2025内定者インタビュー第4弾『自己PRはまさかのスポーツ動画! 粘り強さで掴んだ食品業界の内定』

P社 (食品メーカー) 内定
バイオテクノロジー科 2年 Y・Kさん
千葉県立安孫子高等学校 卒業
プロフィール
元々生物と化学が好きで、「将来は食品関係の仕事に就きたい」という明確な目標を持ち、東京テクニカルカレッジ(TTC)のバイオテクノロジー科に入学したKさん。学科選びの決め手となったのは、「2人一組で実験をする」という、学生同士の協力体制を重視した学習スタイルです。バイオ科で実験を通して、仲間との協調性やコミュニケーション能力を培ってきました。
高校時代はバレー部に所属し、途中で退部したものの、外部でバレーを続け、一途に打ち込む継続力を身につけました。高校での一番の思い出は、「今も交流している友人ができたこと」。人との繋がりを大切にする彼の優しい人柄が伺えます。
就職活動では、当初は苦戦を強いられ、最終面接まで進みながらも内定に至らない日々が続き、悩んだ時期もありました。しかし、元々の目標であった「食品の製造・品質管理」の職を諦めず、企業を模索。その結果、食品メーカーのP社から見事、内定を獲得しました。
好きな教科 :RJP活動(リアルジョブプログラム)

——— 就活を通して大変だったことは何ですか?
大手食品会社2社を最終面接で落ちたことです。とても悔しかったですが、その経験があったことで、諦めずに面接での伝え方や自己分析を見直すきっかけになりました。その努力の結果、「ここでなら末長く、さらに成長していける」と思える会社、P社につながったのは、本当によかったと思っています。
——— 面接で苦労したことはありますか?
バレーボールの動画を撮ったことです(笑)
一番初めの頃の選考で、ある会社から自己PRとして「体力があることを証明する動画」を提出するという課題が出ました。前例も聞いたこともなかったので、正直、とても困惑しました。ただ、これはチャンスだと捉え、すぐに友人に協力をお願いし、試行錯誤しながら無事にバレーボールをしている動画を完成させることができました。結果的に、その選考は通過できたんです。この経験で、予期せぬ困難な課題にも、アイデアを出して周りを巻き込みながら対応できるという、自分の強みを再認識できました。
——— 自己分析はどのように行いましたか?
自分の過去と今を知る友人や家族から情報をもらいまとめました。
——— これをやっておいて良かったと思うことはありますか?
2つあります。
1つ目は、応募した企業の主要な商品を一度買って試すことです。特に食品会社だったので、味やパッケージデザイン、どんな層をターゲットにしているかといったユーザー目線での分析ができました。企業理念や事業内容を調べるだけではわからない、その会社の「こだわり」を体感できたのが大きかったです。2つ目は、とにかくしっかり「寝る」ことです(笑)。選考が続くと不安で寝不足になりがちでしたが、体力をためて万全の体調で面接に臨むことと、リフレッシュして気持ちを切り替えることが、最終的に良い結果につながったと感じています。
——— ストレスがたまる就職活動中に気分転換にしていたことはありますか?
好きなYouTuberやアニメ、映画を見て気持ちを切り替えてました。(特に好きなものははエヴァンゲリオン、モンスターハンターです。)
——— ズバリ勝因はなんだと思いますか?
準備をしっかりして自信をもって臨んだことです。
——— これから就活が始まる後輩たちにアドバイスをお願いします。
JUST DO IT ! です。あれこれ考えすぎずに、まずは行動に移すこと。そして、面接で失敗したり、選考に落ちたりしても、すぐに気持ちを切り替えることが大切です。

クラスではムードメーカーで、周りの人を楽しい気分にするのが得意なKさん。Kさんが大切にしている言葉は、「人は思い出を忘れることでき生きていけるが、だが、決して忘れていけないこともある」です。この言葉は、楽しい記憶だけでなく、苦労や葛藤の経験もまた、自分を形作る大切な要素であると信じているKさんだからこその言葉だと感じます。
彼には、1年の夏休み明けに高校の友人たちが大学で楽しそうにしている様子を見て、専門学校を続けていくか心が揺らいだ時期がありました。正直に言えば、やめようと思ったこともあったでしょう。それでも彼は投げ出すことなく、この道を選び続けました。その根底には、「途中で投げ出したくない」という強い決意があったのだと思います。
卒業研究では、植物の永久組織標本というテーマに、彼は持ち前のユニークなアイデアと前向きさで挑んでいます。何度も挫折を経験しながらも、決して努力を惜しまない彼の姿は、社会に出てからも活躍を予感させます。これからも応援しています。(宮ノ下)

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