゆる図面を読み解き、工事用図面(施工図)まで仕上げる力を育成する学科となります。大手総合建設会社と共同でつくり上げた独自のカリキュラムをとおして、一級建築士と1 級建築施工管理技士をダブル取得できる人材へ。就職から実務を経て、一級建築士資格を取得しても、なかなか到達できない「現場監督」へと直結した当科で、大手総合建設企業での活躍を共に目指しましょう。

鉄筋コンクリート構造の建物を建設するには、コンクリートの骨組みだけを取り出した図面が必要になります。これらは躯体図(くたいず)と呼ばれます。

コンクリート工事で一番難しいのが階段の工事です。そのため、階段の施工図が描けたら一人前と言われます。当科では3年生で学習します。

4 年生では、卒業課題として自分の夢を形にする大型施設の設計や、工事に必要な仮設建物の設計など即戦力として使える力を身につけます。

1 建築監督は、「建設現場」の全てを把握している!

建築監督の大切な4つの仕事

  • 品質 たくさんの図面の中から
    必要な情報を集め、適切な指示をする
    同じ部分の工事なのに、図面によって記述が違っていたり、注文した部品が所定の場所にうまく取りつけられなかったりと、いつも建設工事は一筋縄ではいきません。事前に多くの情報を集め整理し、実際に工事をする人に正しい情報を伝える必要があります。
  • 予算 工事が予算通り終わるように
    出金管理をする
    建設工事は最初に決められた予算しかありません。その予算内で最も質が高い物を、間違いなくつくることが大切。そのため、建築監督には「全ての予算」が預けられます。
  • 工期 工事が予定通り完成できるように
    計画を立てる
    材料の手配、人の手配、時には天候や気温などにも気を配ります。工事にともなう、役所への書類提出、近隣の住民への説明なども建築監督の仕事です。
  • 安全 工事中に事故が無いように
    現場内の安全に気配りをする
    一歩間違えれば大きな事故につながるのが建設現場。小さなことにも気配りをして、事前に危険を察知する能力が必要です。

2 大学と比べ、実際に学校で学ぶ時間が圧倒的に多い

【大学】
卒業単位:124~128単位
実施授業時間は約2,400時間
一般教養科目はその内1/3の約800時間
専門分野の学習は約1,600時間

※ 45分授業1コマを1時間に換算

【建築監督科】
実施授業時間は3,705時間!
一般教養科目は原則なし!

全てが専門分野で、毎時間先生の指導が受けられる!

設計ができて、
工事に必要な工事用図面が描ける
設計技術は、個人住宅~大規模建築物まで学びます。さらに、自ら設計した建築物の工事用図面(施工図)まで描ける力が身につきます。また、設計者の考えや、設計から工事に必要なことを読み解く力も身につけることができます。

3 「高度専門士」の称号が得られる!

大学院への進学も可能に

文部科学省が定めた要件を満たす当校「建築監督科」の修了者に対して、「高度専門士」の称号が付与されています。
「高度専門士」の称号が付与された者は、大学卒業者と同等以上の学力があると認められる者として、大学院の入学資格が与えられます。
これは4年制の建築監督科ならではの特徴です。

ココに注目!

一般社団法人 日本建設業連合会「けんせつ小町」について

女性活躍推進法が施行されてから6年。日本各地の建設現場でも、女性も働きやすい職場環境づくりが推進されており、けんせつ小町(建設業で働く女性)が着実に増えています。これまで男性中心だった建設生産方式を女性が持てるチカラを発揮できる産業とするためには、女性にとっても働きやすく、働き続けられる労働環境の整備を進めることが必要です。そのため、日建連の“けんせつ小町“部会では、女性の目線での問題・課題の解決に向け、活発に意見交換しているとのこと。そして、未来のけんせつ小町を増やすために、まずはこの建設業界を知ってもらうことから始めようと、女性を対象とした現場見学会などのイベントを、全国各地で開催しています。ゼネコンでは、女性の技術者、特に、現場監督が増えています。建設業は、女性も活躍できる、とてもやりがいのある仕事です。

  • 新屋菜々海

    建築監督科2年 新屋 菜々海さん(神奈川県立横浜平沼高等学校出身)

