2024 内定者インタビュー第4弾「バイオの知識とコミュニケーション能力を活かして バイオ系企業の営業職内定」
株式会社 髙長 内定 (バイオ系の試薬・実験機材の販売店)
バイオテクノロジー科 2年 S・Mさん
好きな教科: 社会情報、RJP活動
幼少時代は友達と近所の雑木林へ出かけ、カナヘビや虫をつかまえて遊ぶ生物が大好きな少年だったMさん。小学、中学、高校と学年が上がっても理科への興味は衰えず成績も一番よかったそうです。高校時代は、コロナ禍でほとんど実験ができなかったので、進路は実験や研究ができる学校を志望。大学も検討しましたが、実験が多い専門学校のカリキュラムに惹かれ、駅から近いTTCバイオ科で学ぶことを決めました。
高校3年間は、毎日、片道50分かけて自転車通学した、たくましい精神の持ち主です。4年続けているアルバイトでも学ぶことは多いようです。「スーパーの品出しをしていますが、ほかにも接客、在庫管理など幅広く業務をしています。」とMさん。コミュニケーション能力が高いだけでなく、責任感が強いのはアルバイトの経験が大きいかもしれません。
就職活動は、バイオ分野の知識とコミュニケーション能力を活かし、バイオ系企業の営業職を中心におこないました。そして、試薬や実験機材の総合ディーラーである株式会社 髙長からみごと内定をいただきました。
——— 株式会社 髙長を志望した理由は何ですか?
やりたい職種だったのはもちろんですが、株式会社 髙長はTTCの卒業生が多く、事前に先輩から職場環境を聞いていたので安心感があったのが大きな理由です。面接で、「会社で困ったことがあったら、すぐに相談してほしい。」と言われたことも嬉しかったです。
——— 就活を通して大変だったことは何ですか?
履歴書の志望動機を書くことです。企業ごとに求められる人物像が違うので、それぞれの企業で動機を変えて書くのに苦労しました。また、意外に苦労したのが、履歴書に書く資格名です。1年の頃に取得した、『特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者』の資格名が長いので、どう書いたらいいのか悩みました。
——— 面接で苦労したことはありますか?
1年の3月に学生同士で学生役と面接官役に分かれておこなった集団面接練習です。それがすごく緊張し、きつかったです。ただ、その試練のおかげなのか、本番の面接ではリラックスしてのぞめました。企業にもよると思いますが、面接官はやさしい人が多いと思います。緊張せずに、自分の思いを伝えてください。
——— 自己分析はどのように行いましたか?
これまでの経験から自分の強みを分析しました。高校3年間、自転車通学で鍛えた忍耐強さ、高2から4年間続けているアルバイト経験で身につけた、責任感とコミュニケーション能力が自分の強みだと思います。
——— 学校生活で、これをやっておいて良かったと思うことはありますか?
・学校を休まない。
・レポート、ノートの提出物期限を必ず守る。
・学校に行かせてくれている親への感謝を忘れず、弁当は絶対残さない。
——— ストレスがたまる就職活動中に気分転換にしていたことはありますか?
週3ではま寿司(笑)
——— ズバリ勝因は何だと思いますか?
面接で自信をもって話せたことだと思います。
——— これから就活が始まる後輩たちにアドバイスをお願いします。
「学校を休まない」「仲間を大切にする」「先生の言うことをちゃんと聴く」です。
バイオ科は2人1組で実験をしますが、パートナーとは苦労も共にするので仲良くなります。せっかく、バイオ科で出会えた仲間なので、一生大切にしましょう。僕も大切にします!
Mさんの最大の魅力は、誰とでもうまくやれることです。感情が安定していて協調性があるので、誰とペアを組んでもいつも楽しそうに実験をすすめています。
価値観の違いがおもしろい、他者を知りたい、人を楽しませたいと思っている彼の周りには、いつもクラスメイトが集まっています。誠実で、ユーモアがあり、温かいMさんなら、社会に出てもみんなに愛され成長していくでしょう。心から応援しています。(宮ノ下)
◆内定者インタビュー 2024年 バックナンバー◆
2024年 内定者インタビュー第1弾 「企業で欲しい人材になるにはどうすべきかを考える」
2024 年 内定者インタビュー 第2弾 「スポーツも実験も就活もストイックに」
2024年 内定者インタビュー第3弾「地方から上京 専門学校でバイオ技術者を目指す」
2023年までの内定者インタビューのバックナンバーはこちら
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