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学科ブログ

2025.11.25 バイオテクノロジー科

2025内定者インタビュー第5弾 実験・アイス・微生物が大好き!「うちはうち」でつかんだ大手食品会社内定

CH社 内定 品質管理(生菓子総合メーカー)
バイオテクノロジー科 2年 Y・Iさん
都立久留米西高校 出身

プロフィール
幼少期から実験好きで、将来は実験を仕事にできる職業に就きたいという想いを持っていたIさん。化学分析技能士などの専門職を調べる中で、バイオテクノロジーという分野に強く興味を持つようになりました。大学進学も検討する中で、Iさんは「実験をたくさんできる学校」という基準で専門学校を探し、特に実験量の多さと高い就職率に惹かれ、東京テクニカルカレッジ(TTC)への入学を決意しました。
入学前には8回以上オープンキャンパスに参加し、ミスマッチがないかを入念に確認するという、徹底した探究心と慎重さが垣間見えます。今では学生スタッフとして見学者をアシストする側で頑張っています。
IさんがTTCで強い関心を持ったのは、食品分析実習や微生物実習です。「食べるのが好きだからこそ食に興味がある」と語る彼女にとって、発酵食品や衛生管理で学ぶ微生物や食品の成分分析の実験は将来の仕事に直結する興味深い学びとなりました。
就職活動では、「毎日アイスを食べるほど大好き」という自身の思いから、幼少期から親しんできたCH社に自然と興味を持つようになりました。さらに、同社のお客様ファーストの経営方針に深く感銘を受け、「ここで共に働き、お客様を笑顔にしたい」という強い気持ちが実を結び、見事内定を獲得しました。

【TTCバイオ科の好きな教科】
微生物学実験(松井先生)
食品分析実習(大江先生)

——— 就活を通して大変だったことは何ですか?
色々ありますが、1番大変だったのは小論文作成です。応募したいくつかの企業で小論文の提出が求められました。企業から提示されるテーマに対して1,600文字以上の規定文字数で作成する必要がある会社もありました。自分の考えをテーマに沿って論理的に構成し、かつ長文でまとめる作業はとても大変でした。

——— 面接で苦労したことはありますか?
私は元々緊張に弱い性格なので、面接時に自分の考えや熱意を伝えきれず、本領が発揮できないことに苦労しました。

——— 自己分析はどのように行いましたか?
私は高校生の頃から手帳やノートに自己分析を記録していました。
そのため、就職活動では新たに一から分析するのではなく、その時の記録と今の自分を比較する形で進めました。過去の自分と比べて「変わった点」や「変わっていない強み」を明確にしたことで、効率的に自己理解を深めることができました。

——— これをやっておいて良かったと思うことはありますか?
やはり面接練習を徹底したことです。
当初はクラスメイトと練習しましたが、早口になったり、話が長くなったりと課題が多かったんです。そこで、家族に加え、商社出身や部長経験者、人事経験者といったさまざまなキャリアを持つ家族の知り合いにも練習相手をお願いしました。
特に、採用側の視点を持つ経験者と面接練習できたことは、とてもありがたかったです。面接は「場数」だと思いますので、時間が許す限り、いろいろな人と練習を重ねることが、最大の対策になると思います。

——— ストレスがたまる就職活動中に気分転換にしていたことはありますか?
私は食べることが大好きなので、「食」で気分転換をすることが多かったです。
特に、大好きなアイスクリームや、自分の好きなものを食べて前向きな気持ちを維持していました。

——— ズバリ勝因はなんだと思いますか?
私は、面接官に自分の熱意を伝えるために、発言する時にはハキハキと話すことや、聞かれた質問に対して飾らず、正直に答えることを常に意識していました。
このように、対話を通じて自分自身を理解してもらおうという誠実な姿勢が企業側に伝わり、「ここで一緒に働きたい人」と思ってもらえのだと思います。

——— これから就活が始まる後輩たちにアドバイスをお願いします。
健康第一に考えることです。確かに、面接練習や書類作成の準備は大切です。
しかし、どれだけ完璧に準備しても、体調を崩して本番で自分の力を発揮できないことが、一番もったいない!

まずは「よく食べ、よく寝る」ことを最優先にしてください。体調が万全であれば、自ずと集中力や前向きな気持ちが生まれてきます。心と体を大切に、皆さんが悔いのない就職活動を送れるよう応援しています!

クラスでは、自分の意見をはっきり持ちながらも、周囲の意見を聞き、解決策を一緒に考える協調性を持つIさん。その責任感の強さから、下級生からも慕われ、地域交流イベントでは話し上手でポジティブな人柄に、地域の皆さんがファンになっていました。

そんなIさんが大切にしている言葉は、「うちはうち、よそはよそ」です。
姉と比べられ悩んだ経験から、「他人は他人、自分は自分」という確固たる価値観を持つようになったIさん。この言葉は、就職活動や実験課題に不安を感じた時にも彼女を支えてきました。誰かと比べる必要はありません。 あなたは、周りを巻き込みながら課題に取り組み、決して手を抜かない強い責任感を持った、私たちにとって特別で素晴らしい人です。「他人と比べず、目の前にあることを一つ一つ片付けていく」というIさんの揺るがない姿勢は、内定先でも必ずや組織を支える大きな原動力となるでしょう。私たちはこれからも、Iさんの活躍を応援しています。(宮ノ下)

【幼い頃から食いしん坊だったIさんは、来春から食の安全に関わる仕事に就きます!(家族提供)】

◆内定者インタビューバックナンバー◆
2025内定者インタビュー第1弾『あなたはあなたのままでいい』 その言葉を胸に、細胞培養士を目指して
2025内定者インタビュー第2弾 『就活もボクシングも挑戦の連続!』 
2025内定者インタビュー第3弾『夢は諦めない、形を変えて追い続ければいい! 私が掴んだポジティブ就活』
2025内定者インタビュー第4弾『自己PRはまさかのスポーツ動画! 粘り強さで掴んだ食品業界の内定』

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文責:宮ノ下いずる【188】

 

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