    大学と違い、専門的なことを4年間じっくり学べるのが自分に合っていると思い、当校に入学しました。授業で一番頑張っている製図の実習は、建築計画や建築法規など、他の授業で身につけた知識を活かせる実践的な授業で、より理解を深められます。将来の目標は、施工管理技士と建築士の資格を取ること。そして、さまざまな建設現場で活躍できる人になりたいと思っています。

    わたしの一週間

    1時限目 9:20~10:50 構造力学 建築法規 建築製図実習 建築一般構造3 建築立体造形
    (BIM)
    2時限目 11:00~12:30 構造力学演習 建築法規演習 建築製図実習 建築計画3 建築立体造形
    (BIM)
    3時限目 13:30~15:00 建築設備製図
    実習
    生産管理 建築製図実習 建築施工 RJP
    4時限目 15:10~16:40 建築設備製図
    実習
      建築製図実習   RJP
  • 株式会社フジタ 東日本支社関東支店建築工事部勤務
    2013年卒業 岸川鉄馬さん(東京都立総合工科高等学校出身)

    学校での学びが役に立っている

     自分はいま、株式会社フジタで施工管理の仕事をしています。入社後、初の建設現場ではコンクリート工事について深く知る機会があり、現在の現場では建物一棟を担当しているため、全ての工程について学ぶ機会に恵まれました。経験したことのない担当工事では不安もありますが、東京テクニカルカレッジで多くの知識を身につけることができたために作業方法などをイメージしやすく、学校で学んだことの一つひとつが現場のさまざまな場面で役立っていると感じています。

    大手を狙えるのがこの学校の利点

     東京テクニカルカレッジに入学したのは、深く長く学べる4年制だったことが決め手でした。建築について専門的に学んだことは自分の誇りで、知識量は同期の誰にも負けない自信があります。現場監督として現場に立つときも深掘りして学んできた分、スタートラインが違うことを実感しています。

     大手企業を就職先の目標に設定できる専門学校は限られていますが、東京テクニカルカレッジにはそのチャンスがあるのが大きな利点です。正直にいうと、自分もこの学校に入っていなかったら、フジタに入社できていなかっただろうと思っています。

     将来の目標としては、ひとつの区切りとして所長になることです。そのためには、工事の担当を一人で全うできるようになることがまず第一。そして、知識、判断力、決断力を磨き、現場で起きた問題をその場で解決できる力を極めていきたいと思っています。

    松井建設株式会社勤務
    2015年卒業 近藤 大貴さん(神奈川県立厚木北高等学校出身)

    スタジアムをつくってみたい…
    そんな思いもきっかけに

     親が工務店を経営していて、建設現場にも何度か連れて行ってもらったこともあり、その影響で建築に携われる仕事をやってみたいという想いが徐々に育まれていきました。それとサッカーが好きだったので、試合の観戦でスタジアムに行くうちに、人が多く集まる施設をつくってみたいという想いも芽生えたんです。

     一級建築士という資格を取ることが、ひとつの目標で、それに「一番近い学校はここだ!」と思ったのが入学の決め手でした。授業もそうですが、現場実習など実学の機会をたくさん得られたのは大きかったです。また、先生方との距離が近く、色々な相談にも乗っていただき、本当に恵まれた環境だったと思います。


    建物が完成したときの達成感はたまらないほど大きい

     入社して4 年目ですが、施主さんと設計さんが密に相談してつくった設計図をいただき、その意図を組み取りながら、建てていくという仕事をしています。工事の現場では安全管理や工程管理などをして報告書を作成するなど、現場管理の仕事をしています。

     学校でゼネコンについて詳しく学べていたので、スムーズに仕事を始められました。監督の仕事は大変ですが、建物が完成したときは、この仕事を選んでよかったと心から思える瞬間です。

     建設の現場というと3Kのイメージがまだあると思いますが、最近では働き方の改善も進んでいます。これから進路を考える方たちも、大きな志を持って安心して監督の仕事を目指してほしいと思います。


  • 大手総合建設会社に就職できる学科

    ゼロからスタートし、建築計画、建築法規、建築構造、建築施工などの専門分野を学び、プロ級の設計図をさらりと仕上げるまでに成長を遂げる学生たち。当科は、大手総合建設会社の強いニーズから誕生した学科です。学歴だけでなく、プロの仕事ができる即戦力となります。
    文部科学省が定めた要件を満たす4年制の当科を卒業すると、「高度専門士」の称号が付与されます。この称号が付与された方は、4年制大学の卒業生と同等の就職活動、大学院の入学資格が取得できます。
    当科では、就職希望者に対し、早期より就職ガイダンスや就職サポートプログラムでのサポートをしており、大手総合建設会社に大卒同等の待遇での就職実績があります。

