ゲームプログラマとは
ゲームプログラマは、プログラマのなかでもゲームメーカーやゲーム開発会社で働き、ゲームを専門に開発する人のことです。
ゲームはキャラクターをはじめ、背景や音楽、シナリオなどさまざまな要素が組み合わさることで出来上がります。
プログラマはゲームプランナーなどが企画したとおりにゲームが動くよう、プログラミングをしていきます。
これまでは家庭用のゲーム機のソフト開発が中心でしたが、近年ではスマートフォンのゲームアプリ開発の分野でもニーズが高まっています。
また、技術力のあるゲームプログラマの需要は海外でも非常に高く、海外の企業で活躍するゲームプログラマもいます。
ゲームプログラマの仕事内容
ゲームプログラマは、ゲーム制作の現場で、プログラミングを専門に行うプログラマです。
ゲームプログラマの仕事の流れ
(1)プログラミング
ゲームを開発する際は、企画、シナリオ、キャラクター、音楽など、さまざまな分野の専門家が協力して作業を行います。
あらかじめ各分野で決められたとおりにゲームが動くようJava、PHP、C言語などを使ってプログラムを組んでいきます。
(2)動作テスト
一定のプログラムができあがると、テストを行い、バグやトラブルがないかを調べます。
ユーザーが快適にプレイできるかどうかなどの操作性をチェックしたり、不具合を見つけたりすることもプログラマの仕事です。
(3)バグやトラブルへの対処
万一トラブルがあった場合は、すぐに解決にあたります。
クオリティの低いゲームをリリースしてしまうと、ゲームタイトルや会社の名前に傷がつく恐れもあるため、細部にまで注意をはらう必要があります。
ゲームプログラマの勤務先
主な活躍の場は、ゲームメーカーやゲーム制作会社で、大手から中小企業まで実にさまざまです。
誰もが名前を知るようなゲーム会社だけでなく、大手企業から受託してプログラムを行う会社、自社でゲームを企画する会社、ユニークな特定の分野を専門に開発する会社などそれぞれ特色があります。
近年ではスマートフォンのゲームアプリを開発する企業に注目が集まっており、新しい市場として今後も成長していくと考えられます。
ゲームプログラマになるには
ゲームプログラマになるには、ゲームメーカーやゲーム開発会社へプログラマ職として就職することが必要です。
ゲーム会社といっても多種多様なため、就職の際には、あらかじめ自分がどのような種類のゲームを手掛けたいかを考えておくとよいでしょう。
ゲームプログラマの学校
ゲームプログラマは人気の職種であり、高倍率を勝ち抜くには、大学の情報系学部やプログラミングなどが学べる専門学校を卒業しておくことをおすすめします。
専門学校ではゲーム制作を専門に学べるコースも多く、C言語やC++などのプログラミング言語が身につけられるほか、大学よりも学費がおさえられることが魅力です。
ゲームプログラマのキャリアパス
ゲームは流行の移り変わりが激しく、常に最新の技術が求められる業界であるため、ゲームプログラマとして採用されたあとも、経験を積みながら実力を高めていく必要があります。
一人前と認められると、チームのリーダーや、開発責任者となって現場を指揮する立場になっていきます。
場合によっては、より深く企画に携わる立場の「ゲームプランナー」や「ゲームディレクター」になっていく人もいます。
ゲームプログラマ関連の資格
関連資格には「C言語プログラミング能力認定2級・3級」「基本情報技術者」「情報検定(J 検)」などがあります。
また近年のゲームは海外向けの製品も多く、海外の企業と共同で製作することもあるため、TOEICなど英語関連の資格があると、高く評価されることが多いです。