2025内定者インタビュー第7弾 大学中退の挫折を乗り越えて、感謝とスワローズ愛でつかんだ内定

バイオテクノロジー科 2年 T・Kさん
J社 内定(大手化粧品OEMメーカー)
Kさんは、大学時代に思うような結果が出せず、中退するという大きな挫折を経験しました。「もう後がない」という必死な思いで、再出発のための学校探しをスタート。複数の専門学校を見学する中で、TTCバイオ科の学生と先生が楽しそうに話している姿に目を留め、「ここなら分からないことも聞きやすく、何でも相談できそう」と感じて入学を決めました。
入学後のバイオ科では、まさに頼れるお兄さん的存在。時にはクラスを引っ張るリーダーとして、またある時は周囲を和ませる緩衝役として、教員からも学生からも厚い信頼を寄せられる存在となりました。
実習を通じて、商品の安心・安全を守る仕事に強い関心を持ち、就職活動では品質管理の仕事を目指しました。その熱意が実を結び、見事、大手化粧品OEMメーカーの内定を勝ち取りました。4月からは、たくさんの人の手に渡る化粧品の品質を支える専門職として、新たな一歩を踏み出します。
🔶思い出に残っているTTCの授業🔶
微生物学(宮ノ下先生)
細胞工学実習(吉本先生)

—— 就活を通して大変だったことは何ですか?
体調管理です。就活中は風邪を引きやすくなり、メンタルもいつもより不安定になりました。万全の状態で面接に臨めるように体調管理はいつも以上に気をつけました。
—— 面接で、特に「これだけは伝えたい」とこだわった自分の強みはありますか?
高校時代、有志で集まった卓球同好会を正式な『部』に昇格させた経験です。当時、大会に出場するための遠征費などはすべて自己負担でした。仲間たちと、「学校からの援助を受けられる正式な部を目指そう」と決意したんです。
昇格の条件は、大会に出場し、実績を残すこと。部長として部員一人ひとりとしっかり話し合い、一試合でも多く勝つことを目標にしました。この時培った『目標のために周囲を巻き込み、粘り強く行動する責任感』は、自分の大きな自信になっています。
—— ちょっと意地悪な質問になってしまうのですが、就職活動は自分を見つめ直す「自己分析」から始まりますが、大学中退という「過去の経験」をどのように捉え直しましたか?
正直、最初はマイナスに考えてしまうこともありました。でも、TTCで専門的な講義を受けているうちに、大学で触れた知識が今の理解を助けてくれていることに気づいたんです。あの時の学びも、無駄ではなかったと思えたことで、過去の経験も、今の自分を作る大切なステップだったと、前向きに捉えられるようになりました。
—— TTCの2年間で「これだけは誰にも負けない」と決めて取り組んだことはありますか?
分からないことは、その場ですぐに聞くことです。『聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥』と言いますが、疑問を曖昧にしたまま進む怖さを知っているからこそ、先生に質問しに行く積極性だけは、現役生には負けないつもりで取り組みました。

—— TTCで手に入れた、社会人として大切にしていきたい「武器」は何ですか?
『多様な年代や背景を持つ人と、コミュニケーションする力』です。TTCには現役生から社会人経験者まで幅広い世代がいて、そんな仲間と関わる中で、自分なりのコミュニケーションの取り方を見つけていくことができました。
—— ストレスがたまる就職活動中、心の支えや気分転換にしていたことはありますか?
間違いなく、『東京ヤクルトスワローズ』です。落ち込んだ時には、「るーびー」を飲みながら野球観戦をしてました。
テレビ観戦もいいですが、やはり明治神宮球場でしか味わえないあの雰囲気や空気感が好きでした。点が入った瞬間、周りのファンの方々と一緒に傘の華を咲かせて喜び合える一体感は最高です。ヤクルトと神宮球場のおかげで就活を乗り切れたと言っても過言ではありません。

—— 内定を勝ち取った一番の要因(勝因)は何だと思いますか?
基本的なことですが、面接官の目を見て話すことだと思います。自信がないと、つい視線が下を向いてしまいがちですが、それでは自分の熱意は伝わりません。
もちろん、相手の目を直視するのは緊張しますし、私も最初は苦労しましたが、『相手の目と目の間を見る』という工夫をしながら、とにかく視線を外さない練習を繰り返したことが、よかったのだと思います。
—— これから就活が始まるTTCの後輩、そしてお世話になった方々へメッセージをお願いします。
人への感謝を絶対に忘れないでほしいです。私は一人ではここまで来られませんでした。自分の長所を教えてくれた親や友人、そして何より、一度立ち止まっていた私を温かく迎え入れ、最後まで向き合ってくれたTTCの先生方。その支えがあったからこそ、今の私があります。
内定をもらった時、少し照れくさいかもしれませんが、先生や友人、親に『ありがとう』と伝えてください。皆さんが納得の結果を勝ち取れるよう、心から応援しています!
—— 最後に、あなたの座右の銘を教えてください。
『今を楽しむ』です。その時しか出会えない仲間、その時にしか受けられない講義など、二度とない時間を全力で楽しむようにしてきました。卒業研究では、内定先の仕事にも関連する『食品素材からのヘアトリートメント作製』に没頭しました。好きなことに全力で取り組めたこの2年間は、私にとって一生の思い出になりました。

卒業式後の謝恩会で、Kさんから「なぜ僕のインタビューをしてくれないんですか!」と熱い逆指名をいただき、この記事が実現しました。 「お世話になった方への感謝を形にしたい」と語ってくれた彼のまっすぐなまなざしから、彼がTTCで手に入れたのはバイオ技術だけでなく、人を思いやる強さだったのだと感じ、温かい気持ちになりました。 Kさんの、これからの活躍が楽しみです。
さて、これまで5年にわたり続けてきたバイオ科ブログですが、ここで一区切りといたします。 これまで、バイオ科ブログを読んでくださった方々、本当にありがとうございました。
◆内定者インタビューバックナンバー◆
2025内定者インタビュー第1弾『あなたはあなたのままでいい』 その言葉を胸に、細胞培養士を目指して
2025内定者インタビュー第2弾 『就活もボクシングも挑戦の連続!』
2025内定者インタビュー第3弾『夢は諦めない、形を変えて追い続ければいい! 私が掴んだポジティブ就活』
2025内定者インタビュー第4弾『自己PRはまさかのスポーツ動画! 粘り強さで掴んだ食品業界の内定』
2025内定者インタビュー第5弾『実験・アイス・微生物が大好き!「うちはうち」でつかんだ大手食品会社内定』
2025内定者インタビュー第6弾 ストレス発散は徹夜カラオケ!?会社選びは「自分の目で確かめること」が大切
2025内定者インタビュー第7弾 大学中退の挫折を乗り越えて、感謝とスワローズ愛でつかんだ内定
文責) 宮ノ下いずる【196】