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2022.11.25

バイオテクノロジー科

2022年度 第5回 学生通信『腐りかけのキャベツ』(東京テクニカルカレッジ バイオテクノロジー科)〔G13 -108〕

月末の金曜日は、バイオ科RJP広報班による学生通信をお届けします。


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一昨日は、サッカーW杯日本代表が大金星を挙げましたね!

このまま勢い余って優勝してくれないかな?と割りと真剣に思うております✧٩(ˊωˋ*)و✧

さて。

今日も面白い授業を記事にしていきますよ。

少々くどいようですが笑、微生物の授業です(☆∀☆)

腐敗が始まって食べられなくなったキャベツの、特に腐敗が進んでいる部分を使って培養実験をしてみました。要するに、腐りかけのキャベツです。

あ、これまたくどいようですが、授業の一環です。遊びじゃないですよ笑。

どういう実験かというと、特定の微生物(主に細菌)が増殖すると様子が変わる(色が変わったりする)培地を数種類使い、大まかにどんな細菌がいるのかを推定するものです。

Image_20221125_070130_160

最初に、今回使った培地の種類を簡単に紹介します。


<デソキシコーレイト培地>

 簡単に言うと、酸性に傾くと赤色になる培地です。大腸菌群は代謝により次々と乳酸を生じて培地を酸性にしていくので、大腸菌群がこの培地にいるとコロニー(細菌が集まって肉眼でも見えるようになった塊)が赤くなるのです。ちなみに、本来大腸菌のコロニーは白です。


<EMB培地>

 この培地も、酸性になると色が変わる培地です。こちらは、コロニーがコガネムシみたいな、あんな光沢をもった緑のような紫のような、不思議な色になります。培地を酸性にしない細菌がいると、ピンク色のコロニーができます。


<トリコロール>

 この培地の場合は、培地が持つ物質と大腸菌が持つ物質が反応することでコロニーが赤紫色になります。大腸菌群の中でもEscherichia coliという種類の大腸菌だと、また別の物質と反応して青紫色になります。そして、それ以外の細菌がいた場合は色が変わりません。これにより、大まかに大腸菌かそれ以外か、という判別が出来るようになります。


<マンニット>

 この培地では、食中毒の原因菌ともなる黄色ブドウ球菌が元気いっぱい成長します。その際に酸を生じるのですが、この培地は酸性になると色が赤から黄色に変わる性質を持っているので、黄色ブドウ球菌がいると一発で分かっちゃいます。

こいつらを使って、腐りかけのキャベツにどんな細菌がいるのか調べてみました!

まずはデソキシコーレイト。培養結果はこんな感じです↓

スクリーンショット 2022-11-24 231559

コロニーが薄い赤に染められていますので、多分大腸菌群がいるのかな~、と推測できます。

ただ白っていう見方も出来るので、まだ検討が必要です。


次にEMBです。もし大腸菌(特にEscherichia coliという種の細菌)がいるのなら、コガネムシみたいにキラキラしているはずですが、どうでしょう!?

写真はこちら↓

スクリーンショット 2022-11-24 231653

んん。

全然キラキラしていませんね(*´∀`;)

ってことは、大腸菌だと思っていたやつは違ったんですかね・・・。まだまだ分からないので、別の培地でも見てみます。


 次は、トリコロールです。もし大腸菌がたくさんいれば紫のコロニーがわんさか出てくるはずですが、紫の部分はちょっとだけでした。

スクリーンショット 2022-11-24 231729

つまり、大腸菌も少しはいますが、ほとんどは大腸菌「以外」の細菌のようです。

最後にもう一つ、マンニットで培養してみます。結果の写真は、こちら!↓

スクリーンショット 2022-11-24 231808

黄色いコロニーが出来て、そのコロニーの周りの培地が黄色に変色しています。

こ、これは!

マンニット培地で、こんなに煌々と輝くの黄金の粒は、黄色ブドウ球菌しかいません。今まで正体のわからなかった細菌群は、君たちだったんですね。

とはいえ、コロニーの数としてはとても少ないので、割合としてはあまり多くないんですけどね。

使った培地は以上。

実は、まだ他にも使った培地はいくつかあるんですが、これ以上いくと話長い校長先生みたいになっちゃうので、この辺にしときます笑。

実験の結果、「その他大勢」が圧倒的に多いっていうのが分かりました。まあ、でしょうね、という感じではありますが笑。

でも、逆に大腸菌も黄色ブドウ球菌もいるっていうこともハッキリしました。特に黄色ブドウ球菌は、マンニット培地でその存在が浮き彫りになったので、小さな感動を覚えました(* ̄∇ ̄)ノ


こういう未知の事柄をちょっとずつ解明していくのって、すごく楽しいですよね( ≧∀≦)

