お仕事図鑑 - 1・2級管工事施工管理技士 | 東京新宿から4分専門学校東京テクニカルカレッジ

1・2級管工事施工管理技士とは

1級・2級管工事施工管理技士は、建築物における水道やガスなどの配管工事を監理・管理するための資格です。

施工計画の策定から工事の監理・管理、現場作業者の指導・監督を行います。

また、品質検査や試験の実施、施工図面のチェックなど、幅広い業務を担当します。

管工事施工管理技士になるには、建築現場での技術力や専門知識の高さが求められるため、一定の実務経験や学歴など要件を満たしたうえで試験に合格する必要があります。

試験には1級・2級があり、取り扱う配管の規模や難易度によって異なります。

施工業務における品質の向上や安全性の確保などの面からも、建築物の施工管理において欠かせない資格のひとつとなっています。

1級・2級管工事施工管理技士は、建築物における水道やガスなどの配管工事の監理・管理を担当する仕事です。

配管工事のスケジュール、予算、人員配置、品質管理などを考慮して施工計画を策定します。

現場での工事の進行状況を監視し、工程管理や進捗管理を実施します。

また、品質管理や安全管理の責任者として、現場作業者の指導・監督を行います。

品質検査を実施し、配管工事が安全かつ適切に行われているか確認します。

また、施工後には試験を行い、図面通りに施工されたかをチェックします。

配管工事の施工図面に誤りがないか確認し、施工現場で使用する図面をチェックします。

1級・2級管工事施工管理技士の資格所有者の勤務先は、建設会社や設備工事会社をはじめ、建築物の設計や監理を行うコンサルタント会社、建築に関わる行政機関や官公庁などがあります。

こうした勤務先で、建築物における水道やガスなどの配管工事の監理・管理に関わる仕事を担当します。

近年は水道管やガス管などの老朽化による設備更新の需要が増えていることや、災害対策が重要視されていることから、今後はますます活躍の場が増加することが予想されます。

1・2級の大きな違いは、手掛けられる業務の範囲です。

1級管工事施工管理技士は監理技術者となり大規模な管工事ができる一方、2級管工事施工管理技士は、専任技術者と主任技術者に限られ中小規模の管工事しか対応できません。

1・2級管工事施工管理技士になるには、それぞれ学歴や実務経験などの要件があります。

2級の一次検定を受験する場合は「満17歳以上」であればだれでも受験できます。

一次検定に合格すると新しい資格である「技士補」が付与されるようになりました。

これに伴い、建築施工管理技士補（一次検定に合格した人）の資格は無期限となり、二次試験が不合格でも、次の試験では一次検定が免除されて、二次検定を何度でも受験できます。

現場では1級を取得している人の需要が高いですが、学歴や実務経験年数が必要であるため、多くの場合まず2級から取得を目指すのが一般的です。

なお、1級を受験するためには指導監督的業務や実務経験が必要となります。

管工事施工管理技士になるには、建築・土木工学などの関連学科を学ぶ大学や専門学校で資格取得に必要な知識や技術を習得することが近道です。

専門学校には、1級・2級管工事施工管理技士の資格取得に特化したコースがある場合もあります。

こうしたコースでは、資格取得に必要な知識や技術を体系的に学ぶことができるほか、資格対策もしてくれます。

そのほか資格取得を目指す人のために「管工事施工管理技士養成講習」という合格に必要な知識や技術を学ぶための講習も行われています。