職場環境がいいとパフォーマンスがあがる!卒業生の企業訪問 №1(バイオテクノロジー科)〔120〕
バイオ科職員は卒業式が近づく年度末になると歴代の卒業生のアルバムを見ては、思い出に浸ります。「彼らは、就職先で仕事にやりがいを見つけ、元気に過ごているのかな?」そんな会話をしているところに、バイオ科の卒業生が多く就職してる会社から嬉しい案内が届きました。
「卒業生の活躍を見に、在学生と一緒に工場見学にいらっしゃいませんか?」
久しぶりに卒業生の元気な顔も見たいですし、工場でおこなっている微生物の発酵による物質生産ラインにも興味があったので、ご厚意に甘えて、教員と在校生で伺うことにしました。
チョコレート菓子で有名な名糖産業株式会社は、八王子に微生物を培養して酵素や医薬品の製造をしている工場があります。TTCにバイオテクノロジー科ができて37年になりますが、長い歴史の中で、八王子工場に就職した卒業生はたくさんいます。現在も18名の卒業生が製造管理や品質管理部門で働いています。
八王子工場の発酵第一課で課長をしているOBの佐藤さん(勤続25年)が、先導して工場内を案内してくださいました。
工場内は衛生管理が徹底されていて、とても清潔でした。
「これがろ過する装置です。」「これが遠心分離機です。」「これが発酵槽です。」工場内には見上げるほど大きな機器がずらり。実験室の機器のスケールとは大違いなので驚くばかりでした。
工場内の機器の説明は、もちろんTTCバイオ科のOBです。製造工程、安全管理について丁寧に説明いただき、在校生は積極的に業務内容を聴いていました。説明する姿から、仕事に対するプライドや責任を感じ、教え子の活躍を誇らしく思いました。
工場には、私の知らない勤続15年以上の卒業生も多く、恩師である大江先生や松井先生と久しぶりに再会し、仲睦まじく談笑する姿を見かけました。卒業生と教員との深いつながりを感じ、とてもうらやましくなりました。
見学後は、工場長の粋な計らいでTTC出身の従業員と在校生の座談会がありました。私たち教員も参加し、TTCでの思い出話で盛り上がりました。
会社も学校も働きやすさ、学びやすさを左右するのは「環境」です。名糖産業の八王子工場の設備や衛生管理のすばらしさは言うまでもありませんが、訪問して一番感動したのは、温かい社風です。明るいあいさつが飛び交い皆さん生き生き働いていらっしゃいます。おそらく人間関係が良好で、 「心身ともに健康で働ける」かつ「パフォーマンスを最大限発揮できる」職場なのだと実感しました。
卒業生が就職先でも幸せに働いている姿を見られたのは、教員として本当に嬉しかったです。
最後に、八王子工場見学にお招きいただき、温かく迎えてくれた、工場長の村瀬様をはじめ、名糖産業 八王子工場で働くすべての社員の方々にこの場を借りてお礼申し上げます。
ありがとうございました。
文責:宮ノ下いずる