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2023.12.15 バイオテクノロジー科

「自分らしく自然体でのぞんだ就職活動で試薬メーカーの内定を勝ち取る」2023年度 内定者インタビュー第4弾(バイオテクノロジー科)〔139〕

今回のバイオ科ブログは2023年度内定者インタビュー第4弾です。

富士フィルムワコーケミカル 株式会社 内定(大手試薬メーカー)

バイオテクノロジー科 2年 T・Iさん

武蔵野高等学校出身

高校時代から実験が好きだったIさん。お兄さんが東京テクニカルカレッジ(TTC)の環境テクノロジー科に在籍していたこともあり、TTCのことは高校時代からよく知っていました。物理や化学より生物が好きだったので、本校のバイオテクノロジー科のオープンキャンパスに参加して、アットホームな雰囲気と少人数でしっかり実験ができるところに魅力を感じ入学を決めました。

TTCでは、学生スタッフとしてオープンキャンパスに来る見学生に授業の様子を説明したり、体験実験のサポートを積極的にしてくれました。「はじめは、見学生を迎えるときに緊張していましたが、回数を重ねるうちに慣れてきて楽しくなりました。この経験で、初対面の人とのコミュニケーションスキルを身につけることができたと思います。」とIさん。

バイオ科では遺伝子工学、化学分析、微生物、動物細胞培養などさまざまな実験をおこないますが、すべての実習で一番初めにおこなうのが試薬調製です。Iさんは、使った試薬のロット番号や、取扱いなどをノートにまとめていくうちに、試薬の製造にかかわる仕事に興味をもちました。多くの試薬は富士フィルムワコーケミカル社で製造されていることを知り、企業のホームページを調べると求人情報がのっていたので、迷わずエントリー。面接で訪れた富士フィルムワコーケミカル社では、社員の方々の思いやりあふれる振る舞いに感動し、絶対ここで働きたいと心に決めました。面接では、熱意が伝わり、みごと内定につながりました。

・TTCバイオ科で好きな教科

微生物学実験(担当 松井先生)

 

——–就職活動

会社説明会(1社) エントリー(1社) 採用試験(1社)

 

——–会社選びで重視したこと。

✓ 穏やかな職場環境

✓ 風通しがよい

✓ 技術職がある

 

——–就活を通して大変だったことは何ですか?

Web面接のときに突然回線が切れてしまい焦りました。有線、無線どちらも準備していたから大丈夫だろうと思っていましたが、実際トラブルが起きたので先方にも迷惑をかけてしまったと思います。すぐに人事の方に連絡し状況をご説明させていただいたのですが、このことが、結果的にトラブルに対応する力があると評価されました。

 

——–面接で苦労したことはありますか?

回線トラブルの他には、緊張すると早口になるので、早口になりすぎないように意識してゆっくり話すようにしました。

 

——–これをやっておいて良かったと思うことはありますか?

1つは、学生スタッフをしたことです。コミュニケーション力が身につきました。もう1つは、3月上旬にクラスメイトと集団面接の練習をしたことです。面接官をしてくれたクラスメイトが、いろいろなアドバイスをくれたので、とても役立ちました。

 

——–自己分析はどのように行いましたか?

小学校から仲のいい友人に本音で自分の良い点、悪い点を聞きました。思いやりがあり、他人の意見をとりいれる柔軟さはあるが、最終的な決定を人任せにしたり、優柔不断なところがあると指摘され、欠点を自覚しました。そして、そのマイナス面をどうすれば改善できるかを考え、自分に必要な力を分析していきました。

 

 

——–ストレスがたまる就職活動中に気分転換にしていたことはありますか?

好きなアーティストの曲を聴いたりライブに行くことです!

 

——–ズバリ勝因はなんだと思いますか?

「これが勝因だ」と思えることは見当たらず、正直、自分が採用されたことにまだ驚いています。ただ、誠実に答えたのでその辺が評価されたとすれば嬉しいです。

 

——–これから就活が始まる後輩たちにアドバイスをお願いします。

早めに活動することをおススメします。説明会が3月の上旬に終わってしまう企業も多いので、気になる企業があれば早めにHPで会社説明会の日程を確認したほうがいいです。早い段階で内々定を手にすると、将来への不安が解消されるので余裕がもてます。頑張ってください!

 

——–TTCバイオテクノロジー科での学びもあと数か月になりました。TTCで学んでよかったと思うことは何ですか?

少人数で実験ができるところがTTCバイオ科のいいところです。器具が豊富なので、順番待ちをすることなく一人ひとり操作できます(HPLCやガスクロなど以外)。おかげで、バイオ分野の様々な技術が身につき自信につながりました。とくに、遺伝子工学分野の制限酵素処理、PCR、電気泳動はマニュアルを見ないでもできるレベルになっています。他に、クラスの雰囲気がいいのも気に入っています。気が合う仲間が多いのですごく居心地がいいです。

Iさんについて、思い出深いエピソードがあります。入学前に、バイオ科に彼から年賀状が届きました。「来年度からお世話になる伊藤です。宜しくお願いします。」直筆で丁寧に書かれた年賀状を見て、礼儀正しい学生だなと感動したのを覚えています。年賀状で受けた印象通り、Iさんは、謙虚で、朗らかで、誰と実習班を組んでもうまくやれる柔軟な学生でした。この優しい人柄とTTCで身につけた高い実験技術力を武器に企業でも力を発揮してくれることでしょう。応援しています。

◆内定者インタビュー 2023年 バックナンバー◆

「学校も 企業も 情報だけでなく積極的に足を運んで選びたい! 」第1弾 食品会社内定

・「働くことは生きること。自分が成長できる会社で働きたい!」第2弾 化学分析会社内定

・「ひたむきに 猛々(たけだけ)しく!部活で培った精神が今の自分を支えています」第3弾 食品会社内定

東京テクニカルカレッジ バイオテクノロジー科講師紹介 

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文責 宮ノ下いずる

 

 

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