    現場監督の方からの企業連携授業

    現場監督は技術に加え、コミュニケーション力も重要です。株式会社水澤工務店様のご協力を得てこうしたマインドを育成する授業を開講しています。

    大手総合建設会社との「企業連携講座」

    日本を代表する大手総合建設会社の方々が来校し、現場監督に必要な4つの要素(品質・予算・工期・安全)について、現場の“生の声”を直接聞ける「企業連携講座」があります。

    ■ご協力いただいている企業様

    前田建設工業株式会社 / 株式会社フジタ / 株式会社熊谷組
    ホーチキ株式会社 / 西松建設株式会社 / 株式会社安藤・間
    青木あすなろ建設株式会社 / 若築建設株式会社 /
    東亜建設工業株式会社

  • 【建築施工】

    清水建設㈱/㈱竹中工務店/前田建設工業㈱/大和ハウス工業㈱/大豊建設㈱/西松建設㈱/㈱熊谷組/㈱フジタ/㈱安藤・間/五洋建設㈱/飛島建設㈱/東急建設㈱/髙松建設㈱/若築建設㈱/松井建設㈱/生和コーポレーション㈱/西武建設㈱/東亜建設工業㈱ など

    【設備施工】

    三機工業㈱/東洋熱工業㈱/能美防災㈱/セコム㈱ /ホーチキ㈱など

  • 一級建築士・1級建築施工管理技士をダブル取得

    建築業界の全ての仕事に必要なのが、「建設するための図面(施工図)が読める・描ける」こと。この力を養い、卒業後すぐに建築総指揮者ともいうべき「建築監督」として活躍できる人材を育てるのが建築監督科です。多くの情報が盛り込まれている工事用の図面。当科はこれを確実に「読める・描ける」人材を育てる日本で唯一の学科です。授業では、【講義】と【実習】に分けて学習します。

    【講義】

    建築監督に必要な教育とマインドを構成する「監督教養」「監督リテラシー」、高度教育に必要な下地を育む「工学基礎」、マネジメント感覚・リーダーシップ感覚を養成する「経営管理」などを学習。

    【実習】

    企画から実施設計・設備関連図面の作成を理解する「建築製図実習」「建築設備設計製図」など実に多彩。企業に就職して実務を積み、一級建築士となってもまだ到達できない「建築監督」へ直結。卒業後、一級建築士・1級建築施工管理技士をダブル取得できる人材を育成。

  • 【卒業資格で受験可能な資格】

    一級建築士(実務経験0 年※)/二級建築士(実務経験0年)/1級建築施工管理技士(実務経験3年)/2級建築施工管理技士(実務経験1年)/1級管工事施工管理技士(実務経験3年)/2級管工事施工管理技士(実務経験1年)

    【在学中受験可能な資格】

    2級施工管理技師補(建築・管工事)/消防設備士(甲種・乙種)/建築積算士/宅地建物取引士/福祉住環境コーディネーター/玉掛け・移動式クレーン・高所作業車技能検定/溶接技能者資格/ビジネス能力検定(B検)ジョブパス2級 など

    ※一級建築士登録には、2年の実務経験が必要となります。

  • 在学中の技術・免許取得でトップ企業の即戦力へ

    当科が4年次に実施するインターンシップは、一般的なものとはまったく異なります。3年次のプレインターンシップや、建設現場で必要な技術の実習をとおして、免許を取得した状態で4年次のインターンシップに臨みます。本来、就職後に取得する技術・免許をもっているため、まさに即戦力としての仕事が経験できます。

    • 高所作業車技能講習

      外壁の工事や電気関係などをはじめとした、高所での作業に必要な資格です。2日間にわたる講習を受け、免許を取得します。

    • 小型移動式クレーン

      つり上げ荷重5トン未満の移動式クレーンの運転の講習を受け、免許を取得します。

    • 鉄筋コンクリート破壊実験

      鉄筋コンクリートに大きな力をかけることによって発生する、様々な破壊メカニズムについて、学内にある材料実験室で学びます。

建築・インテリア海外研修
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