余談ですが、キャベツはキャベツでも腐りかけだったからこそ、ここまでたくさんの細菌がいたのです。新鮮なキャベツであればこうはなりませんのでご安心を(≧∇≦)

そしてここからさらに余談・・・。

実はこのとき使った腐りかけのキャベツを、実験後に家へ持ち帰って平然と平らげたのは、ここだけの秘密。

墓まで持って行くつもりなので、ミッフィーちゃんでお願いしますね( ̄x ̄)


1年 後藤


★ 2022年学生通信 バックナンバー★

2022年1回目『マウスとお戯れ~』  広報 1年後藤

2022年2回目『バイオ科の学生が投稿しているSNS紹介』広報 2年Tバイオ科

2022年3回目『自分の周りの微生物を培養!』広報 1年後藤

2022年4回目『中野散策』 広報2年


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2022.11.18

バイオテクノロジー科

『高校時代の厳しい部活動経験が就活に役立った! やり切る力と謙虚な心』2022年 内定者インタビュー第7弾 (バイオテクノロジー科)〔107〕

本日のバイオ科ブログは、2022年度の内定者インタビュー第7弾です。食品会社から内定を頂いた学生の就職活動の様子をご紹介します。

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株式会社 サンワーク 内定

バイオテクノロジー科 2年 藤田 さん

千葉県立銚子商業高等学校 出身


藤田さんは、小学生の頃から理科が好きでした。とくに中学3年で習った『人体の仕組み』で生命の神秘さに心惹かれました。高校では、文系科目を中心に勉強しましたが、大好きな生物についてもっと知りたいと思いTTCのバイオ科に入学を決めました。

高校時代は、吹奏楽部に所属。高校は吹奏楽の強豪校だったため、土日はもちろん、夏休みや冬休みなどの長期休みもほぼ毎日朝から晩まで部活漬けだったと話してくれました。「厳しい練習が続き何度もやめたいと思いましたが、ここでやめたら先輩にも自分にも負ける気がして、悔しくて...。辛くても諦めず続け、3年間1度も休むことなく引退することができました。」と藤田さん。その顔は、達成感と自信にあふれていました。

バイオ科で微生物実習を学んだことがきっかけで食品や健康に携わる仕事がしたいと思い、就職活動は食品会社で生物を扱った実験ができる会社を中心に行いました。そしてみごと、主に乳酸品の製造と品質管理を行っている株式会社 サンワークから内定を頂きました。

 

〈TTCバイオ科で好きな教科〉

免疫学(担当: 吉本先生) 

微生物実習(担当: 松井先生)

 

――――就職活動の流れ

社説明会(5社)エントリー(9社)採用試験(4社) 

▼ 1年3月 就活スタート

▼ 1年3月 他社会社説明会

▼ 2年6月 工場見学・説明会

▼ 2年7月 面接・SPI

▼ 2年7月 面接

▼ 2年8月 内定


――――就活を通して大変だったことは何ですか?

必要書類(履歴書など)の提出ですね。企業様によって指定の用紙で郵送、指定なしの用紙で郵送、PCで作成して送信など、様々な提出の仕方があり一度に3社ほど受けたときは大変でした。


――――web面接と対面面接どちらが多かったですか?

半分半分でした。


――――自己分析はどのように行いましたか?

やはり、私のことを一番わかってくれているのは親と自分自身だと思います。親から意見をもらいながら過去の自分や普段の自分を思い出しながら、まとめました。


――――これをやっておいて良かったと思うことはありましたか?

高校時代の吹奏楽部です。私は小さいころから比較的声が通るので、はきはきと話すことができます。部活では何度か司会やアナウンスを行っており、“聞き取りやすく話す”ということができるようになりました。


――――ズバリ勝因はなんだと思いますか?

話し方と基本的なマナーだと思っています。細かく言えば、はきはきと聞き取りやすい声量とスピードで話し、なるべく長く話しすぎないこと。おじぎの角度、部屋の出入りの仕方だけでなく、挨拶や丁寧な言葉遣いが自然にできること。こうした、基本的なマナーを高等学校の頃からしっかり身につけていたことが勝因だと思います。

また、面接の振り返りをするようにしていました。言葉遣いなど緊張して間違えたり、目が泳いでしまったことを振り返り、反省して次につなげたことが、勝因になっていると思います。


――――就職活動で行き詰った時に、何か気分転換にしていたことはありますか?

自分の好きなことをしたり、友達と遊びに行ったりしていました。気分転換をして頭と心をリセットしていました。


――――これから就活が始まる後輩たちにアドバイスはありますか?

就活は決して楽なものではありませんが、自分を知ることができる大切な時間でもあります。時には自分に厳しく、時には優しくしてあげてください。話し方やマナー、面接の振り返り以外に気分転換も忘れずに。 無理しない程度に頑張ってください!応援しています!!


――――TTCでの学生生活も残り半年を切りました。特に思い出に残っていることはありますか?

