データサイエンス技術を活用した”買い物”の変化
データサイエンス・IoTをはじめとしたAIの技術によって、あらゆる業界で変化するスピードが早くなると予測されています。今回は”買い物”をテーマに、DX社会において私たちの生活がどのように変化しているかを見てみましょう。データサイエンスやIoT・AI分野の学びに興味がある方は、身につけたスキルを社会でどのように活かしていけるかイメージしつつ、ぜひチェックしてみてください。
身近なコンビニでもセルフレジが始まり、決済方法を自身で選ぶようになり、レストランではロボットが料理を運んできてくれるなど、店頭の無人化が浸透してきています。
2016年、Amazonは本社内に無人のコンビニAmazon Goをオープンし、その後全米4都市(シアトル・サンフランシスコ・シカゴ・ニューヨーク)を中心に出店・運営を行っています。日本においても、高輪ゲートウェイ駅構内で「TOUCH TO GO」が、オープンするなど、今後もますます“無人AI決済店舗”が浸透すると予想されます。これらの無人店舗には、IoT技術を活かした数多くのセンサー・ネットワーク・AIが活用されており、データ分析にも活用されています。
過去の購買データやリアルタイムで触れられている商品を観測し、商品の需要予測を予めしておくことで、品切れの防止に役立てています。レジ係が消えた代わりに、店舗内やバッグエンドにおいて多くのデータサイエンティストを配置することで、日々買い物の改善に取り組んでいます。
※TOUCH TO GOとは
レジを通り過ぎるだけで決済が完了する、ウォークスルー型の完全キャッシュレス店舗。
天井に設置されるカメラ情報や商品棚に設置されるセンサーなどで手に取った商品をリアルタイムに認識し、決済エリアではタッチパネルに商品と購入金額が表示され、表示内容の確認後支払いをすることで買い物が完結する仕組み。
インターネットで商品を購入する際、口コミやレビューを参考にするという人は少なくないでしょう。あるいは「この商品を買った人はコチラもオススメ」といった、レコメンド機能を参考にする人もいるのでは。これらの機能は、Python等のプログラミング言語を用いたデータサイエンスの技術が活用され、膨大なデータを用いて買い物時間の削減に一役買っています。今後もデータ分析の精度が上がり、商品を選ぶ手間や時間もなくなるといったことも実現されるかもしれません。
データサイエンス・IoTをはじめとしたデータサイエンスやAIの技術は、私たちの生活に身近になってきています。今回は”買い物”をテーマに、データサイエンス・AIの活用の一例をご紹介しましたが、あらゆる業界で求められる汎用性の高いスキルとも言えそうです。データサイエンスやIoTの学びに興味がわいた方や、AI技術の活用をとおしてさまざまな業界へ挑戦してみたい方は、まずはオープンキャンパスで体感してみてください!