TTCでの学校生活すべてが思い出です。先生方はとても優しく笑顔で、何よりもよく生徒のことを気にかけてくれるとてもいい先生たちですし、クラスメイトや先輩方、後輩達も話していると自然と笑顔になれるような人たちです。私は、バイオテクノロジー科が大好きです!みんなと過ごす何気ない日常が私の思い出であり、大切な宝物です!!


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藤田さんが大切にしていることは‘笑顔を絶やさない’です。「私が笑うことで周りの人も笑顔にできたら嬉しいなと思っています。」と藤田さん。私も、毎日、藤田さんの陽だまりのような笑顔を見て元気を頂いています。優しい笑顔と、地道な努力を続けられる彼女なら、周りに愛され社会で活躍することでしょう。いつも応援しています。


◆内定者インタビュー バックナンバー◆

2022年度 内定者インタビュー第1弾『運も味方に!文系から理系へ転身 大手食品会社に内定

2022年度 内定者インタビュー第2弾『焦らず自分らしくを貫いて 高校からの夢である微生物を用いた物質生産を仕事に

2022年度 内定者インタビュー第3弾『学業と就活の両立は大変!計画的なスケジュール管理で内定を引き寄せる

2022年度 内定者インタビュー第4弾『専門人材育成訓練生として専門学校で学び就職する!

2022年度 内定者インタビュー第5弾『高校の部活動で培ったプレゼンテーション能力を武器に就活! 再生医療分野で細胞培養技術者になりたい

2022年度 内定者インタビュー第6弾『医学の最先端 大学の研究室で研究助手として働く!


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文責: 宮ノ下いずる


2022.11.10

バイオテクノロジー科

第13回「遺伝子検査活用セミナー」WEB開催のお知らせ

本学共催で「遺伝子検査活用セミナー」(有料セミナー)をWEB開催いたします。


【ご案内】

近年、遺伝子解析技術の進歩に伴い、栄養と遺伝子の関係、個人の体質と病気へのリスクなどに新たな展開がなされています。個人を対象とした遺伝子検査は、期待されている反面、検査結果をどう解釈し、どう生かすか、注意すべきポイントは少なくありません。初級DNA アドバイザー認定資格取得要件も兼ねた本セミナーでは、この分野の第一線でご活躍の先生方をお招きして、その実例や課題、また未来も含めてお話いただきます。この機会にぜひご参加ください。

〇DAAJポスターJPEG_20221222

遺伝子検査セミナーポスター(PDF)


日時:2022年12月22日(木)18:00-21:00

主催:日本DNAアドバイザー協会(DAAJ)

共催:専門学校東京テクニカルカレッジ (TTC)

協賛:特定非営利活動法人 日本バイオ技術教育学会 (JABE)


演題・演者

1)遺伝子検査活用セミナー開会挨拶 

田村弘志 (Hiroshi Tamura, Ph.D. )

日本DNAアドバイザー協会会長、LPSコンサルティング事務所代表(博士(学術))


2)食事と遺伝子 

蒲池桂子(Keiko Kamachi, Ph.D.)

女子栄養大学 栄養クリニック教授 (博士(栄養学))、管理栄養士


3)栄養生化学と遺伝子バリアント 

香川靖雄(Yasuo Kagawa, MD, Ph.D.)

女子栄養大学副学長(医学博士)、医師


4)ゲノムリテラシーの醸成と教育 

大藤道衛(Michiei Oto, Ph.D. )

日本DNAアドバイザー協会理事、東京テクニカルカレッジ講師(博士(医学))


5)資格認定とその活用 

川口竜二(Ryuji Kawaguchi, Ph.D.)

日本DNAアドバイザー協会理事・ファウンダー、㈱プロップジーン代表取締役(博士(工学))


6)病気とゲノムの理解・本セミナー総括

村松正明(Masaaki Muramatsu, MD, Ph.D.)

日本DNAアドバイザー協会特別上級顧問、東京医科歯科大学名誉教授 (博士(医学))


★DAAJのDNAアドバイザー認定講習会を兼ねております。

★詳細ならびに会費を含めた申し込み方法は、下記DAAJウェッブサイトまたはQRコードからご覧ください。

日本DNAアドバイザー協会(DAAJ)

DAAJ QRコード

これまでの遺伝子検査活用セミナー

第12回の様子(2021年12月16日TTC実験室にてWEB開催)

第11回の様子(2020年12月17日TTC教室にてWEB開催)

→専門誌「医療と検査機器・試薬」2021年4月号に特集として掲載されました。→ここをクリック。 

第10回の様子(2019年12月12日TTC教室にて開催)

→専門誌「医療と検査機器・試薬」2020年6月号に特集として掲載されました。→ここをクリック 

第9回の様子(2018年12月19日TTC教室にて開催)


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